ビールは家でもお店でもよく飲まれる、日本人に愛されているお酒だ。広く普及しているのでいろいろな場所で気軽に飲めるが、ビアホールのようなビールにこだわった場所で飲むのは格別である。
お酒を飲むときには、おつまみがかかせない。ビールのおつまみの定番といえば枝豆だと思っていたけれど、日本初のビアホールのおつまみは「大根」だったらしい。
ビールに大根って、初耳だぞ!? 今回はそんな驚きの雑学をご紹介していこう!
【食べ物雑学】日本初のビアホールのおつまみは「大根」?
【雑学解説】ドイツのビアホールを参考に大根の薄切りを出した
ビアホールとは、ビールをメインに楽しめるお店のことで、「ビヤホール」とも呼ばれる。1897年にビアホールの形をとる「アサヒ軒」が開業したが、名称としてのビアホールが初めて使われたのは1899年の「恵比寿ビヤホール」が最初だ。
初めて名称を使ったことへの敬意から、恵比寿ビヤホールは「日本初のビアホール」と称されている。ちなみに、恵比寿ビヤホールをオープンしたのは、今も日本のビール業界で活躍するサッポロビールである。さすが、日本を代表するビール会社!
日本初のビアホールの恵比寿ビヤホールでは、薄く切った「大根」に塩を添えたものが、おつまみだった。おつまみとしては、ちょっと寂しいような…。塩を添えるくらいなら、漬物にしてほしい。
薄切り大根という不思議なおつまみが誕生したのは、ビールの本場ドイツのおつまみ事情が関係していた。ドイツでは大根の仲間の「ラディッシュ」のスライスを、おつまみにしていたのだ。
本場のおつまみを参考にしたが、残念ながら大根の薄切りは不評だった。その後、大根に代わりフキやエビの佃煮がおつまみとして登場した。
私としても、塩をつけて食べる大根より、佃煮の方がうれしい。佃煮バンザイ!
【追加雑学①】日本最大のビアガーデン「さっぽろ大通ビアガーデン」
ビールを飲む場で忘れてはならないのが、「ビアガーデン」だ。ビアホールは専門店のイメージで敷居が高いと感じる人は、オープンな場でイベントとして行われるビアガーデンの方が行きやすいだろう。
日本各地で開催されるビアガーデンには、たくさんの人が訪れる。大規模なビアガーデンの中でも、特に規模が大きいのが北海道札幌市の「さっぽろ大通ビアガーデン」だ。なんと、13,000もの座席が用意されているのである。
東京の大規模なビアガーデンとして知られる「ヒビヤガーデン」の席数は、2,000席以上とのこと。さっぽろ大通ビアガーデンの方が1万席以上多い…。いったい、どれだけのビールが消費されるんだ?
さっぽろ大通ビアガーデンでは、開催期間中に約40万リットルのビールが消費される。最高記録を達成した平成18年の消費量は、なんと約57万リットル。人間って、そんなにたくさんのビールを飲んでいるのか…すごいな…。
実際の様子を撮影した動画を発見した! たくさんの人が楽しそうにビールを飲んでいる。会場の雰囲気だけで酔えそう。
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【追加雑学②】チョコレートのビールがあるって本当?
ビールにもいろいろな種類があり、種類によって色や風味が異なる。100種類以上のビールがあるといわれる中で、一風変わったビールが「チョコレートビール」だ。
名前だけでも美味しそう。実際にチョコレートビールを飲む動画を発見したぞ!
とんでもない大惨事…! 悲しみを乗り越えて行われたレポを見ると、ビールそのものが甘いチョコレート味ではないようだ。でも、甘いチョコレートと相性がいいなら、飲んでみたい!
チョコレートビールは、ビールの材料にチョコレートを使っているわけではない。かんたんに説明すると、ビールの材料の「麦芽」を通常よりも高温で加熱・乾燥し、ビターチョコレートの風味に近づけているのだ。
バレンタインのプレゼントにもぴったりだと思うが、誰かに贈る前に味見も大事だよな。次のバレンタインシーズンには、味見のために私もチョコレートビールを飲んでみよう。
あくまでも、味見だ。味見は大切。
雑学まとめ
今回は、日本初のビアホールのおつまみは大根という雑学を解説した。ただの大根じゃあ、ビールは進まないと思うけど、ドイツの人はラディッシュでビールが進むんだろうか…? 食文化の違いっておもしろい。
ビアホールに行ったことのない人も、ぜひ一度足を運んでみてほしい。ビールの種類が豊富なビアホールに行けば、今まで飲んだことのない、未知のビールに出会えると思うぞ!