みなさんはシシャモを、きっと1度はスーパーなどで購入して食べたことがあるかと思う。だがそのスーパーで売っているシシャモ、果たして本物かどうかは確認したことがあるだろうか。
実はスーパーで売られているシシャモの多くは、本物のシシャモではないみたいなのだ。「ええー!」と思うだろう。じゃあ今まで食べていたシシャモはなんだったの?
シシャモじゃないものをシシャモだといって売るのは、詐欺なのでは…
本雑学記事では、シシャモの本当の正体について紹介していくぞ。
【食べ物雑学】シシャモの本当の正体
【雑学解説】シシャモの本当の正体はキャペリンという魚
スーパーで売られているシシャモの多くは、キャペリンという代用魚だ。シシャモと良く似た見た目をしているが、シシャモとは全く異なるグループの魚である。
キャペリンはグリーンランドやアイスランドで捕れ、日本に輸入されている魚である。1970年以降、シシャモの代用魚として需要が増えていった。
本物とシシャモと比べてキャペリンは価格が安い。本物のシシャモはキャペリンの3倍以上の値段がつく。たしかに本物ではないとはいえ、味自体はシシャモそっくりだし、全然おいしい。だが、本当はシシャモではないものを、シシャモだといって売っていいのだろうか……。
どうやらこのあたりに関する明確なルールはないらしい。わりとグレーゾーンではあるものの、特に裁判沙汰になったことは今までなかった。黙認されているということだろう。
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【追加雑学①】本物のシシャモが食べたいときはどうする?
では本物のシシャモが食べたいときはどうすれば良いのか。本物と代用魚を見分けるにはどうしたら良い?
本物はパッケージに「本ししゃも」と書かれている。さらに、商品を1度ひっくり返してみよう。裏面には食品表示ラベルがあるはずだ。そこに「北海道」と書かれていれば本物である可能性が高い。シシャモの代用魚であるキャペリンは、日本では獲れないからだ。
スーパーで売っていない場合は、ネット通販で購入することができる。興味のある人はぜひ購入してみよう。本物のシシャモは脂が乗っていてとても美味しいぞ!
【追加雑学②】シシャモ以外の代用魚
シシャモだけだったらまだ良いんだ…。なんと、シシャモ以外にも代用魚はたくさんいるらしい。おいおい、まじかよ…。
たとえば、サザエの代用としてアカニシという貝が使われている。見た目は全く違うが、殻を取ってしまったらどっちがどっちだか分からなくなる。串焼きや炊き込みごはんの具としてよく使われているらしい。
またみんな大好きなマグロ、あれにも代用魚があるらしい。マグロの代用魚はアカマンボウ。アカマンボウはよくネギトロを作るときに使われていることがある。
たしかにネギトロってトロの部分が使われているのに、どうりで安いわけだ……。
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雑学まとめ
いかがだっただろうか。本記事では、シシャモの本当の正体についての雑学をご紹介した。世の中には代用魚というものが存在するみたいだ。
そしてシシャモ以外にも代用魚は数多く存在する。どれも裁判になったなどの例はないものの、今後どうなっていくことやら……。個人的には代用魚は代用魚で良いからきちんと表示してくれると嬉しいぞ。
みなさんも1度、自分が食べているお魚が本物かどうか疑ってみてはいかがだろうか。