「マラソン」と聞いて、あなたは何を思い浮かべるだろう? 学生時代にマラソン大会などで無理やり走らされて、「つらいし、しんどい」という思い出のある人も多いだろう…。
逆に、最近のマラソン・ランニングのブームで、「マラソンは大好きだ」という人もいるに違いない! もしくは自分は走らないで、観るのが専門だけど「マラソンファンなんだ」という人もいるのでは!?
人それぞれに色んな思いのあるマラソンだが、それではなぜ「マラソン」という名前が付いたのだろうか?
…んっ!? そういわれてみればマラソンの由来なんて全然知らないぞ…ということで、今回の雑学ではマラソンの名前はどこから来たのか調べてみた。
【オリンピック雑学】マラソンの由来は「マラトンの戦い」
【雑学解説】マラソンの由来になった「マラトンの戦い」とは?
ギリシャとペルシャの争いが激しかった紀元前450年ごろに起こった「マラトンの戦い」。これがマラソンの由来ということだが、それでは「なんで戦いの名前がマラソンの由来になってるの?」というのが気になる…。
なんでも「フェイディピデス」という1人のギリシャ兵が、ペルシャの大軍との戦いにギリシャが勝利したのを伝えるために、マラトンからアテネまで走ったことが由来になっているのだそうだ。
そしてそのフェイディピデスはというと、戦いに勝利したという大切な伝令を伝えるとその場で息絶えてしまった…。
そこで第1回目の近代オリンピックがアテネで行われた際に、そのフェイディピデスを偲んで「マラトンからアテネ競技場までの競争」が競技の1つとして加えられた。それがマラソンの始まり。
まずペルシャの大軍と戦っただけでも命がけであっただろうに、その直後に、負傷した身体を引きずりながら長距離を走ってアテネまで自国の勝利を伝えたというのだ。その素晴らしい勇気と精神力は、称えられるにふさわしいものであろう。
ちなみに「マラソン」という名前になったのは、「マラトン」を英語読みしたものだからということである。マラソンの由来が、このように紀元前までさかのぼるような話だったとは、正直全く想像していなかった。かなりの驚きである。
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【追加雑学】マラソンの日はいつ?
9月12日は「マラソンの日」。「マラソンの日」なんてあったんだ! と、こちらも私にとっては驚きである。
この「マラソンの日の由来は?」というと、名前の由来と同じように、やはり「マラトンの戦い」から来ているようだ。先ほど登場したギリシャのフェイディピデスが、アテネまで走って戦争の勝利を伝えたその日が9月12日だというのである。
そんな紀元前の記録が、年号だけでなく日付まで、よく残っていたものだと感心してしまう。
雑学まとめ
マラソンについての雑学を紹介してきた。
最近のブームでマラソン人口やマラソンファンは増えているのでは!? と思うが、マラソンにこんなドラマティックな由来があったとは、皆さんご存知だっただろうか?
まさか紀元前までさかのぼるとは、私は全く想像もしていなかった。これからマラソンを観るときは、これまで以上に楽しめそうである。
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