なんらかの風邪になったときに、皆さんの食欲はどうなっているだろうか。いつもと変わらずに全然食べられる! という人もいるかもしれないが、大半の人が風邪になると食欲がなくなるはずだ。
当たり前のような認識であるこの現象だが、なぜ風邪のときに食欲がなくなるのか、詳しく知っている人は案外少ない……と思う。そこで、食欲がなくなる理由にはどんなものがあるのかを見ていこう。
【人体雑学】風邪のときに食欲がなくなる理由とは?
【雑学解説】食欲がなくなるのは消化器官に不調があるから
風邪のときに食欲がなくなる大きな理由としては、消化器官に不調があるというものが挙げられる。
たとえば胃。胃は食べ物を消化する器官だ。ここが不調だと食べ物の消化が満足にいかず、身体に栄養が十分に行き渡らなくなり、それが原因でさらなる病気になってしまうこともあるのだ。まさに病気の無限ループといえよう。
栄養は臓器の働きを活発にさせるためには必要不可欠な存在だ。だから本来は風邪のときほど栄養摂取のために食べたいものだが、体がそれを受け付けない。こういうときに無理して食べると悪化することもあるので、無理はしない方がいい。
薬の副作用の場合もある
風邪を治すには薬を使用するが、これがやっかいなもので、薬の副作用によって食欲がなくなることもある。
医者から薬を処方してもらうときに、副作用についての説明もされると思うが、そのときにどういった症状が起きるのかをきちんと確認しておくべきだろう。
もし風邪で食欲がなくなっているのなら、薬の副作用によるものではないのかも確認しておこう。
スポンサーリンク
【追加雑学①】風邪による食欲減退に対処方法はあるのか?
いざ風邪になってしまい、食欲がなくなったらどうすればいいのだろうか。
一番は、やはり原因となる風邪を治すことだ。治療に専念して一刻も早く風邪を治すのである。そうすれば体調も早く回復し、食欲も元通りだ。
あとは消化に良いものを食べるようにしよう。風邪のときに好物とはいえ重たい物を食べようとしても、満足に食べることができない。お粥やうどんといった消化に良いものを食べることで、消化器官も落ち着き、栄養も補給でき、風邪も早く治るようになるはずだ。
【追加雑学②】風邪の食欲減退と食欲不振とは違う?
食欲がなくなる=風邪という図式は必ずしも成り立つわけではない。というのも、食欲がなくなる原因は風邪だけではないからだ。
わかりやすい例でいうと、疲労状態だ。運動をした後やハードワークの後は体が疲れ切っている。この状態のときは食欲がわかない。
これは一時的なものなので、風邪によって食欲がなくなっているわけではない。疲れているときはとにかく寝たくなるものだ。ベッドに倒れればそのまま熟睡、ということもザラ。
他にも、悲しいことがあって食欲がなくなるというケースもある。たとえば恋人と別れたときは悲しくて仕方がないという状態になり、何事にも手が着かなくなる。当然食欲もなくなり、食べ物も満足にのどを通らない。そんな経験はしたことない、という人はある意味幸せかもしれない……。
雑学まとめ
今回は、風邪のときに食欲がなくなる理由について紹介した。
結論としては、風邪によって消化器官が不調になり、身体が食べ物を受け付けなくなるというものだ。薬の副作用によるものもあるので、注意しよう。
中には風邪でも平気で重たい物を食べられる人もいるが、全員がそうではない。その人ができたからといって、自分ができるとは限らないのだ。
誰かのまねをするより、自分にあった治療法で風邪を治し、それから好きなものをたくさん食べるようにしよう。ただし食べ過ぎてまた別の風邪にならないように、節度をもって食事をすることだ。