自然現象

空気の乾燥が…!気温が5度以上でも雪が降る理由は?【気化】

zatsugaku

雑学カンパニー編集部

雑学カンパニーは「日常に楽しみを」をテーマに、様々なジャンルの雑学情報を発信しています。

気温が5度以上でも雪が降る理由に関する雑学

地域によって、物の捉え方が異なるということはよくある。

日本は比較的雨が多く、梅雨の時期になるとうんざりする人も多いだろう。しかし、そんなうんざりするような長雨も、乾燥している地域に住んでいる人々にとっては待ち望んで仕方がない雨だったりする。

あまりにもスケールが大きくなってしまったが、国内にだって同じようなことはある。

そう、それは雪。

豪雪地帯にお住みの方々には、毎年雪の季節は本当に億劫だろう。どけてもどけても玄関先に降り積もる雪…。やっと雪もやんで、大丈夫と思っても翌朝にはまた同じ景色…。つらい…。

「今年はホワイトクリスマスだったらいいね」なんていってるカップルたちよ! 雪国へ行け! 大変なんだぞ! 寒いし!

とはいうものの…ご存知だろうか…そこまで寒くない日でも雪が降る可能性があることを! ということで今回は雪に関する雑学を紹介していこう。

【自然雑学】気温が5度以上でも雪が降る理由

気温が5度以上でも雪が降ることがある理由は、空気が乾燥していると、上空の気温が0度近くになることがあるため。

【雑学解説】雪が降るポイントは湿度

ポイントは湿度についてのトリビア

雪はもちろん、雲の中にある水分が原材料である。といっても、雲の中の水分は上空が寒すぎるために基本的に凍ていることが多い。その氷が落ちてくるときに溶けきっていたら雨、溶けきらないと雪ということになる。

ポイントは湿度にある。

湿度が低いと氷は溶けやすくなり、溶けた氷は周りの空気の温度を下げるのだ。その結果として、氷が溶け残り、雪となる。

湿度とは空気中にどれだけ水分が含まれているか、わかりやすくいえば「どれだけジメジメしているか」を表す指標である。

ここで考えてみてほしい。ジメジメしているときと、カラッとしているとき、どちらの方が氷は溶けやすいだろうか? 実は、カラッとした空気の方が早く氷は溶ける。

なぜなのだろうか…。身近な例で考えよう。

みなさんが洗濯物を部屋干しするとき、ジメジメした時期と乾燥した時期、どちらが早く乾くだろうか? ほとんど間違いなく、乾燥した時期の方が早いだろう。

これは乾いた空気の方が洋服からより多くの水分が出ていきやすいからである。湿度が高いと空気中に水分がいっぱいあるからなかなか外に出られないのだ。人混みの中が歩きにくいのとよく似ているな。

また洋服に「液体」として存在していた水分は、水蒸気という「気体」の形で出ていく。

この液体や固体から気体に変化することを気化といい、気化にはエネルギーが必要なのだ。そのエネルギーが熱である。液体は周りから熱を奪うことで気体となるわけ。この場合でいえば、部屋の温度を奪って気化をするのだ。

熱を奪われるということはつまり、温度が下がるということ。夏の部屋干しのときに部屋が涼しくなったりするのはこれが原因なのだ。部屋干しは家中におっさん臭がするから…やりたくない…。

関連雑学

​ハンカチやタオルを早く乾かすにはレジ袋を使うという雑学
レジ袋を使え!タオルやハンカチを早く乾かす方法

続きを見る

これが氷にも当てはまると考えてほしい。

乾燥した空気中を落ちていく氷はその道中に溶けていくことで、固体から気体に変化する。そのとき同時に気化の影響で周りの空気の熱が奪われ、気温が下がる。そうすると、地上付近の気温が5度以上であっても、上空は0度に近い気温になってしまう。

これが湿度が低いとそこかしこで起こるわけだ。

0度に近いということは、なかなか氷も溶けないわけで、そのまま雪の形で地上に舞い降りてくるのだ! 都会でのホワイトクリスマスに期待をもたせてしまう結果になるとは…。不覚…。

スポンサーリンク

【追加雑学①】雪が降る時の最高気温は…?

降雪時の最高気温についてのトリビア

5度以上でも雪が降ることはわかったが、降雪時の観測史上最高気温は何度くらいなのだろうか。
正確な記録はわかっていないが、おおよそ10度くらいといわれている。

それを観測したのは2002年11月9日の埼玉県熊谷市。午後1時40分ごろに降雪を観測。

午後1時の熊谷市の気温が約11度、午後2時の気温が約9度だったことを踏まえると、降雪時は10度前後だったのではないか…というわけである。

ますますホワイトクリスマスに希望が…。

【追加雑学②】沖縄でも雪が降ったことがある

南国沖縄でも降雪を観測したことがある! しかも2回も! 初めての観測は1977年2月17日。久米島で5分間みぞれが観測されたのだ!

「みぞれ? 雪じゃないじゃん!」と思ったそこのあなた。みぞれは雪に含まれるんだ! けっしてインチキではないぞ。

2回目は2016年1月24日。名護市にて、本土初の降雪を観測。降ったのは…やっぱりみぞれ。いつかサラサラの雪を沖縄でみたいものだ…。

関連雑学

沖縄の夏は意外と涼しいという雑学
意外…!沖縄の夏は35℃を超える猛暑日がほとんどない

続きを見る

雑学まとめ

空気の乾燥が…!気温が5度以上でも雪が降るのはなぜ?【気化】についての雑学まとめ

今回の雑学はいかがだっただろうか。乾燥した空気がホワイトクリスマスの決め手になってしまうかもしれないなんて…。冬場の空気は乾燥しているので、よけいに雪が降りやすくなってしまう…。

本当に豪雪地帯にお住まいの方々は冬なんてきてほしくないだろうな…。でも…冬がこないと春もこないから…。

カップルに希望をもたせてしまう雑学を紹介してしまうなんて…クリスマスなんて晴れてしまえばいいんだ! いや…クリスマスなんて廃止してしまえ!

…誰か…私とクリスマスを一緒に過ごしてくれませんか…。さみしいんです…。

いま読まれている記事

  • この記事を書いた人
zatsugaku

雑学カンパニー編集部

雑学カンパニーは「日常に楽しみを」をテーマに、様々なジャンルの雑学情報を発信しています。

© 2020 雑学カンパニー