みなさんはスマートフォンを利用しているだろうか。いまやスマホは生活に欠かせないアイテムであり、手放せない方も多いはずだ。
では、ふと「あれ? いまスマホ鳴った?」と思った経験はないだろうか。
この「あれ? いまスマホ鳴った?」現象は、実はよくない影響の前兆かもしれない。今回はこの現象について詳しく調べてみたので、雑学として紹介していこう!
【人体雑学】スマホが鳴ったと勘違いする現象を「ファントム・バイブレーション・シンドローム」という
【雑学解説】「ファントム・バイブレーション・シンドローム」を発症している人はかなり多い
「ファントム・バイブレーション・シンドローム」とは、日本語では「幻想振動症候群」と呼ばれる。文字通り、「幻想」の「振動」を感じてしまうことだ。携帯電話やスマホが鳴ったと勘違いすることは誰しもあるだろう。
スマホを見て、「あれ? 気のせいだった」と思う、日常の何気ないことである。
「いやいや、ただの勘違いに名前つけるとか…大げさだなあ!」と思うのも無理はない。私もそう思った。むしろその現象に名前まであるとは相当な驚きだった。
そして「なんか強そう…」としか思えなかったのである。ファントムがブルブルしながら向かってくるイメージ。
怖いわ!
と、そんな感じでちょっとバカにしていたのだが、しっかり調べていくと笑いごとではなくなった。この症状には、意外な危険が潜んでいたのだ。
「ファントム・バイブレーション・シンドローム」は笑いごとでは済まない可能性も!?
この「ファントム・バイブレーション・シンドローム」は、普段から着信を気にかけている人が強く感じている症状だ。着信がないのに鳴ったと錯覚し、何度も何度も確認してしまう。心的ストレスとの関連性も指摘されている。
似たような症状に「スマホ依存症」というものもある。こちらはニュースなどで取り上げることも多くあるので聞いたことがあるだろう。
こちらもファントム・バイブレーション・シンドロームと同様に、スマホに触っていないと不安で仕方がない、連絡を取っていないと落ち着かないといった症状が現れる。場合によっては精神的に不安定な状態になり、パニックを起こしてしまうこともあるそうなのだ。
また、間接的な悪影響として、スマホが気になりすぎて他のことに集中できない、睡眠時間を削ってしまうといった問題も多くある。
このように、「ファントム・バイブレーション・シンドローム」や「スマホ依存症」は笑いごとでもなんでもなく、人体に大きな影響を与えてしまうのである。
ファントムとか強そう…なんていって申し訳なかった。そんな自分も若干スマホが手放せないタイプである。ファントムバイブレーションを感じたことも…まずい。
これは他人ごとではない。これを読んでいる方の中にも、不安を感じた方がいるのではないだろうか。
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「ファントム・バイブレーション・シンドローム」の治療法は?
では、このような症状が実際に出てしまっているという人は、どうしたらいいのだろうか。
残念ながらスマホ依存症同様、ファントム・バイブレーション・シンドロームはまだまだ研究が浅い。なので「これ!」といった方法が提示されていないのである。
もしあなたが、自分ではもうコントロールできないほどにスマホに支配されてしまっているのであれば、迷わず専門のクリニックなどに相談してほしい。
まだ自己コントロールが効く状態であれば、普段ならばスマホに手を伸ばしてしまうタイミングで別のことをしてみてほしい。
たとえば、カフェで友達を待っているとき、電車やバスを待っているとき、何の気なしにスマホを手に取るだろう。その少しの時間をスマホでなく、読書やゆっくり外を眺めたりする時間にあててみてはいかがだろうか。
しかし、じゃあ読書する…といって電子書籍アプリを開くのは勘弁してもらいたい。
【追加雑学】「ファントムバイブレーション」という楽曲も作られた
ファントム・バイブレーション・シンドロームは、まだあまり知られていない名前だが、「スマホ依存症」同様、じわじわと浸透しているのも事実だ。
いろいろと調べてみると、なんと歌まであるではないか。さっそく聞いてみてほしい。
こちらは「キュウソネコカミ」という5人組バンドによる楽曲である。2012年ごろから徐々に人気が広がったバンドだ。
なんだか明るい曲調でポップな雰囲気なのに、よくよく歌詞を聞くと怖く感じないだろうか。「わかるわかる、そうそう!」と歌詞に共感してしまう方もいるだろう。
スマホは便利ではあるが、どうか皆さんは歌詞のようにスマホを取り込みすぎて、自分の臓器としないように気を付けてもらいたい。
雑学まとめ
今回の雑学はいかがだっただろうか。今回は「ファントム・バイブレーション・シンドローム」というちょっとふざけたネーミングの症状についてご紹介した。
ふざけた名前に反して、「身近なのにとても怖い症状がある」と認識してもらえたであろうか。
どうかスマホは適度に利用していただきたい。
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