皆さんは巻き爪になったことはあるだろうか? 巻き爪とは、主に足の指の爪が内側に湾曲(わんきょく)して指に食い込む現象のことである。巻き爪になったことがある方ならお分かりになると思うが、なかなか痛いものである。
ひどい巻き爪になると歩行も困難である。出来れば巻き爪にはなりたくない。そのために原因や予防法を知っておくことは重要である。今回は、巻き爪の原因や予防法を調べてみたので雑学としてご紹介しよう!
【人体雑学】巻き爪の原因にはどんなものがある?
【雑学解説】巻き爪は靴と歩き方が大きな要因
巻き爪の要因のひとつに「大きさの合わない小さなサイズの靴を履いている」ことがある。特に足先の細い靴にみられるのだが、靴によって爪や指先が常に圧迫されるため、爪の内側に巻く力が強くなり、巻き爪が発生してしまうのだ。
また、爪というのは内側に巻く力と外側に広げる力がうまくバランスを維持することで綺麗なゆるいカーブが保たれている。そのため巻く力が弱くなるだけでなく、広げる力が弱くなってしまっても巻き爪は起こり得る。
広げる力とは、指がしっかりと地面を踏みしめて体重がかかることで生じる力だ。そのため、指先に重心がかからない歩き方をしていると、指先が地面から浮き上がるので、広がる力が伝わらない。
ということで、重心がかかと中心の歩き方をしていたり、そもそも歩かなかったりすると巻き爪になりやすくなる。
たとえば寝たきりの高齢者などは、歩かないため多くが巻き爪だし、親指を地面につけずに歩く癖がついている多くの人も巻き爪である。
このように歩き方や靴によって巻き爪が起こるのだが、よくいう深爪も巻き爪の原因である。
爪を切りすぎることで皮膚が爪を支えられず、皮膚が盛り上がってしまうのだ。そのため、より強く爪がカーブを描くことになり、巻き爪になりやすくなるのだ。
ちなみに多くの人が巻き爪で悩んでいるが、特に女性の方が多い。
それは小さなサイズの靴を履いたり、深爪に陥りがちな人に女性が多いためだ。女性はよくハイヒールなど先がとんがった靴を履くし、見た目を気にして深爪になりやすい。
では巻き爪を予防するためには、どうすれば良いのか? 気になる予防法を以下でご紹介する。
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【追加雑学】巻き爪は爪の切り方で防げる
実は、巻き爪は爪の切り方で防げるのだ。巻き爪にならない爪の切り方とは、爪の両端を四角の形にまっすぐ切ることだ。
こうすることで、爪先と皮膚が当たらないようになる。爪の両端を丸めて切ってしまうと指と爪が接しやすくなり、巻き爪で食い込みやすくなるのだ。
両端を四角にしておくと物理的に危険で不安という方は、ヤスリを使ってやや丸く整えればいい。往復させず、一方向になでるようサッサッとかけるのがヤスリの正しいかけ方。
丁寧に分かりやすく説明してくれている。爪用のニッパーがあるとは知らなかった…。
それにしても、私はいままでそのほうが見た目が良く見えるからと両端を丸めるように切っていたが、あの切り方が巻き爪を誘発していたとは驚いた。
ということで、巻き爪を予防するにはまず爪を伸ばすことが大切。指の長さ以上に伸ばすのは衛生的におすすめしないが、指の長さと同じ程度になら伸ばしてみてもいいだろう。
巻き爪はひどいものになると、手術も必要になることもある怖い症状だ。絶対に巻き爪にならないよう、普段から爪の両端はできるだけ伸ばすよう心がけたほうがいい。
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雑学まとめ
今回の雑学はいかがだっただろうか。巻き爪は爪そのものに原因があるというよりも、靴や歩き方が原因になっていることも多い。
自分の足より小さいサイズの靴を履いていると爪先や指が圧迫され、巻き爪になりやすい。また、指を地面につけないような歩き方をしていても、指から爪に広げる力が働かず巻き爪になりやすくなる。
ということで、深爪の大きな要因を占めているのは生活習慣ということ。食生活や運動に気を配っている方は多いが、巻き爪にならないよう気を付けている方は少ないものだ。これを機に、巻き爪にならないよう靴や歩き方に気を配ろう。
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