高くそびえ立つ山を見ていると、自然の雄大さに感動する。登山が好きな人は登ってみたいと思うのかもしれないが、私は体力に自信がないので風景として楽しみたい派だ。
登山家がエベレストに挑戦したとニュースで聞くたびに、すごいと思う。あのエベレストだぞ? エベレストといえば、ネパールと中国をまたぐ、地球で一番高い山ではないのか?
エベレストが地球一高い山だと思っていたが、地球一高い山はハワイにあるらしい。この雑学について調べてみると、なんとハワイには地球で最も体積の大きい山や、世界最大の迷路まであった。常夏の楽園ハワイのスケールの大きさに驚くこと間違いなし!
【自然雑学】世界一高い山はハワイのマウナ・ケア山
【雑学解説】マウナ・ケア山は海底からそびえ立つ地球一高い山
地球で一番高い山はどこかと聞かれたら、エベレストと答える人が多いと思う。エベレストは「世界最高峰」といった表現もされる。世界で最も高いと書くのだから、地球一高いのでは?
では実際に地球一高い山を探してみると、「マウナ・ケア山」という山がハワイにあることがわかった。マウナ・ケア山はエベレストよりも高い山のようだ。どんな山なのか、動画で見てみよう。
動画の冒頭で、マウナ・ケア山を遠くから見た姿が確認できる。大きな山ではあるが、それほど高さはない気がする…。車の通れる道路があるのも、地球一高い山のイメージと違うような…。もっと登るのが大変だと思っていた。
地上4,000mからの眺めと紹介されているように、マウナ・ケア山の標高は4,205mしかない。ちなみに、エベレストの標高は8,848mだ。あれ? エベレストのほうが高いぞ?
標高ではエベレストが勝っているのに、なぜマウナ・ケア山が地球一高い山なのか。実は、エベレストは陸地に立っている山だが、マウナ・ケア山は海底から立っているという違いがある。
山の高さをあらわす標高は、海面からの高さで測られている。海底から立っているマウナ・ケア山にとって、標高の4,205mは山全体の一部でしかないのだ。
海底に広がる山のふもと部分の裾野(すその)から高さを測ると、マウナ・ケア山は10,203mもある。エベレストよりも高い! 地球一高い山は、海底からそびえ立つ巨大な山だったのか…!
おすすめ記事
-
下山時に8キロ!エベレスト登山はゴミを持ち帰るのが義務
続きを見る
スポンサーリンク
【追加雑学①】地球で最も体積の大きい山はハワイのマウナ・ロア山
ハワイにはマウナ・ケア山以外にもすごい山がある。「マウナ・ロア山」という山が、「世界一体積の大きい山」として、ギネスに認定されているのだ。
マウナ・ロア山の体積は、約75,000立方kmと推測されている。75,000立方kmって、規模が大きすぎて想像できない…。日本の富士山の体積は、約1,400立方kmだそうだ。富士山も大きいのに、マウナ・ロア山けた違いすぎる…!
補足のトリビアだが、ハワイの言葉で「マウナ」は「山」を意味する。マウナ・ケアは「白い山」で、マウナ・ロアは「長い山」という意味だ。名前は長さが由来なのに、実際には体積が世界一ってちょっとおもしろい。
【追加雑学②】ハワイには世界最大の迷路もある
ハワイの誇る世界一は、山だけではない。なんと、世界最大の迷路まであるのだ! 世界最大の迷路は、ハワイのオアフ島にある「ドールプランテーション」というパイナップル農園に存在する。
ドールプランテーションは、ただの農園ではない。パイナップルのソフトクリームを食べたり、列車で園内をめぐるアクティビティを楽しんだりできる。アクティビティの一つが、2008年にギネスに世界最大の迷路と認定された迷路だ。
「パイナップルガーデン迷路」と名づけられたその迷路は、通路の長さが約4kmあり、広さは12,000平方mを超えている。4kmの迷路って、迷ったら出口にたどりつけなさそう…。
迷路の攻略にかかる時間は、45分ほどが目安のようだ。歩くペースや迷い方によっては、もっとかかる人もいるだろう。パイナップルガーデン迷路に挑戦する人は、時間に余裕をもって行くといいぞ!
雑学まとめ
今回は地球一高い山がハワイにあるという雑学と、ハワイに関するトリビアを解説した。山も迷路もスケールが大きすぎて、圧倒されてしまう…。
マウナ・ケア山では、星空や日の出を眺めるツアーも開催されている。地球一高い山で日の出を見られるなんて、ハワイってすごい!
おすすめ記事
-
【動画】ハワイで夜に虹が見える理由とは?【ナイトレインボー(ムーンボウ)】
続きを見る
-
早く来て!ハワイは毎年8cmずつ日本に近づいている【太平洋プレート】
続きを見る