秋になるとよくスーパーで見かける新米。
しかし、新米っていつまで新米として売られているのだろうか。新米といえば美味しいお米の代名詞なのだが、いつからいつまでが新米として扱われるのかによってイメージがだいぶ変わってくる。
そこで今回の雑学記事では、新米がどんなお米のことを指しているのか詳しく紹介していく。これを知っておけば、お米を買うときも自信をもって選べるだろう。
【食べ物雑学】新米と古米はどう違う?
【雑学解説】新米と呼ぶのは収穫から年末まで
新米というと、採れたてのお米を想像するだろう。新米の時期といえば9月前後が一般的だが、新米と呼んでいいのは収穫からその年の年末までなのだ。意外と長いことに驚いた人もいるのではないか?
8~9月に収穫されたお米は精米され、新米として店に並ぶ。店に並ぶまでにたくさんの工程があるわけだが、 JAS法では「収穫された年の年末までに精白し、梱包をした玄米や精米だけが新米の表示ができる」とされている。
つまり、収穫してその年内に袋詰めが終わり、販売できる状態になったものを新米と呼ぶのである。
【追加雑学①】新米ではなくなった米が古米
年内までに梱包されたものを新米と呼ぶことは分かった。じゃあ、それを過ぎたお米はいったい何と呼ばれるのだろうか。
その答えは簡単で、新米と呼べなくなったお米たちは「古米(こまい)」と呼ばれるのだ。読んで字のごとく、古いお米を指す言葉である。
古米の呼び方は1年ごとに異なる
ちなみに古米より古い呼び方があることをご存知だろうか?
- 古古米…前々年に収穫された米
- 古古古米…前々々年に収穫された米
- 古古古古米…前々々々年に収穫された米
とても単純。こういう呼び方もある。
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【追加雑学②】古米は美味しくないのか?
古米と聞くと、あまり美味しくなさそうなイメージがある。しかし、たった1ヶ月間ほど時期がずれるだけで新米から古米になってしまうのだから、古米だからといって美味しくないわけではないのだ。
お米は古くなるほどに水分が少なくなっていく。
そのため、古米を炊くときは水加減に注意したい。またお米は匂いを吸着しやすいので、古いお米の臭いが気になるときは炊き込みご飯などにして食べることをおすすめする。
【追加雑学③】新米を美味しく炊くコツ【動画】
古米は水分が少ないと書いたが、新米は収穫してから時間があまり経過していないので水分が比較的多く残されているのだ。ということは、炊くときに少し水分を少なめにして炊く方が美味しく炊けることが分かる。
新米を手に入れたら、ぜひ美味しく炊ける方法を試してもらいたい。せっかく美味しいお米なのだから、一番美味しく食べられる方法で味わおう。適当に炊いてしまったらもったいないぞ!
分かりやすいお米の炊き方動画があるので紹介しておく。
プロが教えてくれる美味しいお米の炊き方なので、ぜひ参考にしてほしい。
お米のはかり方やとぎ方など、細かい部分まで分かりやすく解説している。注意点なども教えてくれるので、参考にしながらお米を炊いて美味しいご飯を味わおう。
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新米の雑学まとめ
今回は、新米と呼ばれるお米がどんなものなのかについての雑学を紹介した。新米と表示されていたらついつい買ってしまいがちだが、たった1ヶ月の違いで新米・古米と呼び名が変わってしまうのだ。
スーパーに行ったとき、家族や恋人に新米の雑学を教えてあげれば、尊敬のまなざしを向けられるかもしれないぞ。
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