ドイツ・ボン ベートーベン像
学校の音楽室には音楽家の肖像画がたくさん飾られているが、なぜかベートーベンは怖い顔をしている。そんなベートーベンの肖像画に思わず目を向けてしまった経験は、誰もがあるのではないか。
では、どうしてベートーベンの肖像画は不機嫌そうな怖い顔をしているのか? 今回は「ベートーベンの肖像画が怖い顔をしている理由」について調べてみたので雑学としてご紹介しよう!
【歴史雑学】ベートーベンの肖像画が怖い顔をしている理由とは?
【雑学解説】ベートーベンはマカロニのチーズ和えが気に入らなかった
「エリーゼのために」や「運命」など、素晴らしい曲をたくさん作った大作曲家ベートーベン。
そんなベートーベンが肖像画を描いてもらった日の朝食は、「マカロニのチーズ和え」というメニューだった。このメニューは彼の大好物だったのだが、家政婦が作ったものはどうやらとてもまずかったらしい。
ベートーベンはじっとしていられないタイプで、もともと絵のモデルになるのは乗り気ではなかったのだが、朝ごはんがまずかったためさらに不機嫌になってしまった。
とりあえず作った家政婦に当たり散らしてはみるが、やはり不機嫌のまま。そして、朝食後に肖像画を描きにきてくれた画家にも当たり散らしたため、あのような怖い表情の肖像画ができあがったのである。
私はずっと、ベートーベンの肖像画が怖い顔をしているのは、音楽家としての威厳を出すためだと思っていたのだが、まさかこんな理由だったなんて…。
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【追加雑学①】ベートーベンは気難しい変人だった
肖像画を描いてもらったときのベートーべンの年齢は50歳。朝ごはんがまずかっただけで怒るなんて子供じゃないんだから…という感じだが、そもそもベートーベンは気難しい変人だったといわれている。
師匠のハイドンなど目上の人にも丁寧な態度をとらなかっただけでなく、怒ると家政婦に腐った卵をぶつけたり、女中に物を投げつけたりしたとか…。身近にいたら大変そうなタイプである。
しかし大衆に向けてたくさんの作品を発表したベートーベンにはファンが多かった。お葬式にもたくさんのファンが参列したため、盛大に行われたらしい。
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【追加雑学②】ベートーベンは逮捕されたことがある!?
ベートーベンのエピソードのひとつに、「ベートーベンは逮捕されたことがある」というものがある。
といっても盗みをしたり人を傷つけたりしたわけではない。ベートーベンは年をとるにつれて身なりに気を使わなくなったため、なんと浮浪者と間違えられて逮捕されてしまったのである!
ちなみに逮捕後はすぐに釈放されて、ウィーンの市長はベートーベンに誤認逮捕を謝罪したとか。
ベートーベンは不潔なの? という疑問が出てくるが、手はいつも念入りに洗う癖があり、入浴や洗濯が大好きで潔癖症という一面もあったらしい。
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雑学まとめ
今回は、「ベートーベンの肖像画が怖い顔をしている理由」についての雑学をご紹介した。ベートーベンが怖い顔をしているのは、朝ごはんがまずくて不機嫌だったからなんて知らなかった…。
ベートーベンのエピソードはまだまだ多岐にわたる。ベートーベンの素晴らしい曲をBGMに、彼の人生やエピソードを調べてみるのも面白いかもしれない。
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