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カクテルと酢の融合!"ポン酢"はどのように誕生した?【ポンス】

雑学カンパニー編集部

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「ポン酢」はどうやって生まれた?に関する雑学

突然だが皆さん、ポン酢はお好きだろうか。私はポン酢が大好きだ。どれくらい好きかというと、ポン酢だけでごはんが食べられるくらい好き!

卵かけご飯にも醤油ではなくポン酢をかける。しゃぶしゃぶを食べるときはゴマダレではなく絶対ポン酢。冷やし中華にもポン酢。長芋の千切りにもポン酢。あん肝や白子にポン酢の組み合わせは至上。

万能調味料ポン酢、最高! ポン酢を作ってくれた人、ありがとう!

…でも待って。ポン酢ってなんで「ポン酢」っていうのか。「ポン酢」ってそもそもどうやって生まれたのか…。

大好きなポン酢について、私はまったくの無知ではないか! …ということで、今回の雑学ではポン酢について調べてみた。

【食べ物雑学】「ポン酢」はどうやって生まれた?

ガリガリさん
ポン酢は『ポンス』と呼ばれていた柑橘類の果汁を日持ちさせるために酢を加えたことがキッカケで誕生した調味料なんだぜ。
ぷよぷよくん
つまり、『ポンス』+『お酢』で『ポン酢』ってことなんだね。

【雑学解説】 ポン酢とは本来、柑橘果汁を長持ちさせるために酢を混ぜたもの。現在一般的に「ポン酢」と呼ばれているものは、「ポン酢醤油」。

ポン酢とは本来、柑橘果汁を長持ちさせるために酢を混ぜたもの。現在一般的に「ポン酢」と呼ばれているものは、「ポン酢醤油」というトリビア

ポン酢といえば、柑橘の香りと酸味が特徴。そして、「デコポン」とか「ポンカン」とか、柑橘系には「ポン」という名前が付いている。

柑橘果汁を総称して「ポン」と呼び、その酸味を楽しむものだから「ポン酢」というんじゃないの? …と思っていたがちょっと違うのだ!

ポン酢の由来

そもそもポン酢の語源となったのは、オランダ語の「pons(ポンス)」。これは、ヒンディー語で数字の「5」を意味する「パーンチ」が元になっている。

はじめに「パーンチ=5」というのがインドからイギリスに伝わり、スピリッツ・砂糖・レモン・スパイス・水の5種類を材料とするお酒を英語で「punch(パンチ)」と呼ぶようになった。

そして、レモンやスパイスを入れたカクテルである「パンチ」がオランダに渡り、オランダ語で「ポンス」になったのだ。

ちなみに、イギリスで呼ぶようになった「パンチ」は別の発音で「ポンチ」

ぷよぷよくん
ポンチ?…ってあれ?もしかして…

「ポンチ」と聞いて思い浮かぶのは、フルーツポンチ。小学生のとき、好きな給食ナンバーワンの地位をカレーと争っていたあのフルーツポンチだ! じつはカクテルのパンチ(ポンチ)に切ったフルーツを入れていたのが、フルーツポンチなのである。

ガリガリさん
ちなみに、フルーツポンチを考案したのは銀座千疋屋なんだぜ。
ポンスがポン酢になるまで

ポンスがポン酢になるまでについてのトリビア

絶賛鎖国中だった江戸時代の日本は、トレンドなどの情報をオランダから取り入れていた。この時代に「ポンス」という言葉が入ってくる。

最初は柑橘類を使ったカクテルの名前として、ポンスが日本に伝わった。それが次第に柑橘果汁のことをポンスと呼ぶようになってきたそうだ。

生の柑橘果汁・ポンスは日持ちしないので、長持ちさせるために酢を混ぜた。

ポンスに酢を混ぜる…ポンスと酢…ポン酢! ポン酢が誕生した経緯は、まさかの言葉遊びだった。

現在「ポン酢」といえば茶色い液体を想像するが、もともとポン酢とは柑橘果汁と酢を合わせた透明なもの。よく見る茶色いポン酢「ポン酢醤油」といわれるものだ。

ポン酢と醤油を組み合わせたらかなりおいしく相性抜群だったので、ポン酢醤油=ポン酢として定着したそう。

私が大好きなのは、ポン酢ではなくポン酢醤油なんだね。

ぷよぷよくん
そういえばボク、スーパーで透明な『ポン酢』を見たことあるよ。あれは醤油が入っていないポン酢だったんだね。

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【追加雑学①】関西の家庭には数種類のポン酢が常備されているところが多い

