ディズニー映画「アラジン」には、アラジンやジャスミンなど魅力的なキャラがたくさんいる。しかし、その主役たちに引けを取らない存在感を放っているのが、ランプの精・ジーニーだろう。
このキャラクターの吹き替えを務めたのが、声優の山寺宏一だ。彼は様々なディズニー映画で吹き替えを担当しているが、「アラジン」のジーニー役である伝説を作っている。今回は、そんな山寺宏一の凄さが分かる雑学を紹介しよう。
【サブカル雑学】声優・山寺宏一は「アラジン」のジーニーの歌を一発録りで成功させた
【雑学解説】伝説の一発録り「Friend Like Me」
ジーニーが登場して、アラジンに自己紹介をする際に歌うのが「Friend Like Me」だ。様々な声色を使って、エンターテイメント性たっぷりに歌い上げるシーンは圧巻である。
実はこの「Friend Like Me」、吹き替え版は一発でオッケーが出たという伝説が残っている。
「Friend Like Me」を実際に聞いてみると、ハイテンションに色んな声を使っていることが分かる。素人はもちろん、プロでも何テイクも重ねて収録するかもしれない難しい曲だ。しかし、山寺宏一はこの難しい歌を1発で成功させたのだ!
ちなみに、原語版でもこの「Friend Like Me」は、吹き替え版と同じく様々な声を使って歌い上げている。山寺宏一は原語版に合わせて演技をしながら歌っているのだからすごい。
もしもDVDなどを持っていたら、原語版と吹き替え版を聞き比べてみてほしい。吹き替え版がいかに原語版に合った形で歌われているかが分かると思う。そして、1発で成功させることの難しさも、感じられることだろう。
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【追加雑学】ジーニーのモデルはロビン・ウィリアムズ
ディズニー映画でキャラクターを作る際にはモデルがいるものだ。もちろんジーニーにもいる。追加雑学として紹介しよう。
ジーニーのモデルは、実際にジーニーを演じたロビン・ウィリアムズだ。ロビン・ウィリアムズといえば、「ポパイ」・「ミセス・ダウト」・「パッチ・アダムス」など幅広い映画に出演していたアメリカのコメディ俳優だ。
実は「アラジン」の裏話には、こんな話がある。アニメーターのエリック・ゴールドバーグが、監督から脚本を渡された際にこう言われた。
「ロビン・ウィリアムズのコメディアルバムを参考にするように」
見る人が見れば、ロビン・ウィリアムズを参考に、ジーニーが作られたことが分かるかもしれない。
ちなみに、ロビン・ウィリアムズがジーニーの収録をする際は、他の仕事との合間を縫っての収録になっていた。そのためか、ロビン・ウィリアムズは限られた時間を有効に使うために、一言のセリフでも20パターンもの演技を収録していたという話がある。
様々なアドリブや物まねを入れていたので、吹き替えを担当した山寺宏一はジーニーの吹き替えに苦労したという話も…。
しかし、山寺宏一もロビン・ウィリアムズに負けないくらいのアドリブや物まねを入れて、「オリジナルに引けを取らない吹き替え」という評価を得ている。
原語版も吹き替え版も、プロとしての気合が入っているのがジーニーというキャラクターなのかもしれない。
雑学まとめ
ジーニーに関する雑学を紹介した。ジーニーといえば、陽気でハイテンションな演技が求められるキャラクターだ。原語版のロビン・ウィリアムズが、様々な演技を収録したために、吹き替え版の山寺宏一が苦労したという話もある。
しかし、山寺宏一はジーニーの歌でも難しい「Friend Like Me」を一発録りで成功させたという伝説をもっている。ジーニーのキャラやロビン・ウィリアムズの演技に合わせての吹き替えなので、まさに声優のプロとしての心意気を感じさせる。
実写映画版もジーニーの声は山寺宏一だ! こちらの映画版でも素晴らしい演技を披露してくれている。
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