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なぜ…!?ベートーベンは人生で約80回引っ越ししている

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雑学カンパニー編集部

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ベートーベンは人生で約80回引っ越ししたことに関する雑学

引っ越しというものは、就職や進学、家庭の生活環境の変化、心機一転他県へ…など、様々な切り替わりのタイミングで行うことが多いだろう。

日本人の一生のうちに引っ越す平均回数はおおよそ3〜4回といわれている。稀に例外はあると思うが、そうそう頻繁に行うものではない。むしろ人生の中での一大イベントともいえるものであろう。

そんな引っ越しを80回もした人物がいたという。それがあのドイツの作曲家、ベートーベンである。本当なのか? なぜそんな回数も引っ越すことになったのか、彼の引っ越し事情についての雑学を解説していこうと思う。

【歴史雑学】ベートーベンは約80回引っ越ししている

信長さん
この男、故郷のボンからウィーンに移り住んでから、街中引っ越ししまくってたらしいぞ。
秀吉くん
引越し費用とか気にしなかったんすかね?ボン出身なだけに金持ちのボンボンだったとか?
信長さん
………。

【雑学解説】ウィーンに滞在した35年間の間で79回の引っ越し

ベートーベンがウィーンに移り住んだのが22歳の時、そして56歳で亡くなるまで、ウィーンの街のあちこちを転々と、79回も引っ越しを繰り返しながら生活していた。平均すると1年に2回ほどのペースで引っ越していたことになる。忙しないというか、落ち着かないだろう…。

信長さん
なんでそんなに引っ越していたのだ…命を狙われてたわけじゃないだろ?

なぜこんなにも引っ越しを続けていたかという理由にはいくつか憶測があり、ひとつは作曲活動に関するもので、自分の作曲した曲を他人に聴かれ、盗作されることを恐れていた…という説がよくいわれている。

もうひとつはベートーベンの性格が理由で、引っ越しを繰り返していたという説もあるのだ。様々な文献などでベートーベンは、非常に頑固で癇癪持ちだといわれていることが多い。そうならば隣人とのトラブルも多かったのであろうと推測される。

いわれてみれば、音楽室の壁に貼られた肖像画は一人だけ、睨みつけるような顔をしていたなと、ふと思い出した。

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隣人トラブルの繋がりになるが、どうやら不潔な行動が多く、家もいわゆるゴミ屋敷のような有様だったともいわれており、その辺りも引っ越しをする理由に関わりがないとも言い切れない…理由は後述させていただく。

信長さん
作品の盗作の心配、隣人トラブル、不潔……とんだトリプルコンボだな…
秀吉くん
近所にはいて欲しくないタイプの人っすね…

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【追加雑学①】引っ越し魔ゆえに「ベートーベンの家」がたくさん存在する!

さて、皆様は好きな歴史の人物はいるだろうか。余程惚れ込むような人物がいる場合は、関連資料やゆかりの土地を訪れたりすることもあるだろう。たとえば、生家。筆者は宮沢賢治オタクなので、何度も岩手へ行き、生家跡を訪れたことがある。

ベートーベンも例に漏れず「ベートーベンの家」が存在しているのだが、改めてこの記事タイトルを見てほしい。そう、彼は尋常でない回数引っ越しを繰り返した人物である。

つまり「ベートーベンの家」がたくさん存在しているのだ。生粋のベートーベンオタクは涙モノであろう。

秀吉くん
ちなみに宮沢賢治さんもベートーベンのガチ勢っす!

ウィーンで一般公開されている家で有名なものは「パスクヴァラティハウス」。「エリーゼのために」といった、名曲が生まれた場所だ。

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この家の持ち主がベートーベンのことを非常に気に入っており、彼が引っ越しをしてもいつでも戻ってこられるよう、開けていたという。そのため、何度かベートーベンもこの家に戻ってきているようであった。

他にもベートーベンが遺書を書いたことで有名な家「ハイリゲンシュタット遺書の家」や「英雄」を作曲したといわれている「エロイカハウス」といった建物が、ベートーベン博物館として、一般に公開されている。

信長さん
たしかに…住んだ家が多ければ、それだけ「ベートーベンの家」があるわけだよな。

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【追加雑学②】ベートーベンの去った後に大家が出した入居条件

イギリス出身のチェリストでスティーヴン・イッサーリスという人物がいる。彼の父親が幼少時代の頃、ウィーンで住む家を探している際に訪れた家の大家が「決して家の中で用を足したり、つばを吐くことはしないように…ベートーベンがそうした様に」と、常人はしないであろう条件を出してきたという。

真偽はさだかではないが、ベートーベンの性格を考えても、隣人トラブルも含めて引っ越しをしていたとすれば、このようなことがあってもおかしくないと、納得してしまうようなエピソードである。

【追加雑学③】ベートーベンを上回る引っ越し魔が日本にいた!

ベートーベンの引っ越し事情だけでもなかなか驚く内容ではあるが、彼以上に引っ越しを繰り返していた日本人がいることをご存知だろうか。江戸時代の大人気浮世絵作家の葛飾北斎はなんと、93回というとんでもない回数だったという。

現在よく伝えられている引っ越し理由は、「部屋が汚くなったから」というものである。使い捨て賃貸とでもいうべきか…贅沢すぎる使い方である。

そもそも北斎は、人生を絵に捧げていたような人物である。掃除をしている時間がもったいない。ならば汚くなったら引っ越せばいいというとんでもない理由で、墨田区内の狭い範囲を移り住んでいたというのである。

信長さん
これさぁ、北斎の奥方が掃除するっていう発想はなかったのか?
秀吉くん
なかったんすね…多分。

しかし最後の引っ越しでたどり着いたのは、かつて自分が住んだ家。その家は当時、自分が散らかして去った時のままであった。それがきっかけで、北斎は引っ越し魔から足を洗ったという。

皆様は引っ越しの際はしっかりきれいにして大家さんに返すようにしよう。

雑学まとめ

今回の雑学で紹介したとおり、ベートーベンが生涯とんでもない回数の引っ越しをしていたことは事実であった。創作活動が妨げられること、または隣人や大家とのトラブル、そのどちらが引っ越しの原因であったとしても、珍エピソードが多いベートーベンの人柄を思いだせば、不思議と納得がいく。

また、北斎のことでもいえることではあるが、こんなとんでもない引っ越し方ができたのも時代が時代だったからであろう。現代でやったら恐ろしいことになるはずだ…。引っ越しの際はきれいに、次の人へ渡せるよう、責任をもって行うことを心がけたい。

信長さん
ベートーベンの引っ越し79回には驚いた!俺だって4回しか城の引っ越ししたことねえもんな。
秀吉くん
いや、「居城の引っ越し4回」はむしろ多いほうっすからね、殿?

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