突然だが、おからを食べたことがあるだろうか?
おからは栄養も高く、和え物にしたら最高においしいし、食べ応えもあるからダイエットにもいい。ちなみに、わたしはおからが好きだし食卓にも出てくるからよく食べている。
そんなおからが、食材の世界ではかわいそうな扱いをされていたなんて全然知らなかった…。あまり知りたくなかったが、事実をお伝えしようと思う。
というわけで今回は、おからについての悲しい雑学だッ…!
【食べ物雑学】おからが産業廃棄物に分類されている理由とは?
【雑学解説】おからが産業廃棄物になった裁判
おからの扱いで起こった裁判がある。
産業廃棄物処理の許可をもたない業者が豆腐製造業者からおからを回収し、肥料などに再利用していた。
廃棄物処理法によると食料品を作っている過程でできた不要物は「産業廃棄物」になる。そうなると、おからを回収していた業者は許可なしに行っていたことになってしまう。
当たり前だが、業者は「おからは資源だ」と主張した。しかし、1999年の最高裁判所の判決は「おからは産業廃棄物である」というものだった。
そもそも、おからは豆乳をつくる工程で誕生するもの。豆乳はすりつぶした大豆を煮て、絞ることでできあがる。そのしぼりかすがおからである。
豆乳はそのあとも加工されて、新たな食品になったりする。しかし、おからは日持ちが悪く、利用するにも限界がある。そのため、飼料や家庭の食事にある程度は出回っているものの、ほとんどが廃棄されてしまう。
そのような背景もあって、おからは産業廃棄物という扱いになった。
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おからを廃棄する費用
しかも、おからを廃棄するのに1kgあたり約10円の費用がかかっている。
せっかく食べられるものをお金を出して捨てる…もったいないとしか言いようがない。そんなことするくらいならもう豆乳なんて作らなくていい! とは言えないけど…。豆乳がなければ豆腐が食べれないし湯葉もおいしいし、豆乳鍋だってしたい。
なんだかモヤモヤした気分である…。
【追加雑学】おからを加工した商品がたくさんある
裁判から長いあいだが空き、技術の進歩も進んだことで乾燥や加工を高いレベルで行なえ、日持ちも良くなってきている。活用できる方法が増えているので、おからを産業廃棄物として捨てる必要はもうないのかも。
おからのお菓子などもよくみかけるようになった。おからパウダーなるものもあるらしい…!
おからパウダーで作ったパンケーキの動画だ。もはやおからなのか分からないが、おからの栄養分も採れるので普通に作るよりもオシャレでカラダにいいかも! フカフカで、おいしそう〜。
おからの雑学まとめ
今回の雑学では、おからが産業廃棄物扱いという衝撃の事実をご紹介した。
裁判で産業廃棄物と決まったのは意外だった。その判決から時間も経ち、なんかもはや万能すぎて大豆製品って、死角がないなと感じた。
おからパンケーキ作ろっかなあ。フライパンから買わないといけないけど…。