風邪をひいて喉が痛いときに、実家では母親がお手製のはちみつレモンやはちみつ大根を作ってくれた、なんて思い出がある人も少なくないだろう。手作りのぬくもりも相まって、回復が早かったような気もするのではないか。
しかし大人になり一人暮らしをしていると、風邪をひいても手厚く看病してくれる人もいない。一人寂しくひたすらのど飴を舐めるしかない…。舐めすぎてそのうち舌が痛くなってくるのがまた悲しい。
そんなアナタに優しい助っ人がいるぞ! それはマシュマロだ。待て待て、まぁ見た目もフワフワしていて味も甘くてたしかに優しいイメージだ。ただ、喉が痛いときにそんなマシュマロがどうやって助けてくれるんだ?
痛いところを優しくなでてくれるとでもいうのか? そんな疑問についてお答えしていこう。今回はマシュマロの知られざるパワーについての雑学だ。
【人体雑学】喉が痛いときはマシュマロを食べるといい!
【雑学解説】マシュマロの原材料が喉の炎症に効く
風邪のときに食べると良いものといえば、はちみつ・かりん・大根・生姜・ネギなどがよく挙げられる。
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でも、マシュマロとはあまり聞いたことがないだろう。しかし意外にもマシュマロには喉の痛みを和らげてくれる効果があるという。
その秘密はマシュマロの原材料にあった。以前は多くのマシュマロに「マーシュマロウ」という材料が使われていた。なんともふざけた名前に聞こえるが、別名「ビロードアオイ」と呼ばれる植物の根っこを粉末にしたものだ。
そしてこの原材料に気道の炎症を抑える働きがあり、マシュマロが喉の痛みに効くといわれるようになったのである。が、しかし! 実は最近のマシュマロにはほとんどマーシュマロウが使われていない。
なんということだ。今回のトリビアはこのままではガセネタになってしまうではないか。雑学カンパニー始まって以来、まさかの涙のお蔵入り…。マーシュマロウ! 冗談は名前だけにしてくれ。
がっかりするのはまだ早いぞ! 実は、現在作られているマシュマロの原材料、ゼラチンにも喉の炎症に効果があるのだ。口の中で溶けたゼラチンが、喉の炎症した部分を優しく包み保護してくれる。
一人暮らしの人でも、マシュマロならばコンビニで手軽に手に入る。のど飴ばかりだと舌や口の中が痛くなってくるので、ぜひフワフワした甘くて優しいマシュマロによって心も喉も癒されてほしい。
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【追加雑学①】喉の風邪にはココア+マシュマロが最強!?
風邪をひいたときには身体を温めるのが良い。そこで、生姜湯や葛湯、ホットはちみつレモンなどが効果があるといわれている。でも実は、生姜よりも効果が高いのはココアなのだ。
ココアに含まれる「テオブロミン」という成分に、血流を良くし身体を温める働きがある。またその持続時間が他の飲み物よりも長く続くことがわかっている。
それで、喉の風邪のときには、喉の炎症に効くマシュマロと身体を温めるココアの組み合わせが最強といえるだろう。どちらも手軽に手に入り、作る手間がかからないという利点もある。
彼や彼女が風邪でダウンしたときには、このココア+マシュマロの最強ペアを差し入れしよう。痛みも緩和され、マシュマロとアナタの優しさに相手も癒されることだろう。バファリンの優しさよりも効いちゃうかもしれないぞ!
【追加雑学②】手軽にできる喉に良い○○水
他にもネット上で話題になっている、喉が痛いときに手軽にできる飲み物がある。それはあの定番ののど飴・龍角散を水に溶かした「龍角散水」だ。役者や歌手・声優など喉を酷使する職業の人にはよく知られた方法のようだ。
作り方は、500mlのペットボトルに水を一口分くらい減らして入れて、その中に龍角散のど飴を4~5個入れて溶かす、という超簡単なものだ。外出先でもできるので、旅行や出張のときにもありがたい方法である。
雑学まとめ
今回は、マシュマロが喉の痛みに良いという雑学についてご紹介した。一時はお蔵入りになるかと思われたが、昔も今も、マシュマロは喉の炎症に効く原材料で作られていることがわかって良かった。
冬の風邪が流行る時期には、マシュマロを常備しておこう!
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