今回の雑学テーマは、日本人の大好物・卵かけご飯。
ご飯に卵を落として醤油をひとまわし。これほどまでにシンプルで最強のメニューがあるだろうか。
小学生でも気軽に作れる究極に簡単なレシピ、材料もご飯と卵と醤油の3つだけ。それでいて毎日食べても飽きないほどに美味しいのだから、卵かけご飯の力はすごい。その豊富なアレンジレシピからも多くの人々に愛されているのがわかる。
そんな優秀すぎるメニューである卵かけご飯、実は日常的に食べているのは日本だけなのだ。
【食べ物雑学】卵かけご飯を食べているのは日本だけ
【雑学解説】卵を生で食べる国は少ない!
そもそも生卵を食べる文化が珍しい。
私たちは日頃から卵を「生で食べられる食材」として認識しているし、当たり前のように生卵を食べている。だが、世界的に見ると一般的に卵は「火を通して食べる食材」として認識されており、生で食べるなんて「ありえない」のだ。
もちろん一部には例外もあるが、基本的に卵を生で食べるのは危険な行為。サルモネラ菌による食中毒を起こしやすい卵は衛生管理がとても難しい食材なのである。
日本では、卵の安全性を高めるための衛生管理を国をあげて徹底しており、サルモネラ食中毒の危険性は低い。だが多くの国ではそういうわけでもなく、軽い気持ちで食べることはできない。
つまり、海外の方にとって生卵を食べることはバクチなのだ。そうした文化の下に生きてきた人々にとっては「卵かけご飯」はカルチャーショックを受けることなのだ。
普段生で食べないものを平気な顔して食べていたら、たしかにショックを受ける。
そう考えるとゲテモノ扱いも頷ける。
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【追加雑学①】10月30日は「卵かけご飯の日」
卵かけご飯を愛してやまない日本人、実は「卵かけご飯」の日まで制定しているのだ。
「卵かけご飯の日」は10月30日。ハロウィンの前日だ。
2005年のこの日に島根県雲南市で「第1回日本たまごかけごはんシンポジウム」が開催された。「日本たまごかけごはんシンポジウム」は毎年開催され、卵かけご飯の歴史や魅力、アレンジメニューなどを語り合っている。
こちらはその様子が映った動画だ!
毎年イベントを開催して記念日まで設けるとは、日本人の卵かけご飯愛、恐るべし。
【追加雑学②】卵のサイズは卵黄比率の差
スーパーで卵を買うとき、S・M・Lのサイズで迷う。
このサイズ、単純に卵の大きさで分かれているのだと思っていたらどうもそれだけではないようだ。サイズによって卵黄比率が変わるのである。
もっとも卵黄比率が高いのはMサイズ。次にL。卵黄比率が低く卵白比率が高いのがSサイズだ。
一番大きいLサイズや逆に一番小さいSサイズでなく、Mサイズに卵黄が詰まっているというのは意外。そしてこの卵黄比率の差で、それぞれのサイズに向いている料理が変わる。
- 卵黄がたくさん詰まった濃厚なMサイズは、ゆで卵や目玉焼きなど卵黄を楽しむメニュー。
- 卵白と卵黄のバランスが良いLサイズは親子丼や卵焼きなどそれぞれの半熟を楽しむメニュー。
- 卵白が多いSサイズはメレンゲを使ったお菓子やプリンなど、卵白のもつふわふわ感を活かしたメニュー。
卵かけご飯は、もちろん黄身が詰まったMサイズがおすすめだ。
雑学まとめ
今回は卵かけご飯についての雑学を紹介した。記事を書いているだけで卵かけご飯が恋しくなる。
ふとしたときに食べたくなる卵かけご飯。当たり前に食べていたこのメニューが、日本でしか食べられないとは驚きだ。
改めて日本人の食に対する思いの強さや、衛生管理の凄さを感じさせられる。
これからも安全に卵かけご飯を食べ続けたい。
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