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弱肉強食の世界。日本の雑草の9割は外国産

zatsugaku

雑学カンパニー編集部

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日本の雑草の9割は外国産という雑学

雑草といえば、邪魔なイメージしかないかもしれない。抜いても抜いても生えてくるのが憎らしい…! やつらは多くの人にとって天敵といっても良いだろう。

そしてその天敵が、今では9割が外国産という事実を聞けば、いてもたってもいられない!! まさに静かなるインベーダー!

なかには生態系に悪影響を与えるような、危険な雑草もあるとのことだ…。なにか対策はないのか、詳しく見ていこう。

【自然雑学】日本の雑草の9割は外国産

もともと日本にあった雑草は減少しており、今では9割が外国産になっている。

【雑学解説】外国の雑草による侵略が進んでいる

外国の雑草による侵略が進んでいるというトリビア

繁殖力が強い外国の雑草は、日本古来の在来種にとって大きな脅威だ。植物の世界では苛烈な生存競争が、常に行われている。

雑草たちは土壌や日光を取り合うことで、種の存続と勢力の拡大を目指す。超弱肉強食! 人の目には見えない土の中での戦いだが、負けてしまえば枯れるしかない…。

日本の雑草と似たような種類もあるが、遺伝子はまったくの別物だ。日本古来の雑草と交配が進めば、同じ植物とはいえなくなるだろう。日本の植物世界は外国人とハーフばかりなのだ。

畑や田んぼに生えて邪魔をする外国産の雑草は多いため、人間だって他人事ではない。本物の雑草魂の前だと、人は無力なのか…。そこらへんに生えているただの雑草が、少し恐ろしく感じる。

様々なルートで入り込む海外の雑草

海に囲まれた島国の日本に、これだけ多くの雑草が入ってくるのは少し不思議だ。まさか自力で泳ぐわけでも、飛んでくるわけでもないだろう。

観賞用として持ち込んだ植物が雑草になったり、家畜のエサとして輸入されたり、入ってくるルートはさまざまだ。中には輸入した野菜や大豆に混じって、海を渡った雑草もあるらしい。

結局は人間が持ち込んだのだから、被害を受けても自業自得といえるのだろうが…。どこでも生きていけるたくましさは、少しだけ見習いたい気がしてくる。

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【追加雑学】意外すぎる外国産の雑草

意外すぎる外国産の雑草についてのトリビア

オオオナモミ

馴染みが深い雑草が、実は海外産だったというケースは意外と多い。代表的なのはこの2つだ。

  • オオオナモミ
  • セイタカアワダチソウ

オオオナモミは、北アメリカが原産の植物である。服にやたらくっつく、丸いトゲトゲといえばわかるだろう。日本在来のオナモミも存在するが、オオオナモミのせいで絶滅寸前にまで追いやられてしまった。

子供のころに友人に投げて遊んだあれは、きっとオオオナモミだったのであろう…。楽しい思い出だっただけに、なんとも複雑な気分である。

セイタカアワダチソウは秋に黄色い花を咲かす、1~2mほどの背の高い植物だ。土手や空き地に生えまくっているため、嫌でも目に入る。

実は、明治末期に園芸用として持ち込まれたものが野生化したものなので、比較的最近のものだったりする。

時代劇で生えていると不自然なので、引っこ抜くのが鉄則らしい。とはいえ! ヒッソリと映り込んでいる場合もあるので、探してみるのも楽しいかもしれない。

日本の雑草も海外では外国産

日本の在来種が海外で繁殖している例もあるのだ。日本人に馴染みが深いススキやクズが海をこえて、危険な外来種として認識されている。

秋の七草にも入っているクズは、和菓子や葛湯にも利用される有用な植物だ。しかし、アメリカではなんと、3万㎢にも広がって地面を覆っているという…。

一面の、草ッ! これは九州の大きさとほぼ同じだ。よほど気候が適切だったのだろう…同郷の日本人として少し申し訳なく思う。ただ、アメリカ原産の雑草も入ってきているので、ある意味お互い様である。

雑学まとめ

弱肉強食の世界。日本の雑草の9割は外国産についての雑学まとめ

セイタカアワダチソウ

雑草が少しずつ日本を蝕んでいく様子は、まるでB級ホラー。外来種を完全に防ぐのは難しいため、割合はまだまだ増えるかもしれない。肩身が狭い思いをしている日本の雑草が、なんだかかわいそうだ。

侵略者に対抗するためにブチブチッと抜いておこうと思ったが…素人には見分けがつかないので止めておこう。

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