アメリカ

実は海外生まれ!"こっくりさん"のルーツは日本じゃなくアメリカ

雑学カンパニー編集部

雑学カンパニーは「日常に楽しみを」をテーマに、様々なジャンルの雑学情報を発信しています。

「こっくりさん」は西洋生まれという雑学

鳥居・五十音・はい・いいえが書かれた紙に10円玉を置き、参加者全員が10円玉の上に指を置いて「こっくりさん、こっくりさん、おいでください」という呪文を唱え、霊を呼び寄せて占いをする「こっくりさん」

ホラーの題材にも使われ、禁止令が出た学校もあるという「こっくりさん」は、実は西洋生まれということを知っているだろうか?

今回は、知っているようで知らない「こっくりさん」についての雑学を紹介しよう。

【世界雑学】「こっくりさん」は西洋生まれ

ロバート
日本には『こっくりさん』っていう占いがあるらしいぜ?なんでも幽霊を呼び出すんだとか…日本人らしいユニークな発想だな!
エイミー
こっくりさんは日本生まれじゃないわよ?ルーツは西洋の『テーブル・タンニング』や『ウィジャーボード』よ。アメリカを通して伝わったの。

【雑学解説】アメリカを通して渡ってきた「こっくりさん」

アメリカを通して渡ってきた「こっくりさん」についてのトリビア

私が子供のころには、すでに「こっくりさん」の噂があったので、日本に昔からあるオカルトの1つだと思っていた。しかし、そのルーツは西洋にあったのだ。西洋では「テーブル・ターニング」「ウィジャーボード」が、日本における「こっくりさん」だ。

日本には明治時代から伝わり、現在ではホラーの題材の1つとしてよく知られている。

エイミー
ここからはこっくりさんの元になった『テーブル・ターニング』と『ウィジャーボード』のやり方を紹介していくわよ。

テーブル・ターニング

「テーブル・ターニング」というのは、丸いテーブルの回りに複数人が集まって、テーブルに手を乗せて呪文を唱えて神様を呼ぶ占いである。「イエス」ならテーブルの足を1回叩き、「ノー」なら2回地面を叩く。

この「テーブル・ターニング」が明治時代にアメリカから日本に伝わってきて、テーブルが「こっくり、こっくり」と傾く様子から、「こっくりさん」と名付けられた。

そして日本では、テーブルの代わりに3本の竹の上におひつのお盆を乗せて、布をかぶせた。そこに手を乗せて、その傾きによって占いを行ったのだ。

「こっくりさん」といえば、10円玉と紙を使ったイメージがあるのだが、おひつを使った方法もあったとは知らない人は多いだろう。私も10円玉と紙を使う以外にも、「こっくりさん」をやる方法があるんだと思ったほどだ。

ロバート
竹とおひつを使ったほうがなんか日本っぽいムードがあっていい感じそうだな!

歴史的にはこちらが古いのだが、次に紹介する「ウィジャーボード」が伝わり、時が流れるにつれて「ウィジャーボード」由来のこっくりさんが有名になったのかもしれない。

ウィジャーボード

ヴィジャーボードについてのトリビア

私たちがよく知る、10円玉と紙を使った方法は、「ウィジャーボード」に由来する。

「ウィジャーボード」とは、1892年にアメリカのパーカー・ブラザーズ社が開発した占い用のゲームだ。1枚のボードに、アルファベット・アラビア数字・「イエス・ノー・グッバイ」の文字が書かれており、まさによく知られている「こっくりさん」に似ている。

これは私の推測なのだが、先ほど紹介した「テーブル・ターニング」由来の「こっくりさん」は、竹やおひつなど準備しなければならない物が多い

しかし、「ウィジャーボード」由来の「こっくり」さんは、10円玉と紙があればどこでもできるという利点がある。そういった気軽にできるポイントから、こちらの方法の「こっくりさん」が広まったのかもしれない。

エイミー
ちなみにウィジャーボードの『ウィ』はフランス語の『はい(Oui)』、『ジャ』はドイツ語の『はい(Ja)』、つまり造語なの。

スポンサーリンク

【追加雑学】戦時中の「こっくりさん」エピソード

戦時中の「こっくりさん」エピソードについてのトリビア

「お帰りください」といっても帰ってくれない「呪う」など不吉な言葉を回答してくるなど、怖いエピソードの多い「こっくりさん」。私もホラーなイメージしかない。しかし、「こっくりさん」にはこんなエピソードがある。

松谷みよ子という人が書いた「現代民話考2」という本には、「こっくりさん」にまつわる話が2つある。どちらも太平洋戦争中のもので、海外の戦地に行った日本兵たちが、「こっくりさん」で占いをした。

1つ目の話では、「戦争がいつ終わるのか?」という質問だった。こっくりさんが答えるには、「昭和23年に日本が大勝利」とのこと。しかし、実際には負けてしまった。その理由を聞くと、こっくりさんはこう答えた。

「原爆に驚いた」

さすがのこっくりさんも、終戦の決定打となる原爆を予想することができなかったようだ。

ロバート
こっくりさんですら原爆は予想外だったのか…オレたちがやったことだからコメントしづらいぜ…。

2つ目の話では、「戦争の勝敗はどうなるのか?」という質問。こっくりさんが答えるには、「来年の7月に負ける」というものだった。

この占いが太平洋戦争中いつ行われたのかは分からなかったが、実際に終わったのが8月という点を考えると、「7月」という答えはなかなか惜しい占いだったと思う。

たとえ海外に行っていても、海を越えて占いをしてくれることが分かるエピソードだ。このエピソードを見たとき、ホラーなイメージから、少々意外な印象を受けたことを覚えている。

エイミー
戦争なんていう先の読めない特殊な環境だと、より占いに頼りたくなるかもしれないわね。

雑学まとめ

実は海外生まれ!"こっくりさん"のルーツは日本じゃなくアメリカについてのトリビアまとめ

意外にも西洋生まれだった「こっくりさん」についての雑学をご紹介してきた。もともと「テーブル・ターニング」「ウィジャーボード」というものが、明治時代にアメリカから日本に渡ってきて、日本流にアレンジされて今の「こっくりさん」になっている。

「降霊術」というオカルトな要素があるからなのか、今ではすっかりホラーの題材の1つとなってしまった。

もともとこっくりさんが怖い存在だったからなのか、私たちが「こっくりさんはヤバイ、怖い」といい続けたから怖い存在になっているのか…今でも不明である。

エイミー
テーブル・ターニングやウィジャボードでもホラーな話はあるけどね。例えば…。
ロバート
STOP STOP!!オレ、ホラー話は苦手なんだ!今晩トイレに行けなくなるじゃねぇか!
エイミー
アンタって本当にガキよね。

いま読まれている記事

  • この記事を書いた人

雑学カンパニー編集部

雑学カンパニーは「日常に楽しみを」をテーマに、様々なジャンルの雑学情報を発信しています。

© 2021 雑学カンパニー