鬼ごっこと双璧を成す、ド定番中のド定番の子供の遊び「かくれんぼ」。
私も子供の頃はよくやったものだが、鬼になって探すのは面倒だったし、隠れる側になったものの存在感がなさすぎたらしい。みんな筆者のことを忘れて先に帰ってしまったこともあったので、かくれんぼは嫌いだった。
しかし、世界に目を向けると、大人も真剣にかくれんぼをする大会が存在するのだ!
今回は、知る人ぞ知る「かくれんぼ世界選手権」をご紹介していこう。
【面白い雑学】「かくれんぼ世界選手権」とは?
【雑学解説】イタリアの「かくれんぼ世界選手権」について
イタリアでは大人が真剣にかくれんぼをする「かくれんぼ世界選手権」が開催されている。
出場資格18歳以上というこの世界選手権は、イタリアの北西部のゴーストタウン・コンソルノ村が開催場所で、2010年からほぼ毎年夏ごろに開催されている。
ただし、2018年は資金難で中止となっており、2019年も開催されていない模様だ…。
かくれんぼ世界選手権のルール
鬼役は運営側が用意、参加チームは5人1組となっており、各チームは色で分けられている。試合は1ラウンドごとに、1人ずつの参加となる。
鬼が目をつぶっている60秒間の間に、選手たちは敷地内に各々かくれる。ちなみに、かくれるための道具の持参も可らしい。そして60秒経ったら、鬼役は選手たちを探し始める。
かくれんぼをする敷地内には「ホーム」と呼ばれるマット状のものがあり、鬼に見つかりチームの色を叫ばれこのホームにタッチされると、そのチームはアウトとなる。
逆に、選手が鬼に見つからないように先にホームにタッチできれば、そのチームに得点が入る。この得点の多さで順位が決まるのだ。
なお、運営側から選ばれた鬼役は、アメフトやラグビーの選手などの精鋭ぞろいらしいので、がっつりタックルを決められることもあるという。おいおい、どうしてそんな「ガチ」な人を呼んでくるんだよ…。
では、大人たちが真面目に行うかくれんぼの模様をお届けしたいと思う。「かくれんぼ」というより、個人的には「鬼ごっこ」に近いと思うのだが…。
「かくれんぼ世界選手権」の雑学まとめ
イタリアでは「かくれんぼ世界選手権」が開催されているが、ここ2年ほど続けて不開催となっているようなので、ぜひまた復活してほしいところである。
個人的には、大人が無邪気にゲームを楽しむ姿には、けっこう癒されるものがあると思うのだが…。