タクシーを利用したとき腹立つのは、目的地に到達して止まろうとしたその瞬間、メーターがあがることだ。たまになら致し方ないと思うが、ほぼ毎回のように止まる寸前にメーターが上がるから、そういう仕組みになっているんじゃないかと勘ぐってしまう。
このタクシーの料金アップの瞬間が事前に分かれば、とてもありがたいのだが…。と思っていたが、なんと料金アップの瞬間はタクシーメーターでわかるらしい! 今回はそんなタクシーにまつわる、ためになる雑学をご紹介していこう!
【生活雑学】タクシーの料金アップの瞬間は、タクシーメーターでわかる
【雑学解説】タクシーメーターには「料金上がり予告」が表示されている
実はタクシーの料金アップは、なんの前触れもなくいきなり表示された金額が変わるのではなく、予告表示がなされている。
私を含め、タクシーの料金が下車する直前で上がることに憤りを覚えていた皆さんは、この表示を今まで見過ごしていたことになる。無知は罪なことだ…。
さて、気になる料金アップの表示のされ方であるが、これにはいくつかのパターンがある。
タクシーは通常、288メートル走行するごとに、距離加算といって90円ずつ加算されるのだが、その距離が近づいてくると、表示されていたバーが短くなったり、5つあった丸が1つずつ消えていったりする。
ほかにも、消えていくのは丸ではなく矢印であったり、「賃走」の文字の色が徐々に変わっていったり、白いランプが点滅した後赤いランプが点滅したりすると加算されるなど、タクシーメーターの機種によって表示方法はさまざまだ。
実際にタクシーメーターがあがる瞬間がどんな感じか、動画でご覧いただこう。
これは距離が進むごとに、上部のバーが短くなっていくタイプだ。
表示方法は、各メーカーで統一が取れていないため、よくメーターを見ておかないと見極めが難しい。だからタクシーに乗っているあいだは外の景色を眺めている場合ではなく、タクシーメーターを凝視し、どのような表示方法か確認しておかねばならない。
タクシーメーターによってはそもそも上記のような予告表示がされないタイプもあるようなので、よく確認しても取り越し苦労で終わるケースもある、そこは覚悟しておこう。
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なぜタクシーメーターに表示がされているのか?
タクシーの料金加算が距離に応じて行われるのは周知の事実だが、このような表示がなされている理由はなぜだろうか?
冒頭でもお話したが、わたしのように、タクシーの運転手がちょろっと細工しているのでないかと勘ぐる人もいるため、そうした乗客の疑念を払しょくするためだといわれている。
こうした感覚を抱くのは私が意地汚いからではないかと考えていたが、私だけではないようで安心した!
さて、もう一つタクシーに関する雑学を紹介しよう。
皆さん、タクシー業界で使われる「お化け」という言葉の意味はご存知だろうか?
【追加雑学】タクシー業界の「お化け」とは?
大雨のなかでびしょぬれの女を乗せたが、運転中ふと後ろを見るとその女の姿は消え、残ったのはびしょぬれの座席シートだけだった、という怪談を聞いたことはないだろうか?
これは通常で使われる「お化け」の意味だが、タクシー業界で使われる「お化け」には別の意味がある。
それは「普通なら誰も利用しないような時間や場所にひょっこりと現れる、極端な遠距離利用をする客」だそうだ。
だからこの「お化け」はタクシー運転手にとっては、とても喜ばしい存在。
「この前、お化けにでくわしちゃったよ!」と嬉しそうにドライバーのおじさんは、仲間たちと談笑するのだ。通常の「お化け」の意味からは考えにくい…。
雑学まとめ
今回はタクシーにまつわる雑学をご紹介してきたが、いかがだっただろうか? 料金アップがタクシーメーターを見れば分かるとは、知らなかった方も多いだろう。
その表示のされ方は機種によって変わるので、見極めが重要となる。どうしてもメーターが変わる前に降車したいという現金な方は、この鑑定眼を養う必要があるということだ。
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