世界中に愛されるキャラクター、スヌーピー。
彼はチャールズ・モンロー・シュルツによって書かれた漫画『ピーナッツ』のキャラクターとして、1950年に誕生した。
主人公チャーリー・ブラウンの飼い犬であり相棒だ。そのかわいらしさから現代でも世界中の人気者で、日本でも多くの人に愛されている。
そんなスヌーピーだが、「犬らしからぬ」秘密をいくつかもっているのだ。
今回はスヌーピーについての雑学を紹介しよう!
【サブカル雑学】スヌーピーは閉所恐怖症だから小屋で寝れない!
【雑学解説】スヌーピーが犬小屋の屋根で寝ている理由とは?
スヌーピーミュージアムがあるくらいの人気を誇るスヌーピーは、立派な家をもっている。真っ赤な三角屋根の犬小屋だ。だが、こんな立派な家を持ちながら、彼はその中では決して眠らないのだ…。
下の動画はスヌーピーのアニメだが、2:50あたりから睡眠中(狸寝入り中)のスヌーピーの姿を見ることができる。
おうちをよじよじと登って、屋根の上であおむけに寝っ転がるスヌーピー…。か、かわいい…。屋根の上でスースー眠るスヌーピー、かわいすぎる…!
でも屋根の上なんかで寝ていたら、風邪も引きやすそうだし寝心地はいいとは言えなさそう。背中にとんがり部分が当たって痛そうだし、バランスを取るのが大変だ。
それでも屋根の上で眠る理由は、小屋の中で眠れないからである…。
実はスヌーピー、閉所恐怖症なのだ。
そのため、不安定な屋根の上の方が安心するらしい。雨に降られても屋根の上で眠るほど、徹底して小屋に入らない。
彼が閉所恐怖症になった理由は作品では語られていないのだが、『ピーナッツ』の初期にはスヌーピーが「背の高い草むら恐怖症」であることが明かされている。
「なんだそりゃ!」と叫んでしまうが、どうも「背の低い草むら」はへっちゃらなのに、「背の高い草むら」はダメらしい。そのため、猟犬にはなれなかったとか…。
この「背の高い草むら恐怖症」が転じていつの間にか「閉所恐怖症」となったという説が、理由として有力らしい。たしかに、「背の高い草むら」は八方塞がりで閉塞感がありそう…。狭いところと似ている気がする。
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意地でも小屋で寝ないスヌーピーの工夫
狭いところで寝れないとはいえ、彼の小屋はとんがった三角屋根…。寝返りをうったら一瞬で目がさめるだろう。熟睡できているのか心配になる。
ところが、スヌーピーにその心配はご無用。なんと彼は、耳の筋肉を収縮させて屋根と体が離れないように固定しているのだ。
人智を超えた力である。スヌーピー、恐るべし…。
ちなみにスヌーピーが怖がっている犬小屋の中は意外に広い。地下につながる階段があって、部屋もたくさんあるのだとか。
…まるで小学生の時に思い描いていた秘密基地だ。わくわくがとまらない。
そんな素敵なおうちだが、スヌーピーは今夜も屋根の上で眠る。チャーリー・ブラウンには、ぜひとも彼に新しい広い家を造ってあげてほしい。
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【追加雑学①】スヌーピーはコンタクトをしている?
犬らしからぬ犬、スヌーピー。実は、メガネがないと見えないほどに、視力がとても悪いのだ。
視力が悪い犬って…。いや、もちろん犬にも視力の良し悪しはあるだろう。
でもやっぱり、なんだか犬って目がよさそうに思えてしまう。そんな彼だが、サングラスをすることはあってもメガネ姿はまったく見ない。
それもそのはず、スヌーピーはコンタクトレンズをつけているのだ!
スヌーピー、コンタクトしてるの? もはや人間じゃん…。
まさかスヌーピーにそんなシュールな設定があったなんて。コンタクトを付け外ししているスヌーピーの姿を見てみたいものである。
【追加雑学②】スヌーピーの犬種って?
ハイパーでスペシャルな高スペックなスヌーピーだが、そうはいってもやっぱり犬だ。
スヌーピーはちゃんと犬種もわかっている。ビーグル犬だ。
「ビーグルって?」という人は下の動画を見てほしい。ただの癒し動画なので犬好きさんにも再生を推奨する。
やわらかそうな垂れた耳や、見ているだけで癒されるくりくりな瞳に表情。なるほど、スヌーピーっぽい。
だが、毛の色だけはスヌーピー感がない。ビーグル犬は茶色が入る。スヌーピーのようなモノトーンの配色ではないのだ。
スヌーピーは、ビーグル犬のなかでもやっぱり異端児だった。
スヌーピーの雑学まとめ
今回はスヌーピーについての雑学を紹介した。
スヌーピーの意外な設定がちらほら見えてきた…。屋根の上で眠るスヌーピーかわいい! って思っていたけれど、閉所恐怖症が理由なうえに耳の筋肉で固定しているとは…。
無邪気に「かわいい!」というより、ちょっと笑ってしまう。底知れぬ魅力をもつスヌーピー。ますます好きになった。