野球…ベースボールとはまた違う醍醐味があり、日本独自に進化したといってもいいスポーツ。こんなにも日常に溶け込み、人々を熱狂させるスポーツがあるだろうか!
そして野球の西の聖地といったら、阪神甲子園球場。高校球児の憧れの舞台であり、阪神タイガースの本拠地としても有名だ。そんな阪神甲子園球場で、なんとサッカーの試合が行われたことをご存じだろうか!?
ということで今回は、阪神甲子園球場に関する雑学を紹介しよう! 野球ファンだけでなく、サッカーファンも必見だ!
【スポーツ雑学】阪神甲子園球場でサッカー・Jリーグの試合が行われたことがある
【雑学解説】多くの観客が入った「甲子園×Jリーグ」
その試合はガンバ大阪VSヴェルディ川崎、行われたのが1994年2月。
残念ながら公式戦ではなくプレシーズンマッチだった。まぁ…チケット代金とか、いろいろお金が絡むことだから公式戦はできないか…。
Jリーグが開幕した1993年の翌年ということもあり、当時はまさにJリーグバブルといえる時代。その時のサッカー好き世代には、バルーンから出てくるキングカズが脳裏に焼き付いているのでは?
その人気にあやかったのかは定かではないが、イベントの一環として、当時近畿唯一のチームだったガンバ大阪と、三浦知良選手をはじめ人気選手が多く所属していた初代Jリーグ年間王者・ヴェルディ川崎の試合が行われたのだ。
今の時代でいえば、羽生結弦選手が甲子園でスケートをするくらいスゴイことではないだろうか。
観客動員数も2万~3万人と、当時のガンバ大阪のホームゲームの平均を上回るくらいで、イベントとしては阪神甲子園球場の90年史に載るくらいには成功している。
ただ、その試合に三浦選手は出場しなかったのだが…。甲子園でのお馴染みの「金返せ!」のヤジが飛ばなかったのか、心配でならない…。
【追加雑学①】そもそも甲子園球場は野球のために作られていない
今となっては甲子園=野球というイメージだが、そもそも甲子園球場は、陸上競技や他の球技も行うことも考えて建てられたのだ。
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そのため、当時の名称は甲子園大運動場。なんだろう…少しワクワクする名前だ。バスケットボールや水泳も開催されていたのだから、当時としては最先端の場所だったのだろう。
当然、他の競技も行えるように造られた球場であるからめちゃくちゃ広い。
しかも浜風という特有の風も相まって、甲子園は野球ファンのあいだではホームランになりにくい球場としても知られている。そんな中で、ホームランを40本以上打った金本アニキは最高だ!
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【追加雑学②】甲子園で…スキージャンプ大会だと…?
甲子園ボウル(全日本大学アメリカンフットボール選手権大会)など、野球以外のことも意外と開催されている甲子園球場だが、そのなかでも1番驚くべきものはスキージャンプ大会だろう!
1938年と1939年の2回行われたこの大会は、実に4万人を動員する大成功のイベントになった。甲子園がある兵庫県西宮市はほとんど雪の降らない地域であるため、雪を運んで来なければいけないし、ジャンプ台も作らなければならない。
しかも雨が降ればおそらく中止。そんな危険をおかしてでも決断した行動力と粋な発想が成功に導いたんだろう! …これ本当に羽生選手のスケートもできるんじゃないの?
【追加雑学③】東京ドームでもJリーグの試合が行われていた
阪神の永遠のライバル・読売巨人軍…。そのホーム球場である東京ドームでも、サッカーの試合が行われていた!
こちらはJリーグが発足した1993年に、海外のチームを招待して3試合行われた。しかも、グラウンドに天然芝を敷くという豪華さ! やっぱりJリーグバブルは違うなぁ…。
雑学まとめ
阪神甲子園球場に関する驚きの雑学を紹介してきた。甲子園球場でサッカーだけでなく、スキージャンプ大会まで開かれていたとは…。野球のシーズンオフである11月~2月の間ならいろいろな競技ができそう。実施されたらぜひ観に行ってみたいものだ。
…やっぱり羽生選手のスケートできるよね? 真央ちゃんなんかも呼んで…ザギトワちゃんなんかも見てみたいなぁ!
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