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かつてバナナには種がたくさんあった!種なしになった理由とは?

zatsugaku

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バナナにはもともと種があったという雑学

「種のあるフルーツといえば?」と聞かれたら、皆さんは何と答えるだろうか?

りんご・スイカ・マンゴー・柿…おそらくこのあたりがメジャーな解答だろう。種のあるフルーツをきかれて、「バナナー!!」と答える人はまずいないはずだ。

しかし、バナナにはもともと種があったというのだ。…というか、実は今もあるらしい。今回はこの、バナナには実は種があったという衝撃の雑学をご紹介する。

【食べ物雑学】バナナにはもともと種があった

ぷよぷよくん
バナナって腹持ちがいいし、種がないから皮を剥くだけで簡単に食べられていいよね。
ガリガリさん
そうだな。でも、実はバナナにはもともと大きい種がたくさん入ってたんだぜ。

【雑学解説】バナナの種がなくなったのは突然変異だった!

バナナの種がなくなったのは偶然だった!というトリビア

我々が今食べているバナナの原産地は、東南アジアの熱帯地域、パプアニューギニアである。そこで自然に生えている野生種のバナナには、実は種があるのだ。

それも1粒や2粒の種ではない。我々がもぐもぐと食べているあのバナナに、食べられる部分がほとんどないくらい、小豆ほどの大きさの種子がたくさんあるのだという。

小豆の大きさの種がたくさんのバナナ…絶対食べにくいし、なんだかちょっと想像したくない。

ぷよぷよくん
えぇ…それは食べづらそうだよ…種がなくなってよかった!

では、なぜバナナの種はなくなったのだろうか? 答えは「偶然」である。紀元前5000年から1万年頃、突然変異によって種なしのバナナができたのだ。

想像してみればわかることだが、小豆サイズの種がたくさんあるバナナより、種なしバナナのほうが絶対に食べやすい。初めて種なしバナナを食べた人は美味しくてびっくりしたはずだ。

…人間がこれに目をつけないはずがない 。そう、つまり種なしバナナが生き残ったのは、人間の手が加えられたためである。

研究と開発を重ねて、より種ができにくいものを選んで育てていき、ほぼ完全に種のないバナナをつくりあげることに人間は成功したのだ! よーく見るとバナナの中心部に小さな黒い点がある。これが昔、種があった名残なのだ。

ちなみにこの種なしバナナのことを、生物学的には「3倍体」という。一方、原種である野生のバナナ「2倍体」と呼ばれる。バナナは「2倍体」から「3倍体」へと偶然変化したわけだが、この「3倍体」は人工的に作れるのだ。

ガリガリさん
ちょっと難しい話だけど、2組の染色体を持っているのを『2倍体』、3組の染色体を持っているのを『3倍体』っていうんだ。

これを利用して、種なし果実を作ることに成功したのが、のちに紹介するスイカである。

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【追加雑学】突然変異や品種改良で変化した野菜とフルーツ

突然変異や品種改良で変化した野菜とフルーツについてのトリビア

突然変異や品種改良によって、人間が食べやすく、おいしく感じるように変化した野菜やフルーツは、バナナ以外にもあるのだろうか?

実は、現在われわれが普通に食べている野菜やフルーツの中にも、もとの姿とは大きく異なるものがたくさんあるのだ!

ガリガリさん
今じゃ全然形の違う、バナナ以外のものを紹介するぜ。
スイカ

スイカというと、真っ赤な断面を想像するだろう。しかし、スイカのもともとの姿は、今のスイカを知る者には全く食べる気を起こさせない、不気味な姿なのである。

皮が厚く、種は大きく、赤い部分はほとんどない。このスイカ、文章で説明するよりも見てもらうのが1番だ。右下に注目。

17世紀のジョバンニ・スタンキのスイカ

上の絵画はジョバンニ・スタンキのもの。彼が生きた17世紀には、スイカはこの姿だったのだ…。

怖っっ!

ぷよぷよくん
美味しく食べられるところ、ほとんどなさそうだね…

ちなみに、味も硬くて苦いらしい。しかしこの頃のスイカは、食用ではなくて水に乏しい砂漠地帯の水分用だったらしいから、まずくても問題ない…のか?

とにかくスイカが品種改良されてよかったー!

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桃。ピーチというと、なんだか可愛らしくて若々しいフルーツの印象を受ける。しかし、ピーチにはながーい歴史があるのだ。中国では、250万年も前の桃の種の化石が発見されている。

今我々が食べた桃の種もどこかにそーっと置いておけば、何百万年後には化石として博物館とかに飾られるのだろうか…。

昔の桃というのは、現在慣れ親しんでいるようなサイズの桃よりもだいぶ小さく、どちらかというと、サクランボに近い大きさだったらしい。

そのサクランボのような桃が、約3000年もの歳月をかけて今の桃の姿に変化したらしい! …桃の生命力すごすぎる!!

ガリガリさん
桃の原産地は中国で、2500年前から人の手で栽培されてたらしいぜ。
アボカド

アボカドはもともと動物の餌だったらしい。アボカドは「森のバター」などといわれて、現在でもその栄養価が認められているが、6650万年前に生息した哺乳類が栄養満点の餌として食べていたのだ。

アボカドの種は実の部分といっしょに動物に食べられ、動物の移動とともに別の場所に運ばれ…、やがてフンに混じって動物から排出された。そしてその土地で発芽し、増殖していったのだ。

今では人間が普通に食べ、…むしろどちらかというと日本ではお洒落な部類の食材としてもてはやされているアボカドが、動物の餌、それもフンに混じって発芽って…これは知りたくなかったかもしれない。

ちなみにフンを使ってアボカドの種を運んでいた動物が絶滅してしばらくすると、人間が本格的にアボカドの栽培を始め、種をより小さく・果肉をより大きくし、美味しいアボカドへと改良されていった。

ぷよぷよくん
大昔の動物たちのおかげでボクたちがアボカドを食べられるんだから…あんまり文句は言えないねぇ…

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今回は実はバナナに種があったという雑学を紹介した。

種ありバナナやスイカのもとの姿にしても、アボカドの発芽の仕方にしても、あまり気分の良いものではなかった気がするのは、知らないふりをしておこう!

…あ! バナナが好きすぎてそろそろバナナ卒業したい人とか、アボカド食べ過ぎて太りそうな人には、ダイエットに有効なトリビアになるかも…?

ぷよぷよくん
ボク、バナナもアボカドも大好きだから全然気にしないよ。美味しかったらそれが正義なんだよ…えへへ…
ガリガリさん
まぁ両方とも栄養価の高い食べ物だから積極的に摂取したいよな。でもお前はいっつも食いすぎるからマジで気をつけろよ。

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