世界的に有名な山脈といえばエベレスト・ヒマラヤ山脈・アンデス山脈だ。なかでもアンデス山脈は世界最長の山脈といわれている。
山脈というと険しい場所というイメージが強いと思うが、実はアンデス山脈には多くの都市・観光地があることを知っているだろうか? 今回はアンデス山脈の魅力についての雑学を紹介していこう。これを知ればきっと、アンデス山脈に行ってみたくなるだろう。
【世界雑学】世界で一番長い山脈は「アンデス山脈」
【雑学解説】アンデス山脈は7か国にまたがる最長の山脈
南アメリカ大陸のコロンビア・ベネズエラ・エクアドル・ペルー・ボリビア・チリ・アルゼンチンの7ヶ国にもまたがっており、全長8000キロという長さはヒマラヤ山脈の3倍近くにもなるという。
アンデス山脈はとにかく長く、世界で一番高い活火山の「オホス・デル・サラード山」、一番アクセスしやすい「コトパクシ山」といった火山も多く含まれている。それだけでなく、実は海の中にまでアンデス山脈はつながっているというのだ。
海の中にあるアンデス山脈は、1部分が海面から島として顔をだしている。やはり全長8000キロもあるといろいろな表情が見れるというわけだ。なんて興味深い山脈なんだろう。
【追加雑学①】アンデス山脈には多くの動物たちがいる
何回もいっているが、アンデス山脈はとにかく長い。そのため北アンデス・中央アンデス・南アンデスといった、地形や気候が異なる3つの地域に分かれている。
標高が高いから動物はあまりいないんじゃないか? と思う人もいるかもしれないが、アンデス山脈は「生物多様性の楽園」と呼ばれるくらいさまざまな動物たちがいる。なんと、2700種類もの動物が生息しているのだ。
アンデス山脈を代表する動物としては、次のような種類の動物が挙げられる。
- アルパカ…南アメリカ大陸に生息していて、アンデス山脈の映像・画像によく登場する草食動物。
- アンデスコンドル…アンデス山脈全域の草原、または標高5000メートルほどの高山地帯に生息している大型の鳥。大型動物の死肉を食べるのが特徴。
- アンデスヤマネコ…中央アンデス山間部の標高が高い場所に生息している、ネコ科の動物。今では野生のアンデスヤマネコは2500匹以下になるといわれるほど、希少な存在となっている。
上記のほかにも、メガネグマ・チチカカミズガエル・アンデスガン・チンチラといったアンデス山脈を代表する動物たちがいる。アンデス山脈の映像や現地に行く機会があったら、動物たちにも注目してみるといいだろう。
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【追加雑学②】世界遺産のマチュピチュもある
「天空の町」とも呼ばれ、謎に包まれているマチュピチュも、アンデス山脈にあることで知られている。マチュピチュははるか昔、15世紀頃に作られたといわれているが当時の文明では考えられないほど精巧な作りをしており、謎多き世界遺産とされている。
マチュピチュがどんなところか分からない、という人のためにマチュピチュの動画を用意したので1度確認してみていただきたい。
なんとなくどんなところか、分かっていただけただろうか?
マチュピチュは建設目的・建設方法をはじめ、なぜ無傷で今まで残っているのか、なぜ人がいなくなったのか、といった多くの謎が残されている。マチュピチュまでの道のりは遠いが、神秘さを感じたい人は一度訪れてみることをおすすめするぞ。
マチュピチュ以外にも見どころがある
アンデス山脈には、マチュピチュ以外にも見どころが多くある。いくつか紹介するから、訪れるときはぜひ参考にしてほしい。
- チチカカ湖…航海可能な最高地点にある湖として有名。
- マラスの塩田…ミネラル豊富な自然な塩が塩田。あたり一面が塩の結晶で真っ白になる景色はまさに圧巻といえる。
- イカ地方博物館…白骨化しないまま、ミイラ化したものが多く展示されている博物館。若い妊婦や赤ちゃんといった、様々なミイラが展示されているのも特徴。
雑学まとめ
世界最長といわれるアンデス山脈にまつわる雑学をご紹介した。山脈といっても、世界遺産に登録されているマチュピチュや多くの動物たちの生息場所、有名な観光名所と多くの魅力がある場所だ。
ちなみにアンデス山脈は、ジャガイモとトマトの発祥の地ともいわれている。アンデス山脈で栽培されていたジャガイモとトマトをヨーロッパ人が持ち帰り、そこから現在のように普及していったのだ。
アンデス山脈がなければ、ひょっとすると私たちはジャガイモとトマトを食べることはなかったのかもしれない。偉大な大自然に感謝だ。
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