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タコとイカでは"墨を吐く理由"が違うって知ってた?【動画】

雑学カンパニー編集部

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タコとイカで墨を吐く理由が違うという雑学

イヌ派vsネコ派のような、熱い議論にはならないとしても、タコvsイカは海の中で静かなバトルを繰り広げている。どちらもぐにゃぐにゃした生き物で、墨を吐くし、タコ焼きやイカ焼きもあって比較されることが多い生物だ。

というわけで、今回の雑学記事は、タコとイカの墨に注目して書いてみることにする。同じように見える墨でもここまで違うのかと、驚いてくれるのではないだろうか。

【面白い雑学】タコとイカで墨を吐く理由が違う

信長さん
タコは相手に見つからないように墨を吐き、イカは吐いた墨を自分と思わせるぞ。
秀吉くん
タコとイカでずいぶん違うんすねえ!

【雑学解説】タコ墨は煙幕の術で、イカ墨は分身の術

タコスミは煙幕の術で、イカスミは分身の術という雑学

タコもイカも、外敵から自分の身を守るために墨を吐くが、タコは周囲に墨をまき散らして、相手から自分がどこにいるかわからないようにして逃走する「煙幕の術」としてタコ墨を使う

タコは墨を吐くことで、自分の身を見えなくしていると考えがちだが、実は視力ではなく、嗅覚を奪うことを目的としている。

たとえば、タコの天敵はウツボだが、ウツボの視力は良くない。

その代わりにウツボは嗅覚が非常に優れている。タコはあまり大量の墨を吐くことはできないが、臭いを残すことによって、ウツボに自分の居場所を悟られないようにしているのだ。

こちらは、タコが墨を出している様子だ。

信長さん
おお…ほんとに煙みたいだな…!

一方イカは、敵が来ると、自分の姿に似せた粘り気のある墨を素早く吐き、相手にどちらが本物だかわからなくする「分身の術」としてイカ墨を使っている。

イカは素早く墨を吐くことによって、一見すると、いや無理やり見ようとすれば、細長いイカが泳いでいるような姿にも見える。

イカを捕食する生物は大型の魚で、それらは目で獲物を認識している。とはいえ、魚の視力はそれほど良いわけではないので、なんとなくイカに似ていれば間違えてくれるのだ。

こちらでは、イカが墨を吐く様子が撮影されているぞ!

秀吉くん
誰か見破るヤツいないんすかねえ…!

【追加雑学①】タコの足は8本、イカの足は10本?

タコの足は8本で、イカの足は10本と覚えている人が多いのではなかろうか。しかし、タコもイカも実は足の数は8本なのである。

しかし、実物のイカの足を数えると、10本あるように見える。やはりイカの足は10本なのではないだろうか…。よく見ると、イカの足のうち、かぎ爪の目立つ足が2本あることに気づくはずだ。

これは触腕といい、エサを採るときに使う腕なのだ。この触腕は使わないときには収納していることも多く、このときは8本にしか見えない。

ここではタコやイカの足と言っているが、実際には獲物を採るときにはこの足を使うから、足ではなくて腕ということもできる。腕だとすると、タコの腕は8本で、イカの腕は10本でよいことになるのだ。

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【追加雑学②】タコは赤くて、イカは白い?

タコは赤くて、イカは白いわけではないという雑学

タコの絵を描くときは赤く色を塗って、イカを描くときは白く塗ることがほとんどではなかろうか? 幼稚園児だろうが、大人だろうが同じように色を塗る。

では、実際のタコやイカの色は何色かというと、どちらも生息環境や威嚇のために色を変えることができるため、白っぽいものもいれば、赤っぽいものもいる。

では、なぜタコは赤で、イカは白、というイメージを持つ人がほとんどなのであろうか?

漁師でもない限り、タコやイカが生きている姿を見ることは稀で、食物としての姿を見ることがほとんどない。

すると、タコは茹でられて、真っ赤になった姿を思い浮かべることが多く、イカは刺身でも焼いたとしても、皮をはがれた状態で見ることが多いため、白いものとほとんどの人が思い込んでいるようだ。

信長さん
タコは赤でイカは白ってわけじゃないんだな。

【追加雑学③】タコ墨でパスタを作ると7,000円以上

イカ墨パスタは美味い。食べた後に唇や舌が真っ黒になるのが玉にキズだし、翌日のうんちも黒くなっちゃうけど…

イカ墨は、うまみ成分のアミノ酸が豊富で、粘り気があってパスタに絡みやすい。そのため、パスタやリゾットなどの料理に使われている。

では、タコ墨はおいしくないから、料理に使われないかというとそういうわけではない。タコ墨が料理に使われない最大の理由は、コストがかかりすぎるからだ。

タコ墨のパスタを作るとなると、そのお値段は7,000円以上。

秀吉くん
高っっっ!!

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タコ墨とイカ墨のアミノ酸の量を比較すると、実はタコ墨の方が豊富で、特にグルタミン酸とアスパラギン酸は、タコ墨の方が何倍もの量を含んでいる。

つまり、タコ墨の方が旨みが多いということになる。それでもタコ墨が使われないのは、以下の理由でコストがかかってしまうからだ。

  • タコの墨袋は小さい
  • タコ墨を取り出すのに手間がかかる
  • 国産の新鮮なタコが大量に入手しづらい

もともとタコの墨袋のサイズはイカよりも小さく、体の奥の方にあるため、量を確保するのに大量のタコが必要になり、墨袋を取り出すのにも手間がかかる。

墨袋のような内臓は、鮮度が落ちると臭みが出てくるので、新鮮な国産のタコでなければならないが、タコのほとんどは輸入に頼っている。

一方、イカはほとんどが日本近海で水揚げされている。そのため同じ量の墨を確保するのに、タコの場合は10倍ものコストがかかるとされている。

タコ墨は粘り気が少ないから、パスタに絡みにくいということも一つの理由になっている。

無理やりタコ墨パスタを作った人の動画を見てほしい。

この動画によると、色はしっかりつかないけれどもタコ墨パスタの味は美味い! けどイカVパスタと同じ位美味い! だそうだ。

高い金を払ってまでタコ墨パスタを食べる必要はないということだ。

「タコとイカの墨」の雑学まとめ

「タコとイカのスミ」の雑学まとめ

今回は、タコとイカの墨についての雑学を紹介してきた。

タコは臭いに敏感な敵の嗅覚を鈍らせるために墨を吐き、イカは視力の良い魚から逃げるために墨を吐くという、同じ墨でも違う理由で、墨を吐いているのだ。

同じように扱われているタコやイカだが、どちらも美味い! だけでなく、それぞれの特徴を覚えて、ありがたく美味しくいただくようにしたいものだ。それにしても人生に一度でいいから、タコ墨パスタを食べてみたい…

秀吉くん
でもイカ墨と味が変わらないんだったらなあ…
信長さん
俺たちはイカ墨で十分だ!

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