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オーバンド!国産輪ゴムの第1号は自転車用チューブから作った

雑学カンパニー編集部

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明治時代の国産輪ゴムは自転車用チューブで出来ていたという雑学

ものを束ねる際に便利な「輪ゴム」。普段、あまり目立つことはないが、とっさのときにないと困る日用品だ。

ところで今や身近になったこのアイテムが、どのようにして誕生したのか、いつの時代から使われていたのか、気にならないだろうか…。なんでも国産輪ゴムの第一号は、なんと自転車のチューブで作られていたというのだ!

今回はそんな国産輪ゴムに関するトリビアをお届けしよう。

【生活雑学】明治時代の国産輪ゴムは自転車用チューブで出来ていた

孫ちゃん
輪ゴムって改めて見るとなんか不思議な形だな~。つなぎ目もないし。いちばん最初の輪ゴムってどんなふうに作ってたんだろ。
おばあちゃん
輪ゴムの国内シェアナンバーワンは「共和」って会社なんだけどね、そこの創業者・西島廣蔵(ひろぞう)さんが、自転車用のチューブを薄く切って作ったのが始まりなんだよ。

【雑学解説】1917年に国産輪ゴムの第1号が初めて開発された

1917年に国産輪ゴムの第1号が初めて開発されたというトリビア

輪ゴムが国内で生産されるようになったのは、20世紀に入ってからである。国内で初めて開発したのは、大阪西成区に本社を置く「共和」。現在も輪ゴムの国内シェアNo.1を誇っている。

ご家庭にある輪ゴムを一度確認していただきたい。きっとオーバンドという商品名の輪ゴムをお持ちの方が多いだろう。その商品こそ、共和の看板商品である。

おばあちゃん
たしかうちにあるのもそれだったような…。どれどれ。
孫ちゃん
あっ!ほんとだ!

以下の動画は、同社の工場の内部を映したものだ。「ああ、あの商品ね!」と思い出す方もいるはずだ。

孫ちゃん
うわっ、びっくり!山積みされてたゴムの原料、鶏肉の皮みたいだった!
おばあちゃん
工程の最後、チューブをカットするところも見てみたかったねぇ。

日本で初めて輪ゴムを開発した共和。1917年、創業者の西島廣蔵(ひろぞう)氏が、自転車用のチューブを薄く切って国産第1号の輪ゴムを開発した。

それをもとに1923年、製造されたのが、現在国内シェアNO.1を占める「オーバンド」だった。この輪ゴムは、日本銀行内で紙幣を束ねる目的で開発されたというが、詳しいことは明らかになっていない。

ちなみにパッケージデザインは今竹七郎という人物が担当したもので、他社の商品のデザインにも強い影響を与え、広く模倣されたといわれる。それだけオーバンドの登場は印象に残るものだったのだ。

孫ちゃん
そういわれれば、輪ゴムが入ってる箱って似たようなデザインが多いね。
おばあちゃん
最近は、箱も輪ゴム自体もカラフルでかわいいのもあるみたいだけどねぇ。

1日1億本使われるという国産の輪ゴムには、自転車のチューブから生まれたという意外な歴史が隠されていたのである。

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【追加雑学】ヨーロッパ人として初めてゴム用品を見たのはコロンブス?

ヨーロッパ人として初めてゴム用品を見たのはコロンブス?というトリビア

クリストファー・コロンブス

さて、ここでゴムの歴史に分け入ってみよう。なんと、ヨーロッパ人として初めてゴム用品を目にしたのは、あのコロンブスだといわれているのだ。

人類が最初にゴムを使用した歴史は、3000年前の中南米一帯で栄えた「メソアメリカ文明」とされている。

メソアメリカ文明とは、この地域一帯に住んでいた、アステカ、オルメク、マヤ族が築いた文明の総称だ。とりわけ、アメリカ大陸で最古の文明である「オルメカ」の遺跡からは、天然ゴムを原料とするボールが発見されている。

孫ちゃん
アメリカ最古の文明の遺跡からゴムのボール!?

そのボールは少なくとも、紀元前1000~1600年以前のものと考えられており、この地域では、ゴム製のボールを使った球技が盛んに行われたことがわかっているのだ。

おばあちゃん
そんな昔からゴムでボールを作って球技が行われてたってのは、ちょっとびっくりするねぇ。

15世紀末、この南アメリカ大陸にヨーロッパ人が侵略してくる。そう、スペイン人のコロンブスが、軍を率いてアメリカ大陸へ上陸したのだ。

そして彼らはこの地域にあった品物を強奪していくなかで、ゴムボールを発見したといわれる。以後、ゴムボールはヨーロッパへ持ち帰られ、上流階級の間で珍品として重宝されるようになったという。

このことから、ヨーロッパ人で初めてゴム製の物を目にしたのは、コロンブスだったといわれているのだ。ちなみに文明の名前になっていたオルメカは、現地の言葉で「ゴムの国の人々」を意味する。

雑学まとめ

オーバンド!国産輪ゴムの第1号は自転車用チューブから作ったという雑学まとめ

あの控えめな輪ゴムは、意外にも自転車用のチューブから開発されたものだった。西島氏のその発想にまず驚かされる。

またゴムの歴史をひも解くと、はるか紀元前までさかのぼるというのも興味深い。太古の人々がゴムボールを使って遊んでいたとは…。あの小さな日用品には、人類とゴムの果てしない歴史がつまっているのである。

孫ちゃん
日本の輪ゴムだけで見るとそんなに古いものじゃないけど、世界レベルで見たらゴムの歴史ってすごいね!
おばあちゃん
はるか昔から、人間ってのは知恵を働かせて物を作り出す力を持ってるんだねぇ。

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