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実は下手。百獣の王・ライオンの賢い(ズルい)狩りの方法とは?【動画あり】|動物雑学

ライオンは自分で捕まえるより獲物を横取りすることが多いという雑学

ライオンは百獣の王と呼ばれている。百獣とはあらゆる獣を意味する言葉なので、ライオンは全ての獣の王と呼ばれているわけだ。

百獣の王と呼ばれるだけあって、非常に強い動物だと認識されている。子供に「一番強い動物はなにか?」と質問するとライオンという答えが一番多いという。

そんなライオンは、実は狩りが下手な動物だと知ったら驚く人が多いだろう。基本的に獲物を横取りしたり、死んだ動物の肉を食べることが中心なのである。

【動物雑学】ライオンは自分で捕まえるより獲物を横取りすることが多い

ライオンは獲物を横取りすることの方が多い。

【雑学解説】ライオンは狩りが下手なので横取りや死体を食べるのが中心

ライオンは、百獣の王というイメージから最強の動物と思われている。狩りも上手いと思われており、ライオンが仕留めた獲物の余りを他の動物が食べていると考える人もいるようだ。

実は、ライオンは狩りがうまいわけではない。ライオンはネコ科の動物では、群れで狩りを行う唯一の動物である。しかし、狩りの成功率は20%ほどと考えられている。

この成功率は、単体のネコ科の動物と比べて低いわけではない。ライオン以上に大きなトラの狩りの成功率は5%程度である。しかし、ライオンは群れで行動しているため、単体で狩りをする動物よりもはるかに多くの獲物を必要とすることになる。

ライオンは、自力で獲物を確保するのは難しいのである。ライオンと同じ地域に住んでいる動物で、狩りの成功率がかなり高いのは実はブチハイエナである。

ブチハイエナも集団で狩りをする動物だが、狩りの成功率は70%といわれている。なんとライオンの3倍以上である。これだけ狩りの成功率が高いと食料のかなりの部分を自力で賄うことができる。

しかし、狩りの成功率が70%にもなるブチハイエナですら、自分の力だけで全ての食料を用意できるわけではないのだ。死体や他の動物が仕留めた獲物を横取りすることもある。

自力で獲物を仕留めるのが苦手なライオンにとって、食料を用意するのは大変な問題だ。食料の大部分を他の動物の獲物を横取りしたり、病気やけがで死んだ動物を食べることでまかなっているのである。

下の動画はライオンがハイエナから獲物を横取りする様子を撮影したものだ。

ブチハイエナとライオンは獲物を奪い合っているが、力の強いライオンがブチハイエナから横取りすることの方が多い。それなのにライオンが悪役にされないのは、威厳のある姿と百獣の王と呼ばれることが影響しているのかも。

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【追加トリビア①】オスのライオンは狩りをしないわけではない

ライオンが獲物を横取りばかりしているというのはイメージが悪くなるが、実は別の意味でライオンのイメージを覆す事実も判明している。

オスのライオンは全く狩りをしないで、メスのライオンが狩りをするというのはそこそこ有名な話。狩りをするとしても、食料が少なくなった際にメスの狩りに参加するくらい。

あくまで狩りの中心はメスのライオンであり、オスはヒモと呼ばれることもあるくらいだ。しかし、オスのライオンが自分よりもはるかに大型の動物を狙って、狩りを行うことは珍しくないこともわかってきている。

オスのライオンは、大物狙いのハンターなのである。考えてみれば、群れを持たないオスライオンは自力で獲物を捕らえる必要がある。オスだけで狩りを行うのも当然といえるだろう。

しかし、いくらオスのライオンがメスより大型で強いとはいえ、相手はオスライオンの何倍もある超大型の草食動物である。

狩りの正確な成功率はわからないが、ライオンがこれらの超大型の動物を食べる機会は少ない。メスが狩りを成功させる確率よりも低いことは間違いないだろう。

【追加トリビア②】ライオンとハイエナはライバル関係である

ライオンの獲物を奪う悪役のイメージがあるブチハイエナだが、実際はライオンよりも自力で獲物を仕留めることは多い。それだけでなく、ライオンとブチハイエナは殺し合うこともある天敵同士なのだ。

獲物を奪い合うライバルの肉食動物は殺し合うことは珍しくない。ライオンは同じネコ科のヒョウやチーターを食べる目的ではなく、ただ殺すことでも知られている。

そして、ライオンがブチハイエナを殺そうとすることはよくある。体格で劣るハイエナが殺されてしまうことは珍しくない。しかし、ブチハイエナはライオンに一方的に狙われるわけではない。

なんとブチハイエナは、ライオンを襲うアフリカで唯一の肉食動物なのだ。1対1では勝ち目はないため、数の差がないと難しいが、ハイエナがライオンを殺してしまうこともあるという。

ブチハイエナはライオンよりは小さいが大型のものになると、体重は100キロ近くある。これはアフリカの肉食動物の中ではライオンに次ぐサイズなのだ。

しかも、ライオンはハイエナを食べないが、ハイエナがライオンを食べることは確認されている。百獣の王と呼ばれるライオンが、まさか捕食されるとは驚きである。

狩りをする場合、どの肉食動物でも体の小さいものや弱っているものを狙うのが当たり前である。しかし、ライオンが自分より小さな草食動物に殺されることも現実に起こるのだ。

ライオンは群れで生活しているが、ネコ科の動物では非常に珍しいことのようだ。ライオンが群れを作るのはハイエナを警戒したためという説もある。

トリビアまとめ

ライオンは自分で捕まえるより獲物を横取りすることが多いというトリビアをご紹介した。横取りといっても簡単に獲物が手に入るわけではなく、戦いになることはよくあるらしい。

数の多いブチハイエナの群れは、ライオンにとってもかなりの脅威である。ライオンがハイエナに殺されることは少ないが、噛みつかれて傷を負うことは珍しくない。

横取りと書いてしまうとイメージが悪いが、獲物を奪い取ることは決して楽ではない。狩りをするよりも、横取りする方が危険なこともあるのだ。

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