リカちゃん。それはタカラトミー製の着せ替え人形である。
日本一有名なオモチャといっても過言ではない。筆者も幼い頃、友達とよくリカちゃん遊びをしていたなー。
ところで、リカちゃんの靴を舐めたことがあるだろうか?
こう書いてしまうと何だか変態っぽいが、いたってまじめな質問である。実は、リカちゃんの靴を舐めるとめちゃくちゃ苦いのだ! 今回はリカちゃんの靴に関する雑学を紹介していくぞ。
【生活雑学】リカちゃん人形の靴を舐めると異常に苦い
【雑学解説】リカちゃん人形の靴は誤飲防止のために苦い
リカちゃんの全長は約22cmである。そんなリカちゃんが履く靴はかなり小さい。リカちゃんの靴のサイズ感については、こちらの動画を参考にしてほしい。
最近はリカちゃんの靴を手作りする人も多いんだとか。それはさておき、リカちゃんの靴は人間の指先に乗るくらいのサイズ感である。ここまで小さいと、子どもが誤って飲み込んでしまう可能性は十分にある。
そう! リカちゃんの靴が苦いのは、子どもの誤飲防止のためなのである。わざと靴に苦味成分を塗っているのだ。万が一、子どもが口に入れてしまったとしても、クツが苦ければ反射的に吐き出す可能性が高い。
ここで気になってくるのが苦味成分の正体である。リカちゃんの靴に塗られているのは「デナトニウムベンゾエート」という苦味成分だ。
デナトニウムベンゾエートは強烈な苦味をもつ物質で、ほんの少量でも強い苦味を感じる。リカちゃんの靴にこんな工夫がされていたなんて…。
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【追加雑学①】体への害はない
リカちゃんの靴には、誤飲防止のために「デナトニウムベンゾエート」という苦味成分が塗られていることが分かった。この苦味成分、大人が舐めてもめちゃくちゃ苦いのだが…。安全性は大丈夫なのだろうか。
結論からいうと、人間がデナトニウムベンゾエートを舐めてもまったく問題はない! デナトニウムベンゾエートは、日本では「食品添加物」として認可されている。
デナトニウムベンゾエートはごく少量で強烈な苦味を出せるから、リカちゃんの靴に塗る量もほんのわずかで済む。そのくらいの量では人体にまったく影響はない。ホッと一安心である。
デナトニウムベンゾエートは、その安全性からオモチャやメモリーカードなどの誤飲防止にも活用されている。爪噛み防止のマニュキュアにも使用されているぞ!
【追加雑学②】他にも苦いオモチャは結構ある
リカちゃんの靴以外にも苦いオモチャがあるのか調べてみたところ、結構たくさんあることが分かった。その多くが赤ちゃん向けの小さなオモチャである。
苦いオモチャの中でも特に有名なのが、人気ゲーム機「ニンテンドースイッチ」。ニンテンドースイッチのソフトウェアのカートリッジには、誤飲防止のためにデナトニウムベンゾエートが塗られているのだ!
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雑学まとめ
今回はリカちゃんの靴に関する雑学を紹介してきた。まさかリカちゃんの靴がめちゃくちゃ苦いなんて! 舐めた経験がないからまったく気がつかなかった…。
日本のオモチャは細かいところまで丁寧につくられているが、安全性に関しても世界トップクラスである。遊ぶ子どもの安全を考えて、小さなパーツに苦味成分を塗るやさしさに感動してしまった。