今回の雑学テーマは「給食」である。
大人になると、また無性に食べたくなる「給食」。
今では、給食専門店があるくらい需要がある「給食」。
休みの人が出た時は残り物欲しさにじゃんけん大会が行われる「給食」。
そんな魅力的な給食なのだから、調理員スタッフも作っていると見せかけてつまみ食いしてるのではないかっ! ましてや、何百食もの数を作っているのだ…我慢できるはずがないっ!
【食べ物雑学】給食は毎日味見されている
【雑学解説】日本の給食施設に義務付けられた「検食」とは?
最初に誤解がないように言っておくと、校長先生が食いしん坊で学校で一番偉いから生徒より先に食べているというわけではない。
給食を提供するにあたって、生徒たちの給食時間の前に「検食」が義務付けられているのだ。「検食」というのは、文字通り「検査をする食事」だ。
一つの給食施設が複数の学校に作る「給食センター」、そしてもう一つが、学校内にあり自分の学校に給食を提供する「給食室」。
学校によって給食を作る施設は様々だが、「検食」を行うのは一番の責任者。だいたいは校長先生に食べてもらうのだ。
校長室まで食事を持っていき、校長先生に「味」・「栄養バランス」・「衛生面」を検査のために試食してもらう。
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【追加雑学】給食センターの現場調理スタッフにインタビュー!
現役調理スタッフの友人にいろいろと質問をぶつけてみたぞ!
Q.一日何食作ってるの?
A.うちは少ない方で、600食くらい作ってるよ~。給食センターで多いところは、5,000、6,000食くらい作るかな。
Q.ええ!少なくて600食!?どれくらいの人数で作るの?
A.大体8人くらいかな。うちは多い方だよ。学校によるけど、100人分につき1人の調理員はいるみたい。
Q.やっぱり給食前に校長先生に持って行ったりするの?
A.うん、でも、校長先生が不在の時は、教頭先生が代理で検食してくれるよ。給食センターだとセンター長がしたりもする。
Q.ぶっちゃけ給食施設の現場で働くってどんな感じ?
A.とにかく時間に追われる!! 給食時間までに終わらせなきゃいけないから。現場入ってからお昼になるまでが本当にあっという間(笑)衛生面もしっかりしつつ、効率よく作っていくのが大事!
Q.なるほど…最後に調理スタッフのやりがいって何かある?
A.あるよ! 基本的には調理室で検収(送られてきた材料をチェック)したり、調理して片付けしたり…と引きこもっているんだけど、うちの学校では給食室に子供たちが直接きて給食を運んでいくの。その時に本当に癒される…。「昨日の給食美味しかったよー!」とか「今日の給食何~??お腹空いたー!」とか、作った甲斐がある(笑)
「学校給食ができるまで~給食調理員の仕事~」
給食ができる過程が分かりやすく紹介された動画をYoutubeで発見! ある小学校の調理施設だ。見てるだけで筆者はお腹が空いてきたのは言うまでもない。
給食の雑学まとめ
ううむ…なかなか過酷な現場のようだ。しかし、子供の笑顔のために給食を作る友人は生き生きしていた。
当たり前に食べていた給食が、校長先生のGOサインが出て初めて提供されていたとは…。今回の雑学のおかげで、子供は国の宝なのだと筆者は改めて考えさせられたのだった。
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