言葉・語源

野球が由来?左利きが"サウスポー"と呼ばれる理由とは?

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雑学カンパニー編集部

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左利きが「サウスポー」と呼ばれる理由に関する雑学

野球やボクシングの試合などを見ていると、左利きの人のことを「サウスポー」と呼ぶことがある。なんか横文字でカッコイイな、なんて思っていたが、よく考えてみればどうしてサウスポーっていうのか謎である。

左って、そもそも英語だとレフトでしょ? レフティという言い回しもあるし…ますますわからなくなってくる。なんでもその答えは1891年当時の野球場に隠されているというぞ?

【生活雑学】左利きが「サウスポー」と呼ばれる理由とは?

孫ちゃん
野球で左ピッチャーのことを「サウスポー」っていうじゃない?なんでその言葉になったの?
おばあちゃん
「サウスポー」って言葉は1891年にできたんだけど、その当時の野球場の設計からその呼び方になったらしいよ。
孫ちゃん
野球場の設計?
おばあちゃん
昔は、ピッチャーから見てバッターボックスが西南西の位置と決まっててね。その位置から左投手がボールを投げると南側から腕が振り下ろされるから、「サウス」って付いてるんだよ。

【雑学解説】南から手が出てくるから「south(南)pow(手)」

左利きのことをサウスポーと呼ぶのは、一説には野球の左投手の腕の出どころを表したものだとされている。ちなみに「サウス(south)」は英語の南、「ポー(pow)」は動物の前脚のことだが、この場合は手と考えていい。

孫ちゃん
「サウスポー」の「サウス」は、方角の「南」からきてるんだね。

つまり「南から手が出てくる」という意味になるのだが…どうして南なんだ? これにはこの言葉ができた1891年当時の野球場の設計が関係している。

当時の野球場はデイゲームが行われた際に、日差しがバッターの妨げにならないよう、バッターボックスはマウンドの西南西に作る決まりになっていた。

試合が行われる時間には、ちょうどバッターの視界に入らない後ろの位置に太陽が上がっているということだ。ピッチャーや守備の人たちは眩しいんじゃ? という疑問はあるが…。

そこからおおざっぱに考えて、バッターボックスが西だとすれば、二塁ベースが東にあることになる。するとピッチャーの左手は南から出てくるというわけだ。

孫ちゃん
左ピッチャーが「サウスポー」なら、右投げのピッチャーは?サウスの反対だから「ノース」?ノースポー?
おばあちゃん
右投げのピッチャーには特別な呼び方はないんだよ。基本的に人間は右利きの方が多いから、少数の方にだけ呼び方が付いたんだろうねぇ。

「サウスポー」の語源にはほかの説も?

前述の野球場の配置から、サウスポーという言葉を考えたのは、スポーツライターのチャールズ・シーモアだとされている。スポーツ誌内でこの言葉がいきなり使われたのなら、斬新な表現として注目されたに違いない。

…と、言いたいところだが、実はこれが起源というのは間違いだという話もある。

「野球が生まれる前の1813年にはすでにサウスポーという言葉が、マンガで使われていた」というものから、「アメリカ南部出身のピッチャーに左利きが多いからでは?」というものまで、さまざまな憶測が飛び交っているのだ。

チャールズさんが生きていれば、どこから生まれた言葉か真相をたしかめることもできるのだろうが…。

孫ちゃん
結局はっきりしたことはわかんないってことか~。

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【追加雑学】左利きには天才肌が多い?

クリントンにオバマ、ブッシュと直近のアメリカ大統領には、左利きの人物がズラッと並ぶ。全人口の10%ほどしかいない左利きの人が大統領になる確率を考えると、これは偶然ではないようにも思える。

また音楽家のモーツァルトや画家のピカソ、発明王エジソンなど、歴史上の天才と呼ばれる人たちにも左利きは多い。よくいわれるように、左利きはやっぱり天才肌なのだろうか?

左利きはイメージを司る右脳が発達しがち

脳のメカニズムには謎が多く、これに関する確証は得られない。しかし左利きであることが脳に影響を及ぼしているのはたしかだ。

基本的に人間の右半身は左脳がコントロールしており、左半身は右脳がコントロールするといわれている。よって左手を動かす機会が多い左利きの人は、左脳より右脳が発達している傾向にあるという。

左脳は言語を司り、右脳はイメージを司る。つまり左利きの人は、右利きの人より物事をイメージする力が強いということだ。

何か革新的なことを成し遂げるには、これまでになかったことをイメージする力が問われる。よって左利きの人が天才肌と呼ばれることも、あながち間違いではないのかもしれない。

おばあちゃん
左利きは芸術家肌ともいわれるねぇ。
孫ちゃん
私も今から左手をたくさん使うようにしたら、芸術家になれるかな!
おばあちゃん
う~ん…まぁ…頑張ってみたらいいんじゃないかい…。

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左利きはストレスフルな状態にさらされる頻度が多い

世の中の物は基本的に右利き用に作られているから、左利きの人は使いにくいものを使わざるを得ない場面が多々ある。その分、頭を使うから脳が発達するのでは? という話もあるぞ。

一方、そういったストレスフルな状況に置かれることで、左利きの人の寿命が短くなっているという説もある。

1991年にカナダの心理学者スタンレー・コレンが発表した研究によると、アメリカの南カリフォルニアの統計で、左利きの人は右利きより、平均して9歳も早死にだったという結果が出ているのだ。

ただそもそも絶対数が少ないのだから、統計を取ったとして一概にいえるものではなさそうである。

孫ちゃん
左利きの人って、文房具の種類が少ないとか自販機・自動改札が大変とか、普段から面倒なこと多いのに、さらに寿命まで短いって。
おばあちゃん
比率で考えたら仕方ないんだろうけど…。でも好きで左利きになったわけじゃないのにねぇ。

雑学まとめ

左利きをサウスポーと呼ぶのは、この言葉ができた当時の野球場の設計の関係で、左投手の腕が南側から出てくることにあった。カッコイイ響きの言葉だな、と思っていたが「南から手が出てくる」などといわれると、そうでもないような気もしてくる…。

対抗して「俺はノースポーだから!」などと言ってみようか。

孫ちゃん
いやいや、私もさっき同じようなこといっちゃったけどさ…。きっと「何いってんだコイツ」って完全スルーでしょ…。
おばあちゃん
でも「野球場はピッチャーから見てバッターが西側にくるように設計されてた」なんて話は、ちょっとドヤ顔できるんじゃないかい?
孫ちゃん
ドヤ顔できる!?よし!友達に教えてみよう!

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