カープ! と聞けば誰しも耳にしたことがあるだろう! プロ野球チームの広島東洋カープのことだ。カープは伝統ある球団で、広島県民のカープ愛はとどまるところを知らない。
ただここで気になるのが「いやいやそもそもカープってなに?」ってところだろう。意味もわからずカープを連呼しているのもなんだか恥ずかしい気がする。
なので今回は、そんな広島東洋カープの「カープ」の由来を解説していくぞ!
【スポーツ雑学】広島東洋カープの「カープ」の由来は?
【雑学解説】広島東洋カープの「3つの鯉」に関係した由来
広島東洋カープの「カープ」の由来は3つの理由からきている。
この3つの理由をひとつずつご紹介するぞ!
名産だった鯉
広島県内を流れる川の名産が鯉だったこと。
広島市内に流れている太田川は鯉の名産だったのだ。この太田川から作られた三角州の中に今の広島市街は立っているのである。
広島城の別名『鯉城』
広島県のシンボルでもある広島城は、別名「鯉城(りじょう)」と呼ばれていた。
広島市内の中心にそびえ立っている広島城を囲む堀の池には、鯉がたくさんいたことからそのように呼ばれているようだ。鯉がたくさんいたから鯉城。非常にシンプルな別名である。
原爆からの復興
鯉は滝を駆け上り龍になるといわれている出世魚。その鯉が滝を駆け上る様子と原爆の被害から街を復興していこう! という想いを重ね合わせているようだ。実際に、原爆後は駆け上がるように街が復興していった!
主にこの3つの理由から、鯉を示す英語「カープ(carp)」を球団名に採用したようである。
広島東洋カープは1949年に創設され、1950年からプロ野球に参戦している。めっちゃ昔からあるチームでびっくりした。半世紀以上とは…歴史が深いな…。
【追加雑学】広島東洋カープの「東洋」は昔のMAZDAだった
広島東洋カープの「カープ」の由来はわかった。では「東洋」は? どこから来ているのかわからない…気になって夜も眠れない。
実はこの「東洋」は世界に誇る自動車メーカー・マツダの旧社名なのである。もともとは「東洋工業」という社名だったのだ。
もし昔の社名が残っていたら球場名も「東洋 Zoom-Zoom スタジアム 広島」になっていたかもしれない…。東洋をめっちゃズームする感じでおもしろかったかも。
雑学まとめ
今回は、広島東洋カープの「カープ」の由来を解説した。普段何気なく口にしているカープの名前にこんなに深い理由があったとは…
今まで全く知らなかった自分を恥じた。
プロ野球界で華々しい成績を収めているカープ。県民の愛情や原爆からの復興を込めた意味からつけられた名前だ。これからも鯉のようにプロ野球界を駆け上がれカープ!