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南極で発見!日本が所持する隕石の数は世界第二位|宇宙雑学

日本の隕石の所持数は世界第二位という雑学

宇宙の不思議の1つである隕石。実は隕石は流れ星として、けっこう日常で目撃することができる。

通常、隕石は流れ星のように大気圏で燃えながら、地球に向かって落ちてくる。まれに大きなものは形を残したまま地球へ落下。それが隕石と認識されているのだ。

その隕石の所持数、実は日本が世界第二位なのだ。この小さな島国で世界二位…。隕石が落ちてきたなんてニュースはめったに耳にしないのに、なぜだろう?

今回は、日本が隕石の所持数・世界第二位というトリビアについて、解説していこう。

【宇宙雑学】日本の隕石の所持数は世界第二位

日本は国土が小さいながらも、隕石の所持数は世界第二位を誇っている。

【雑学解説】南極で大量の隕石を発見できたから

世界地図を見ても分かる通り、日本は国土が小さい。当然、落ちてくる隕石の数も少ない。

それにも関わらず、隕石の所持数は世界第二位なのだ。なぜなのだろうか?

日本が隕石所持数・世界第二位の理由、それは南極で大量の隕石を発見できたから。はじめは1969年、南極大陸にある山と山脈のふもとで9個の隕石を南極観測隊が発見する。その後、2010年までに16,836個もの隕石を発見しているのだ。

この驚異的な隕石の数は1974~1975年に訪れた観測隊が、わずか10日間で663個もの隕石を発見できたことが大きいといわれている。なぜそれほどの数を見つけられたのだろうか? それは南極で氷上に黒い大量の隕石が散らばっている場所を日本が発見したからだ。

南極ってそんなに隕石があるの? と不思議に思った君。気持ちは分かるぞ。南極大陸には月や火星から飛来してきた隕石が多くあるといわれている。

この月や火星から飛来してきた大量の隕石を発見したのが違う国だったら、日本は隕石所持数・第二位にはなれていなかった。

しかし、日本は偶然大量の隕石を見つけたわけではない。きちんと、事前に「このあたりに大量の隕石があるのではないか」と、調査した結果に基づいて出向いている。

ここで日本の保有隕石は全部南極からなの? と思った人も多いかもしれない。そんなことはない。

実は日本にも隕石は落ちてきている。信じられないという人のために、次のような映像を用意したから、ぜひ確認してほしい。

動画をみて分かるとおり、今まで日本に落ちてきた隕石の数は50個ほど。少ないように感じるかもしれないが、国土の大きさを考えたらむしろ多いほうなのかもしれない。

ちなみに、南極で発見された隕石の一部は、観測隊員として大きな貢献をした研究者・矢内さんの岩手県の自宅「月の石・火星の石展示館」でみることができる。石や隕石を実際にみることができるのもすごいが、個人的には自宅に展示館を設置できるのがすごいと思ってしまった。

【追加トリビア①】世界最大の隕石はアフリカ南部にある

地球に落ちてきている隕石の大きさは、実にさまざまだ。その中でも世界最大の隕石といわれているのが、アフリカ南部に位置するナミビア共和国で1920年に発見された「ホバ隕石」だ。

気になるその重量は、なんと発見当時で66トン。縦横それぞれおよそ2.7メートル、高さ0.9メートルというあまりの大きさに動かすことができず、畑の中央に放置されたままだったという。

しかし、畑にそんな大きい隕石があっては農作業ができない。そのため、隕石を破壊しようとする人たちが現れた。そりゃそうだろう、仕事にならないもの。

「貴重な隕石を壊されてはならない」ということで、その後国は隕石を破壊されないようにしようと、畑の隕石を1950年に国定記念物に指定し保護した。その結果、現在でも隕石は無傷で残っているというわけである。

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【追加トリビア②】世界最古の隕石は日本に!

世界最大の隕石はないけれど、日本だって負けてはいない! なんと世界最古の隕石は日本にあるのだ。

今まで世界最古の隕石は、1492年11月7日にフランス北東部のエシスハイムに落下した127キロのものといわれていた。しかし、新たに福岡県直方市でそれよりも前に落下したと思われる隕石が見つかる。その隕石は推定861年5月19日だ。

それまで世界最古とされていた1492年という記録を一気に更新した。

日本にある世界最古の隕石は、福岡県の須賀神社に保管されている「直方隕石」。ちなみに、その重量は、0.472キロ。

重さでは今まで最古といわれていたものに勝てない。しかし、世界最古の隕石が日本で発見されたというだけでも十分素晴らしいと思う!

【追加トリビア③】隕石の名前は発見された地域の郵便局の名前!?

隕石は地球に毎日に落ちてきているようなのだが、その大量の隕石の名前はどうやって決めているんだろうか?

惑星や星の場合、発見者の名前がつけられることが多い。では隕石は?

隕石の場合、隕石が落下した地方を担当している郵便局の名前がつけられるのが、なんとなく世界共通の認識になっているといわれている。発見者の名前でない理由は、揉めそうだからというシンプルなものだ。

隕石なら消防や警察でもいいのに、どうして郵便局なの? と思った人も多いだろう。この答えも実にシンプル。答えは消防や警察は隕石が落ちた地区にない可能性があるが、郵便局は必ずあるからだそう。

実際、世界の砂漠や山脈でもそこに国家が存在しているのであれば、郵便局があるため郵便物が届くようになっている。そんなわけで、隕石の名前は落ちた地区にある郵便局の名前ということになっているようだ。

ちなみに、隕石が落ちた場所が複数の地域にまたがっている場合は、最も大きい隕石の破片が見つかった地区の郵便局の名前になるらしい。隕石まで担当していたなんて、郵便局ってすごいんだな!

トリビアまとめ

日本が隕石の所持数・世界第二位というトリビア、どうだっただろうか?

ちなみに、日本では、隕石を一番はじめに拾い上げた人に所有権があるといわれている。つまり、隕石を所有したいなら「私が一番最初に拾ったので、私のです!」といえばいいのか。

もしも、隕石を発見する機会があり、所有したいという気持ちがあるならば、覚えておいたほうがいいだろう。

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