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任天堂の社名の由来は"運を天に任せる"だった?ゲーム会社の由来を調べてみた

雑学カンパニー編集部

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任天堂の社名の由来は「運を天に任せる」からだった?に関する雑学

任天堂といえば、ファミコンことファミリーコンピュータをはじめとするビデオゲーム会社として世界中で有名であり、時代の最先端を走っている印象が強い企業だ。

しかし、海外でも有名なのに、任天堂という社名は古臭く感じないだろうか?

老舗の和菓子屋さんみたいな社名じゃなくて、「サイバー」とか「ギガ」みたいなナウい名前にすればいいのに…(ナウい、の方が古臭い)。

だが、調べてみると任天堂という社名には、納得の理由があったのである。その理由とは、果たしてどんなものだろうか? 今回の雑学ではこれについて取り上げていこう!

【生活雑学】任天堂の社名の由来は「運を天に任せる」からだった?

おばあちゃん
おやおや、またあんたゲームやってるのかい。
孫ちゃん
あはは。まあね~。ねぇおばあちゃん、「任天堂」の由来ってなに?
おばあちゃん
任天堂はもともと花札とかトランプを作ってたみたいでね。「運を天に任せる」っていう由来があったみたいだよ。
孫ちゃん
えぇ~!?会社のことなのに、運を天に任せちゃっていいの~!?

【雑学解説】任天堂はもともと花札やトランプを製造していた

任天堂はもともと花札やトランプを製造していたというトリビア

現在の任天堂はビデオゲームメーカーとして世界中で有名だが、1889年(明治22年)の創業時は「任天堂骨牌」という名前であり、花札やトランプを製造していた。ちなみに、骨牌(こっぱい)とはカルタのことである。

そして、花札といえば賭博に使われる道具の1つであるのは有名なところ。任天堂の3代目社長である山内溥は、賭博で勝ち負けを「運を天に任せる」ことから、任天堂という社名になったのではないかと推測していたそうだ。

ただ、山内の話はこれで終わらない。「与えられた仕事を全力でまっとうしたうえで、運に関しては天に任せるしかない」という、「人事を尽くして天命を待つ」に近い意味合いの言葉として「任天堂」の社名の由来を再定義しているのだ。

おばあちゃん
ただ「運を天に任せる」んではなく、「やるべきことはしっかりやった上で」っていう意味だね。
孫ちゃん
あ~、それなら安心。

また、任天堂が販売している花札「天狗」の名前から「天」の文字をとり、賭博に関する「任侠道」から「任」の文字をとって任天堂となったのではないかという説もある。

いずれにしろ、運を天に任せるだけでは任天堂の発展はなかったはずであり、運を引き寄せる企業努力は素晴らしいの一言である。

【追加雑学①】ほかのゲーム会社の名前の由来は?

ほかのゲーム会社の名前の由来についてのトリビア

日本には任天堂だけでなく数多くのゲーム会社があり、会社の名前の由来もさまざまだ。そこで、いくつかのゲーム会社の名前の由来を紹介しよう。

スクウェア・エニックス

2003年(平成15年)に「ファイナルファンタジー」の「スクウェア」「ドラゴンクエスト」の「エニックス」が合併して誕生したのが「スクウェア・エニックス」。

「スクウェア」の社名の由来は「square」であり、「真っ直ぐな・公正な」という意味がある。そこから、あらゆる問題に対して真っ直ぐに取り組むという意味から「スクウェア」という名前になったそうだ。また、「square」には「広場」という意味もあり、クリエーターが集まる広場という意味もあるらしい。

「エニックス」は、世界初のスーパーコンピュータ「ENIAC(エニアック)」と「phoneix(不死鳥)」を合わせた造語である

また、「スクウェア・エニックス」となったのは「エニックス・スクウェア」だと「ス」が続いて呼びづらいから…という理由らしい。

コナミ

「メタルギアソリッド」や「ときめきメモリアル」などで知られる「コナミ」の社名は、創業メンバーの上月景正・仲真良信・宮迫龍雄の頭文字を取り「KOuzuki NAkama MIyasako」からきているとされている。

また、経営陣は「大波より小波をかぶる方がましだから」とインタビューで語っていたとのことで、「小波」も社名の意味に含まれているようだ。

もちろん、ネットスラングである「小並感(小学生並みの感想)」とは一切関係ない。

SEGA

「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」や「龍が如く」で知られ、かつてはハートメーカーでもあった「SEGA」の社名は、「Servis(サービス)」と「Game(ゲーム)」から2文字をとってつけられている

なおイタリア語で「セガ」は下品な言葉になるので、現地では絶対に使わないように!

孫ちゃん
え、なになに!?
おばあちゃん
いや…あんたは知らなくていいんだよ…。
孫ちゃん
ふぅ~ん…。ま、いいや。

でもどこのメーカーもいろんな意味があってその会社名になってるんだね。

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【追加雑学②】ビデオゲームだけじゃない!変わった玩具「ウルトラ」シリーズ

ビデオゲームだけじゃない!変わった玩具「ウルトラ」シリーズについてのトリビア

ビデオゲーム界において任天堂は王道を進む企業であるが、愛を計る機械「ラブテスター」を販売するなど、変わった商品を販売する企業でもある。そこでここでは任天堂が発売した玩具「ウルトラシリーズ」を紹介したい。

「ウルトラシリーズ」とは、ゲームボーイの生みの親ともいわれる横井軍平が手がけた玩具シリーズである。

1966年(昭和41年)に発売された「ウルトラハンド」は手元で開いたり閉じたりすることで伸び縮みする、いわゆるマジックハンドであった

これは横井が設備機器の保守点検の仕事をしていた際に、暇つぶしで伸び縮みするハンドを作って遊んでいたところを当時の山内社長に見られ、「それを商品化しろ」といわれたそうだ。

1968年(昭和43年)に発売されたシリーズ第2弾の「ウルトラマシン」は、家庭用のバッティングマシン。当時人気だった王貞治と田淵幸一がパッケージに使われており、かなりの人気となったようだ。実際の動作はこちらの動画を御覧いただきたい。

孫ちゃん
うわわ!なんだろ、すっごいシュール!っていうか、次の球が投げられるまでが長~い!

そして、1971年(昭和46年)に発売されたのが「ウルトラスコープ」。これは潜望鏡型の鏡であり、モーターによる駆動で鏡が上下に動き、高い場所を見ることができるのだ。1つ間違えば子どもを犯罪者にしかねない玩具がこちらである。

おばあちゃん
これもなんだか不思議なおもちゃだねぇ…。

以上、ユニークなラインナップが揃っている「ウルトラシリーズ」。任天堂の発想力には感心するしかない。

雑学まとめ

今回は任天堂にまつわる雑学を紹介してきた。任天堂はとても順調な経営をしている印象があっただけに、社名の由来が賭博に関わることだったのには驚いた。

とはいえ、振り返ってみると任天堂は「バーチャルボーイ」という博打的なゲーム気を販売しており、意外とチャレンジャーな企業なのかもしれない。

おばあちゃん
バーチャルボーイは立体的に画像が見えるゲームだけど、いろんな理由であまり売れなかったんだよ。
孫ちゃん
へぇ~。立体的っていうなら、今もVRとかあるけどね?
おばあちゃん
まぁ、まだ早すぎたってことなんだろうねぇ。

これからもファンの想像を超える博打的な商品を開発して、新しい楽しみを提供してくれることに期待したいものだ。

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