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焼き肉トリビア!ハツ/タン/ミノ/ホルモンの由来を一気に紹介

ハツ・タン・ミノ・ホルモンの由来に関する雑学

突然だが、私は焼肉が好きだ。熱した網に肉をのせたときの音、煙とともに立ちのぼる香り。そして肉を口に入れた瞬間に広がる風味。どれをとっても最高である。

そんな大好きな焼肉で、必ず食べるのが牛タンとホルモンである。牛タンはネギたっぷりのせて、タレをくぐらせ食べる。そしてホルモンの脂で激しい炎があがろうともこれは外せない。

さて、単なる焼肉談義ではない。今、発した「牛タン」「ホルモン」という名前、はたしてどこからきているのだろうか。焼き鳥屋では必ず頼むハツと、たまに無性に食べたくなるミノについての雑学も一緒に調べてみた。

【食べ物雑学】ハツ・タン・ミノ・ホルモンの由来は?

ハツ・タン・ホルモンは英語由来、ミノは見た目由来。

【雑学解説】肉の部位名は外国語由来が多い

肉の部位名は外国語由来が多いというトリビア

ハツは心臓の肉なのでhearts(心臓をあらわすheartの複数形)から、タンは舌なのでtongue(舌の意味)からきているようだ。

内臓の肉全般をあらわすホルモンは、hormone(体内の組織や活動を調節する生理的物質の総称)からきているという説と、大阪で「捨てるもの」を意味する「放るもん」からきているという説がある。

調べた4つの言葉の中で唯一英語由来でないのがミノである。こちらは、切って広げたときの形が昔の雨具の蓑(みの)に似ていることからミノと呼ばれることとなった。

さまざまな肉の呼び方

肉食の始まりは紀元前までさかのぼる。人類の祖先が狩猟を始めたときから、人類は肉を食べながら生きてきた。しかし、日本において肉食が推奨されない時代もあった。6世紀に仏教が伝来したことによって、肉を食べることはあまりよくないこととされたからである。

日本人が現在のような形で肉を食べるようになったのは明治時代の文明開化がきっかけである。欧米から肉食の文化がもたらされたために、肉の部位名もハツ・タン・ホルモン以外にサーロインやロースなど英語由来の呼び方が多いのではないだろうか。

また、ヒレ肉のヒレはフランス語で魚の切り身をあらわす「フィレ」から、カルビは韓国語からきている。

【追加雑学①】牛の4つの胃のうち、胃液がでているのはギアラだけ

牛の4つの胃のうち、胃液がでているのはギアラだけというトリビア

牛には4つの胃がある。しかし、4つの胃のうち胃液がでているのは第4胃のギアラだけである。

今回、この事実を初めて知り、驚愕した。胃液をださずして何が胃か。なんと第1~3胃と呼ばれている箇所は食道が変化したものなのだ。

第1胃のミノと第2胃のハチノスを合わせて反芻胃(はんすうい)ともいい、こちらから消化液はほとんどでていない。そのかわり、ミノとハチノスには草を分解する微生物が多数いる。

ミノで発酵させては口に戻し、咀嚼(そしゃく)してから再びミノへ。それを繰り返して発酵がすすんだ分がハチノスへと送られる。そしてハチノスでさらに発酵させたものを第3胃に送るのだ。

第3胃センマイは判別の胃である。ハチノスからきた物が大きすぎればハチノスへ戻し、分解がすすんでいれば第4胃のギアラへと送る。そしてギアラから分泌される胃液によって最終的に分解されて、栄養として吸収されるのである。

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【追加雑学②】貧血気味だけど、レバー嫌い!な人にはハツがおすすめ

貧血気味だけど、レバー嫌い!な人にはハツがおすすめというトリビア

鉄分の多い食材の代表格といえばレバーだろう。レバーには、鉄分をはじめとして葉酸やビタミンA・Bなど多くの栄養素が含まれており、貧血気味の人にピッタリの食材である。

しかし! レバーは無理! という人も多い。そんな人におすすめなのがハツである。おすすめの理由の一つ目は、赤血球中のヘモグロビン生成に関わるビタミンB12と鉄分が豊富に含まれていることだ。

その含有量はレバーに及ばないが、ハツ100g(牛・豚・鶏どれでも)で1日に必要な鉄分とビタミンB12の1/3程度を摂取することができる。

おすすめの理由の二つ目は、食べやすさである。ハツは心臓の肉であり消化器ではないので、くさみがあまりない。また、ザクッとした歯ごたえがあり、噛み切りやすく食べやすい。他のお肉のように歯のすき間にはさまりにくいので、小さなお子様でもストレスなく食べることができる。

レバーのくさみや独特の食感が苦手、という貧血気味の人には、ぜひハツを食していただきたい。

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【追加雑学③】ホルモン料理はスッポン料理だった!?

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ホルモン料理という言葉が出始めた当時は、スッポン料理をさしてホルモン料理ということもあったらしい。つまり、ホルモン料理という言葉はスタミナ料理と同様の意味で使われていたと考えられる。

そのため「体内に分泌されるホルモンのように、食べると活力が湧く料理」という意味でホルモン料理といわれるようになった説の方が濃厚ではないだろうか。

雑学まとめ

今回の雑学記事では、ハツ・タン・ミノ・ホルモンの由来について調べてきた。今いえることは、猛烈に焼肉が食べたいということである。焼き鳥屋さんでハツを頼むのもいい…とにかく肉を食べたくなった。

牛の胃にもそれぞれ英語での呼び名がある。ミノはrumen(ルーメン)ハチノスはreticulum(レティキュラム)センマイはomasum(オマズム)ギアラはabomasum(アボマズム)。

新手のアイドルグループのような感じもする。ちょっと難しい雰囲気だから、こちらは英語で定着しなかったのかもしれない。

焼肉のメニューを眺めたときにでも、ぜひ本トリビアを思い出していただきたい。

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