武将・武士

金太郎→坂田金時へ。成長して武士になったアフターストーリーとは?

「金太郎」は成長した後、坂田金時として鬼退治に行くという雑学

クマにまたがって馬の稽古をしたり、山の動物たちと相撲を取ったりする少年の昔話・「金太郎」。「金太郎」のラストで、「金太郎は成長して、偉いお侍さんの部下になった」という流れがあることを知っているだろうか?

実は「金太郎」は、別の昔話の登場人物として、成長した姿で出てくるのだ! 成長した後の金太郎は、いったいどんな人物になったのだろうか? 今回は、知っているようで知らない「金太郎」にまつわる雑学を紹介しよう。

【歴史雑学】「金太郎」は成長した後、坂田金時として鬼退治に行く

秀吉くん
♪まーさかのまーさかの金太郎〜
信長さん
猿、『まさかりかついだ金太郎』だぞ。この金太郎という人物は、『坂田金時(さかたきんとき)』という名前で、『酒呑童子(しゅてんどうじ)』という鬼を退治しに行く昔話にも登場しているんだ。

【雑学解説】強いお侍さんのお供で鬼退治!

強いお侍さんのお供で鬼退治!についてのトリビア

「金太郎」の話で、金太郎はラストにお侍さんの部下になったという流れがある。この時に、金太郎が部下となったお侍さんが、源頼光(みなもとのらいこう)だ

昔話のなかに「大江山(おおえやま)鬼退治」という話があるのだが、この話の中に金太郎は登場している。ただし、この時には金太郎は成長して名前を変え、「坂田金時」という人物で登場している

とはいえ、「大江山鬼退治」では上司の頼光が主人公で、金太郎である坂田金時は脇役。そのため、残念ながら坂田金時(金太郎)は「ヒーローの頼光と一緒に鬼退治した部下の1人」として扱われている。

信長さん
この『坂田金時』は、平安時代後期に実在に存在した人物といわれているのだ。

同じ「〇太郎」系の昔話である「桃太郎」や「浦島太郎」に比べると、微妙にパッとしないと思うのは、私だけだろうか?

関連雑学

おじいさんになった浦島太郎には後日談があるという雑学
"浦島太郎"の続編のあらすじとは…?乙姫メンヘラ説。

続きを見る

スポンサーリンク

【追加雑学】金太郎も入っていた「頼光四天王」

金太郎も入っていた「頼光四天王」についてのトリビア

源頼光と「頼光四天王」

「大江山鬼退治」では、頼光の部下の1人として登場していた金太郎。物語上では脇役だったので、どこかパッとしない未来だなと思えるかもしれないが、金太郎はそれなりに優秀な部下だったことが伺える。

なぜかというと、金太郎は「頼光の数ある部下のうちの1人」というのではなく、「頼光四天王の1人」だったからだ。

「頼光四天王」というのは、「頼光の部下の中でも、特に優秀だった4人の部下」のことを指す言葉である。この四天王に数えられたのが、

  • 坂田金時(=金太郎)
  • 渡辺綱(わたなべのつな)
  • 碓井貞光(うすいさだみつ)
  • 卜部季武(うらべすえたけ)

渡辺綱は、大江山以外にも一条戻橋(いちじょうもどりばし)に現れた鬼を撃退している。

碓井貞光は、人々を苦しめる大蛇を退治したことがある人物だ。

卜部季武は、弓の名手で、大江山の他には「滝夜叉姫(たきやしゃひめ)」という妖術使いの話にも出てくる。

どの人物も、鬼などの妖怪と戦った経験をもっている。そして「とても強い武士」という伝承も共通してあり、そんな3人と金太郎は同格に扱われていたのだ。

たしかに「大江山鬼退治」では、金太郎は脇役でパッとしないと思えるだろう。しかし、上司である頼光の縁の下の力持ちで、優秀な武士として評価されているようだ。

信長さん
上司が目立つように陰で支えるのが、真に有能な部下だよな?お前は前に出すぎなんだよ。
秀吉くん
ちょ…信長さん、僕が天下とったからって嫉妬しないでくださいっすよ!

雑学まとめ

金太郎→坂田金時へ。成長して武士になったアフターストーリーとは?についての雑学まとめ

まさかりを担ぎ、山の動物たちと相撲をとる、力持ちで心優しい少年・金太郎についての雑学を紹介してきた。そんな彼は、成長したら鬼退治に行くのだ。

鬼退治をする昔話では脇役ではあるが、有名な武士・源頼光の四天王として、優秀な武士であると評価されている

「桃太郎」や「浦島太郎」に比べると、あまりパッとしない「金太郎」だが、こうして見ると、やはり人々に愛されてきたキャラクターなのだと思う。

秀吉くん
信長さん、忘れたんっすか?僕、信長さんの草履を胸元で温めたりもしてたじゃないっすか!
信長さん
お前のそういうしたたかなところ、あまり信用できないんだが…。

いま読まれている記事

© 2020 雑学カンパニー