全国のネコ愛好家のみなさんは、「ネコのかわいい瞬間は?」と聞かれたらなんと答えるだろう。筆者は、ネコをなでなでしているときの「ゴロゴロ…ゴロゴロ…」というあの幸せそうな音を出している姿が、たまらなくかわいい…!
しかし、「あの音はいったいなんなのだろう」と考えたことはないだろうか? いつもの「ニャー」という鳴き声とは出している場所がちがうような気はするが…。
今回の雑学では、ネコ好きとしてとても気になっていた、ネコの「ゴロゴロ」のヒミツに迫ってみるぞ!
【動物雑学】ネコをなでるとゴロゴロいう理由は?
【雑学解説】大人になってもゴロゴロと鳴くのには、いくつかの意味がある
ゴロゴロと鳴く理由は、母猫が子猫に「お母さんはここにいるからね」「ごはん(ミルク)の準備ができたよ~」とゴロゴロと鳴いて伝える。
すると子猫はミルクを飲み始め、「おながいっぱいになってきた…」というのをゴロゴロと鳴くことで伝える。これらの子猫と母のコミュニケーションのなごりが残ったのが、あの「ゴロゴロ」なのである…!
さて、まずは「ゴロゴロ」とはどんな様子のことなのか。絶賛ゴロゴロタイム中のネコの動画からご紹介していこう。
やはり「ゴロゴロ」はネコ好きにとってかわいさの定番といえるものなのか、YouTubeにはたくさんのゴロゴロにゃんこ動画があがっていた。
「ゴロゴロ…ゴロゴロ…」こちらを見つめながらかわいく甘えているのは「すし」ちゃんだ。かわいいなあ…。癒やされるなあ…。この音をずっと聞いていると、眠くなってくるのはなぜだろう。
「ゴロゴロ」の音は、ネコの喉にある咽頭筋(いんとうきん)という筋肉が収縮しているときにネコが息を吸ったり吐いたりすることで音が出ている。
…そんな大人になったネコのゴロゴロには、理由がいくつか存在する。
ネコがゴロゴロ鳴らす3つの理由
大人のネコがゴロゴロとのどを鳴らす3つの理由をここではご紹介するぞ!
「リラックスしている」
たとえば、信頼している飼い主のひざの上で寝転んでリラックスしているようなときに「ゴロゴロ」と鳴く。ほかにも、抱っこされているときや撫でられているときにも。
ネコがゴロゴロと鳴く理由の多くは、このようないい意味のときが多いのだが、実は悪い意味でゴロゴロと鳴くときもある。
「緊張している・不安がある」
なんと緊張していてもゴロゴロと鳴くことがある。自分のテリトリーである家に、知らない人間が入ってきたときなどがわかりやすい例だろう。
知らない人間が家に来ると、警戒して隠れるというネコは少なくないが、隠れた先で自分の緊張や恐怖感を落ち着かせるためにゴロゴロと鳴らすことがあるのだ。これは、臆病な性格のネコに多いパターンだ。
「体調が悪い・ケガをしているから」
具合が悪かったり、ケガをしたようなときにもゴロゴロとのどを鳴らす。痛いところを自分でペロペロ舐めながら、苦しみのゴロゴロを鳴らすのだ。
動物病院で治療の痛みからゴロゴロと鳴くこともあるが、これは緊張しているときのものも合わさっているのだろう。
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【追加雑学①】ゴロゴロを聞くことで、人間にもよい効果がある!?
喉を鳴らすにゃんこたちの動画を見ていて「癒される」と感じた方は多いのではないだろうか。それもそのはず、ネコのゴロゴロは25ヘルツという低くこまかい周波数で、我々人間の自律神経を整えリラックスさせる効果があるという。
さきほどの「すしちゃん」の動画など、世の中にはネコのゴロゴロ鳴き動画が多数アップされているので、ストレスや疲れを感じている方は見てみることをおすすめする…!
【追加雑学②】ゴロゴロと鳴かないネコもいる
すべてのネコがゴロゴロと鳴くのか、というとそうではない。中にはまったく鳴かないネコもいるのだ。
そもそもゴロゴロと鳴くのは先に述べたとおり、母猫とのコミュニケーションから始まったものなので、自立したネコはゴロゴロを卒業して鳴かなくなることがある。
もし、飼っているネコがゴロゴロと鳴かなくても、成長によるものとネコ自身の個性なのでマイナスに考えることはないのだ!
雑学まとめ
今回は、ネコのゴロゴロについての雑学を紹介した。
ネコは、見た目も性格も鳴き声さえも個性豊かだ。ゴロゴロ鳴きをするネコも、鳴かなくなったネコも、うれしいときは「うれしい」とそれぞれのやり方でちゃんと家族のわたしたちに伝えてくる。
気をつけてあげたいのは、緊張しているときのゴロゴロや、具合の悪いときのもの。しっかりと様子を観察して癒やしをくれるネコたちを大切にしてあげよう!
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