ニュースを見ていると、「高校生でオリンピック出場!」「18歳で見事メダルを獲得しました!」など、時折こんなフレーズが耳に飛び込んでくる。
そんなニュースを聞くたびに同じ日本人として誇らしくなる一方、自分が高校生だった頃を思い出して物思いにふけるのだ。あのとき何か必死になったことってあったっけ?
うん、一つだけあった。親にエロ本の場所がバレないように必死に隠してたな…。
しかし! そんな私にだってまだチャンスはあるのだ! 今回ご紹介する雑学を知れば、皆さんの中にも金メダルを目指す人が現れるかもしれない。
【オリンピック雑学】五輪の最年長金メダリストは?
【雑学解説】最年長金メダリストは射撃の名人
国際オリンピック委員会によれば、夏季であろうが冬季であろうがオリンピックそのものには年齢制限は特に設けられていない。ちなみにオリンピックの規定に関しては、公益財団法人日本オリンピック委員会のサイトで確認ができる。
オリンピックでの最年長の金メダリストは、オスカー・スバーンというスウェーデンの射撃競技の選手だ。当時なんと64歳! 高齢で射撃の名人とは達人感が凄い。
オスカー選手は1912年に開催されたストックホルムオリンピックで、射撃競技の一つである「鹿追いシングルショット団体」で見事金メダルを獲得したのだ。そして、100年以上も彼の記録は破られていない。まさに伝説のガンマンなのだ。
驚異の成績をもつオスカー・スバーン
しかもこのおじいちゃん、60歳で初めてオリンピックに出場してから72歳までの間で、3度もオリンピックに出場し、合計で6個のメダルを獲得している。さらにその内3個が金メダル!
さらにさらに72歳でのオリンピック出場は最年長記録であり、このときは銀メダルを獲得している。
でも彼の「最年長の金メダル」と「最年長のオリンピック出場」の記録は私に夢を持たせてくれた。そしてオスカー選手の雑学の補足として面白い話がもう一つある。なんと彼の息子も同じ競技の金メダリストなのだ。
オスカー選手と息子のアルフレッド選手は、同じ年に二人揃ってオリンピックに出場し、団体戦では協力し合い。また個人戦では親子で金メダル争いをしたこともある。
全米が泣いた! とか銘打ちそうな、そんな映画が作れそうな親子の話だ。
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【追加雑学①】各競技団体が定めた年齢制限がある場合がある
年齢制限がないならオスカー選手とは逆に、天才小学生とかでも金メダルとれるんじゃね? なんて思って調べていたらある雑学に行き当たった。
オリンピックには年齢制限はないが、各競技の国際連盟が年齢制限を規定している場合は、その年齢に該当していなければ出場資格を得られないのである。
フィギュアスケートなら15歳以上、ボクシングなら17歳から34歳までといった具合に、競技団体によってはそれぞれ出場に制限が設けられている場合があるのだ。
【追加雑学②】日本での最年長金メダリストは?
蒲池猛夫(かまちたけお)さんという方で、1984年のロサンゼルスオリンピックで金メダルを獲得している。
当時48歳で今もなおこの記録は破られていない。この方も射撃競技者だ。
また、日本の最年長のオリンピック出場記録は、馬術の法華津寛(ほけつひろし)さんのもつ71歳という記録である。オスカー選手の72歳とほとんど変わらない。凄い…。
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「最年長の金メダリスト」の雑学まとめ
以上、オリンピックの最年長金メダリストに関する雑学をご紹介した。人はいつまでも挑戦者であり続けられるのだ。
どうだろうか? 心に火がついた人もいるのではないだろうか? 私もいてもたってもいられない。射撃だの、伝説のガンマンだのと書いていたら西部劇の映画を見たくてしょうがないのだ。よし、借りに行こう!
オリンピックは明日から…いや来週から目指そう。うん、そうしよう。