みんな大好きサンドウィッチ。好きなものを挟むことができるし、手軽に食べられることから、外での食事にもってこいである。
しかし、疑問に思ったことはないだろうか、そのネーミングに。たしかに食べ物をパンで「サンド」しているが、「ウィッチ」とは何なのか…魔法使い?
そんなサンドウィッチの由来についてご紹介するぞ。
【食べ物雑学】サンドウィッチの由来とは?
【雑学解説】サンドウィッチの由来はサンドウィッチ伯爵!
サンドウィッチの語源には諸説あるようなのだが、最も有力な説は1700年代のイギリス貴族・サンドウィッチ伯爵に由来するというものである。
ピエール=ジャン・グロスレによる『A Tour to London』にある次の記載をみてほしい。
国務大臣は公衆の賭博台で24時間を過ごし、収支ゲームに夢中になっていたので、2枚の焼いたパンにはさんだ少しの牛肉を食べる他に生きてはおられず、ゲームを続けながらこれを食べる。
この新しい食べものは、私のロンドン滞在中に大流行した。発明した大臣の名前で呼ばれた。
とのことである。簡単にいうとサンドウィッチ伯爵がゲーム中に食べていたものがサンドウィッチになったようである。
しかし、すでに17世紀にはパンに食材を挟んだ食べ物は存在しており、「パンと肉」というなんのひねりもない呼び方で呼ばれていたようだ。
つまり、サンドウィッチ伯爵は発明者ではないものの、そのネーミングが彼から来たのは間違いないと思われる。
なるほど~と思ったが、24時間ゲームって大臣なにやってんの! しかも、それが24時間と書いてるということはピエールさんも24時間近くにいたんかい!
【追加雑学】「サンドウイッチの日」はいつ?
実はサンドウイッチの日というのがある。その日は11月3日だ。
なぜ11月3日なのか? その日はサンドウイッチ伯爵の誕生日で、そこからサンドウィッチチェーン店の神戸サンド屋が制定した。「いい(11)サン(3)ド」の語呂合わせでもあるようだ。
うーん、無理矢理感あるかな…。
さらに、3月13日はサンドイッチデーというそうだ。「サン(3)でイッチ(1)を挟む」日だからサンドイッチデーだ。
個人的には、みんな語呂合わせ好きだなぁと思った。
ちなみに、サンドウイッチデーだからといって何かイベントがあるわけでもなさそう。誰が何のために作ったんだ…。
サンドウイッチの雑学まとめ
サンドウィッチは18世紀に実在した貴族の名前であり、彼がゲーム中に「パンに具材を挟んだ食べ物」を食べたため、そのように名付けられたそうだ。
決して食べ物を「サンド」しているから「サンドウィッチ」というわけではないのだ。
それにしても「サンドウィッチ」って名前おもしろいな…。そんな人めったにいない気がするのだが。
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