言葉は悪いが、走り回るうるさい子供に対して「うざいガキだな」なんて思う人もいるだろう。
ムシャクシャすると使ってしまうこの言葉だが、どうやら「うざいがき」という四字熟語があるらしい。しかし、四字熟語は四文字の漢字で出来ている。うーん、「うざいがき」にあてはまる漢字が思いつかない。
やっぱり意味は「うるさい子供」なのだろうか。というわけで今回は、面白い四字熟語についての雑学をご紹介しよう!
【面白い雑学】"うざいがき"という四字熟語の意味とは?
【雑学解説】四字熟語「うざいがき」はお金持ちでケチ
漢字を見てお気づきの方もいるだろう。「有財餓鬼」は「うるさい子供」のことではない。
「有財餓鬼」はお金持ちで財産に余裕があるのにひどくケチな人のことをいう。
そもそも「餓鬼」とは常に飢えている鬼のこと。その「餓鬼」が「有財」つまり財を有している。漢字から読み解けば、欲しいものをもっているのに飢えて満足していないということになる。
すでに多くの財産を所有していながら、もっと欲しいと欲張ったり、少しも誰にも渡さない。そんな人物に対して使う四字熟語が「有財餓鬼」である。
「有財餓鬼」の反対の四字熟語もある
反対に「無財餓鬼(むざいがき)」という四字熟語もある。
こちらは一切の財がなくて苦しむ餓鬼のこと。お金がなく、その苦しさから犯罪に手を出してしまうような人だ。
どちらにしても苦しむことになる餓鬼さん。お金はありすぎても、なさすぎても良くないということか。
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【追加雑学】そもそも「うざい」とはどんな意味なのか
ところで「うざい」という言葉は普段何気なく使ってしまう言葉だが、何かの略語だろうか。改めて調べてみると「うざい」は「うざったい」が省略された言葉だった。
鬱陶しい・煩わしい・面倒くさいといった意味である。
こうして調べてみると四字熟語の有財餓鬼とは関係がないことがわかる。
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面白い四字熟語の雑学まとめ
四字熟語の「有財餓鬼」についての雑学、いかがだっただろうか。「有財餓鬼」は、お金持ちなのにケチな人のことだった。きっと友達にも恵まれず、寂しい気持ちに違いない。そしてどんどんケチになっていく。
お金持ちなのに満足できない欲張りな人物になってしまったら人生楽しめる気がしない。ほどよく貯金しながらたまにはぱーっと遊びたいものだ。