食べ物の由来

中華の"点心"の意味と由来とは?飲茶(ヤムチャ)とどう違う?

中華の「点心」ってどういう意味?という雑学

「点心(てんしん)」というものをご存じだろうか? どうやら食べ物に関する言葉のようだが、日本の漢字の「点」と「心」からは食べ物に結びつかないんだが…いったいどんな意味なんだ?

中華料理店でバラエティーあふれるあまたの点心メニューから、選び放題できる楽しみを満喫しながら「点心」をむさぼっているとき、ふと頭をよぎった疑問。腹ごなしに、解明するとしよう。

【食べ物雑学】中華の「点心」ってどういう意味?

「点心」とは、小腹を満たすおやつである!

【雑学解説】中華の「点心」は軽食やおやつ

中華の「点心」は軽食やおやつというトリビア

日本には室町時代に伝わった「点心」。中華の「点心」の意味を辞書風に解すと「腹の足しになるちょっとした軽食やおやつを間食すること」「またその軽食やおやつを指す」となる。

また「点心」は、動詞では「ちょっとしたものを食べて腹の足しにする・おやつを食べる」となり、名詞では、「軽食・おやつ・スナック」という意味になる。

ただしこれは、点心という言葉自体の意味を解釈したのであって、点心というものを理解したことにはならないのだ。そこで、点心とはいかなるものか、由来から探ってみる。

点心の由来

点心の由来については、大きく二つの説がある。その点心の有力な由来の一つは、「空心に小食を点ずる」という禅語からきたというものだ。

「空心」とは、心でなく「腹が空っぽ」という意味で、「小食」は日本語と同じ意味、「点ずる」は「さっと触る・ちょっとつつく・注文する・与える」などの意味がある。

「空心に小食を点ずる」とは、「空腹だからちょっと軽食を食べる」ということになるのだ。

これって、禅でわざわざ語るべきすごいことなのか…?

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じつは、禅僧は一日2食で過ごすが、食間に小腹がすいたときに軽食やおやつを食べたのだ。このおやつを指す禅用語が、点心の始まりとなったという説だ。さすが食を大事にする中国だな…。

もう一つの由来説は、「点心」は「心に点ずるもの」という説だ。「点心」の「心」をお腹ではなく「心・気持ち」と捉え、「心や気持ちにさっと触れるもの」が「点心」だという説である。

こっちの説は腹を満たすのではなく、心に触れるほどうまいおやつや軽食という意味なのか…。

【追加雑学】飲茶は点心と違う?

飲茶は点心と違う?というトリビア

飲茶(ヤムチャ)と点心は同じものだ、と勘違いしている方がいる。飲茶は点心とは違うのだ。そもそも、言葉が指しているものが違うのである。

「飲茶」とは字のごとく、お茶を飲むことなので、軽食やおやつを食べながら中国茶を飲むという、お茶会的な習慣そのものを指している。一方「点心」は、そのお茶会(飲茶)で食べる軽食やおやつを指しているのだ。

つまり、「飲茶をして点心をつまもう!」というのが正しい使い方なのだ。中国では、朝食代わりに飲茶をして点心を食べる人が多いそうだ。

雑学まとめ

点心の由来は、「空心に小食を点ずる」という禅語からきたという説と、「心や気持ちにさっと触れるもの」が「点心」だという、この二つの説が有力だ。

その「点心」の意味とは、小腹がすいたときに腹の足しになるちょっとした心を満たす軽食やおやつを間食することであり、その軽食やおやつ自体を意味するのである。

このトリビアを覚えて、間違った使い方をしないようにしよう!

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