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"くっつく"発想!マジックテープは"オナモミ"の形状を参考に作られた

zatsugaku

雑学カンパニー編集部

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マジックテープはオナモミを参考に作られたという雑学

「ベリベリ!」という音でおなじみのマジックテープ。幼少のころ、靴ひもが結べなかったので、マジックテープ式の靴にはよくお世話になったものだ。

簡単に付け外しができるマジックテープは、シンプルながらも良い発明品だと思っている。マジックテープを発明した人は、いったいどういう発想で作ることができたのだろうか?

それには、ある植物が関係していた。今回は、そんな雑学を紹介しよう。

【生活雑学】マジックテープはオナモミを参考に作られた

孫ちゃん
虫が付いてるのかと思ったらオナモミだった~!びっくりした~!
おばあちゃん
ちっちゃいころによく遊んでたねぇ。そういや昔、このオナモミを参考にある物が発明されたんだけど、何かわかるかい?
孫ちゃん
オナモミを参考に?…う~ん…なんだろ…。
おばあちゃん
マジックテープだよ。スイスの発明家が山に出かけた時にね、犬や自分の服にくっついたオナモミから発想を得て作られたそうだよ。

【雑学解説】マジックテープは疑問から生まれた発明

マジックテープの生みの親は、スイスの発明家である「ジョルジュ・デ・メストラル」だ。

ある日、メストラルは愛犬と一緒に山へ出かける。ふと気が付くと愛犬の毛や自分の服に、あるものが引っ付いていた。それが、オナモミだ。

そしてこのオナモミ、なかなか取れない。

「どうしてこうも頑固に引っ付くのか…」

メストラルは疑問に思った。そしてオナモミを持ち帰り、顕微鏡で観察してみると、オナモミの先端がかぎ針状になっている! そのとき、メストラルに電流が走った!

孫ちゃん
発明家魂に火がついちゃった!

「そうだ! オナモミを参考に、着脱が簡単なファスナーが作れるかも! これは魔法のファスナーになる予感がするぞ!」

こうして、メストラルはオナモミの形状を参考に、かぎ針状の面と輪っか上の面を組み合わせて使う「マジックテープ」を発明したのだ。

それが今では靴や財布の他、特撮のスーツアクターの衣装など、幅広く使われている。まさに着脱が簡単な魔法のファスナーだ。私も子供のころは、マジックテープを使った靴にお世話になった。

おばあちゃん
ほかにもNASAやJAXAで、宇宙用の機器の一部としても使われてるんだよ。あとはスペースシャトルの中で、小物類をとめておくのに使ったりね。
孫ちゃん
へぇ~!すご~い!

メストラルがオナモミからマジックテープの発想を得なければ、幼少の私は靴ひもの結び方に難儀していたことだろう…。

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【追加雑学】なぜオナモミは引っ付くのか?

オナモミといえば、昔「引っ付き虫」と呼んでいたことを思い出す。なぜオナモミは動物の毛や私たちの衣服に引っ付いてくるのだろうか? 動画の少年はいくらなんでも付けすぎだけど…。

孫ちゃん
あはは!ほんとだ!つけすぎ~!

実は、オナモミは植物の「実」の部分。その実の中には種が入っている。オナモミは、他の生き物に引っ付くことで、遠くに種を運んでもらうのだ。

オナモミは運んでもらっているあいだに落ちたり割れたりすることで違う場所に。そして、新たな場所にオナモミが育っていく。このように生息範囲を広げていたのだ。

おばあちゃん
範囲を広げて子孫を残すために、植物ってのはいろんな方法を取るもんなんだねぇ。

ちなみに、オナモミは日本では絶滅危惧種。外来から入ってきたオオオナモミなどに生息地を奪われて、現在では数が少なくなっている。

孫ちゃん
えっ、そうなんだ!?じゃあ昔私が遊んでたのも外来種のオオオナモミだったりするのかな。

このままひっそりと消えていくのはかわいそうだ…。とはいえ、外来種のオオオナモミと在来種のオナモミの見分け方は、オナモミの実の方が小さいという以外にほとんどない。分かる人が見れば分かるのかもしれないが…。

もしも、在来種のオナモミだと分かれば、土の上などに落とすと良いだろう。もしかしたら、そこからまたオナモミが育つかもしれない。

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雑学まとめ

今回の雑学はいかがだっただろうか。子供でも付け外しが簡単な便利道具「マジックテープ」。実は、「引っ付き虫」で親しまれている「オナモミ」から、その発想は生まれたのだ。

もしもオナモミが地球上になかったら…。もしもメストラルがオナモミに疑問を抱かなかったら…。マジックテープのような便利な道具は生まれなかったかもしれない。

おばあちゃん
メストラルが発明家だったってのが大きいと思うねぇ。
孫ちゃん
うんうん。私もそう思う。発明家だったから不思議に思ったんだと思うよ。なんか発明家って、いつでも発明のヒント探してそうだもん。
おばあちゃん
ハハハ、そうだね。まぁそれで大発明に繋がったんだねぇ。これが発明家じゃなかったら、「なかなか取れなくて鬱陶しい」って思うだけだったんじゃないかねぇ。

自然から発想を得た発明品は、今でも様々な分野に使われている。少し地味かもしれないが、まさに世紀の大発明の1つだろう。

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