関西の家庭には数種類のポン酢が常備されているところが多いというトリビア

関東在住の私の家には、ポン酢といえば大手メーカーのものが1種類しかない。ところが関西の家庭には何種類もポン酢が常備してあり、食材によって使い分けているご家庭が多いそうだ。

関西には鍋文化が根付いていて、調味料にこだわる人が多い。お好み焼きとたこ焼きでソースを使い分けるようにポン酢も使い分けると。なるほどね~。

関東のスーパーには多くて10種類くらいのポン酢しか置いていないのに、関西のスーパーには50種類くらいのポン酢が売られている所もあるという。

デコポンポン酢とか柚子胡椒ポン酢とか、関東のスーパーでは見られないようなものもあるらしい。なんとも魅力的…! お取り寄せせねば。

ガリガリさん
シークワーサーや八朔、さらにはカキエキスや黒ニンニク入りまで、産地の食材を使ったポン酢が各地にあるんだぜ。

【追加雑学②】自宅で簡単にポン酢を作る方法

ポン酢は醤油に比べると出番が少なく、使いたいときに「ポン酢切らしてた!」という事態に陥ることもあるのではないだろうか。我が家には常にストックがあるので大丈夫だが。

柑橘果汁はあるのにポン酢がない、でもポン酢が使いたい…というときには、家にある調味料でポン酢ができるぞ!

  • 醤油…100cc
  • 酢…50cc
  • みりん…30cc
  • 柑橘果汁…50~100cc

醤油と酢とみりんを火にかけ、ふつふつとしてきたら火からおろす。冷めたら柑橘果汁を入れてまぜるだけ。

ポン酢がないときに代用するもよし、好きな柑橘果汁を入れてオリジナルポン酢を作るもよし! お試しあれ。

ぷよぷよくん
使う柑橘果汁を変えると味の違いが楽しめそうだねぇ。

酢を使わない本格ポン酢!

江戸時代の日本で「ポンス」とは、柑橘果汁のことを指していたと説明した。では、酢を入れないでポン酢醤油…ならぬポンス醤油を作ったらどんな味がするのか

作り方を解説した動画を発見したので、興味がある方は試してみてほしい。

ぷよぷよくん
柚子絞るのがけっこう大変そう…
ガリガリさん
でも、自家製の柚子ポン酢は絶品だと思うぜ。

昆布でだしを取るとかとっても本格的! しかし、大量の柚子を必要とするので夏場は作るのが難しいかもしれない…。

雑学まとめ

今回は、ポン酢が誕生した経緯をご紹介した。柑橘系カクテルの名前が元になっていたとは…。また初めてポン酢と醤油を合わせてポン酢醤油を作った人、天才か! 本当にありがとう。

いろんな柑橘の果汁自分オリジナルのポン酢を作るのも楽しそうだ。私はすっぱいのが好きだから、ちょっとお酢を多めに…とカスタマイズするのもおもしろそう。ポン酢好きな方々にはぜひ試していただきたい。

今回の雑学でポン酢の成り立ちを知ったので、今後は堂々とポン酢好きを名乗ろうと思う。皆さんもぜひ、周りの人に教えてあげてほしい!

ぷよぷよくん
そうそう。ボク、ポン酢とマヨネーズを混ぜてドレッシングがわりに使うの好きなんだよね。ポン酢の酸っぱさとマヨネーズのクリーミーなコクがたまらないんだ…えへへへ…
ガリガリさん
お前なんにでもマヨネーズ合わせるクセあるけど、それはなかなか美味そうだな。

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