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ブルーマウンテンは有名コーヒー豆じゃない?日本が輸入しまくる理由とは?

雑学カンパニー編集部

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コーヒー豆「ブルーマウンテン」は日本が買い占めている?に関する雑学

最高級のコーヒー豆といえば、「ブルーマウンテン」を思いつく人も多いだろう。コーヒーに詳しくない人でも一度は耳にしたことがあると思う。「ブルマン」の愛称でも親しまれている。

ところが、この「ブルーマウンテン」、世界的にはほとんど知られていないブランドなのである。一体どういうことだろうか? 今回は「ブルーマウンテン」にまつわる雑学をご紹介していく。

【食べ物雑学】ブルーマウンテンは有名コーヒー豆じゃない?

ぷよぷよくん
ブルーマウンテンって日本以外ではあんまり有名じゃないの?
ガリガリさん
そうだぜ。ブルーマウンテンの総生産量の80%以上を日本が輸入してるからな。

【雑学解説】ブルーマウンテンコーヒーとは? 

ブルーマウンテンコーヒーについてのトリビア

そもそもブルーマウンテンコーヒーはどこで作られているのだろうか。生産地は、中米の国ジャマイカの東部ブルーマウンテン山脈で、標高1,000m前後の高い場所で作られている。

栽培エリアは、昼夜の温度差が激しく水はけが良い場所で、霧が頻繁に発生して土に適度な水分を補給することができるなど,コーヒー豆を栽培するのにうってつけの場所である。

しかし、山の急斜面となっており、栽培や収穫は機械ではなく、手作業で行われる。そのため、生産量が限られる豆なのだ。

また、ジャマイカ政府によってブルーマウンテンのブランドは管理されており、指定されたエリアで生産されたコーヒー豆以外は「ブルーマウンテン」と名乗れないため、非常に希少価値が高くなっている。

そのコーヒー豆を日本がほとんど買い占めているのだから、世界的には無名のコーヒー豆となるのは当然だ。

ぷよぷよくん
へぇ…そうなんだねぇ。でもどうして日本はそんなにたくさんのブルーマウンテンを輸入するの?

【追加雑学①】日本がブルーマウンテンを輸入する理由とは? 

どうしてブルーマウンテンは日本が80%以上を輸入しているのだろうか。

これは、1980年頃から日本企業の支援で日本人好みのコーヒーを開発し始めたことがきっかけである。日本人に売れるコーヒーを作るために品質改良を行い、ブランドを築いたコーヒーがブルーマウンテンなのだ。

まさに、日本人による日本人のための日本人向けコーヒーである。

そのためブルーマウンテンは、日本人好みの柔らかな口当たりで、癖もなくバランスのとれた味になっている。逆に欧米の人には物足りなく感じられるようだ。

ガリガリさん
ヨーロッパは、エスプレッソとかガツンとした味のコーヒーが人気だからな。

【追加雑学②】ブルーマウンテンにも等級がある

肉や野菜に等級があるように、ブルーマウンテンにも等級がある。等級の高い方から紹介すると、

  1. No.1
  2. No.2
  3. No.3
  4. ピーベリー
  5. トリアージ

と等級がつけられている。

ガリガリさん
No.1は、クオリティの高い大粒のものだけを厳選した豆なんだぜ。

このうち、1.のNo.1~4.のピーベリー等級までのブルーマウンテンは、樽に詰めて輸送される。これは樽を使うことで、コーヒー豆の鮮度や香りをキープするためだ。

ちなみに、「トリアージ」等級は他のコーヒー豆と同様に麻袋で輸送される。

樽というビジネスクラスに乗れる豆と、麻袋というエコノミークラスで運ばれる豆。ブルマン界も格差社会である。

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【追加雑学③】日本はコーヒー消費量で世界何位?

では、日本人向けのコーヒー豆を作るくらいコーヒーが好きで、ブルーマウンテンの80%以上を輸入している日本はどのくらいの量を飲んでいるのだろうか。日本人1人当たりの年間平均消費量は約340杯である。これは世界で30番目の量だ。

1日約1杯と考えると意外に少ない気がするが、コーヒーを飲まない日本人もいるので、このような数字となる。

ちなみに、世界で一番消費量の多い国はルクセンブルクで、年間の平均消費量はなんと約2,850杯である。1日約8杯というものすごい量を飲んでいる。これは2位のフィンランドの倍以上の量で、ぶっちぎりの1位である。

ルクセンブルクの人はカフェインで覚醒しまくっている。ちゃんと眠れるのだろうか……。

ぷよぷよくん
1日コーヒー8杯…ルクセンブルクの人たちの健康状態が気になっちゃうよ。
ガリガリさん
お前が言うなよ。

【追加雑学④】コーヒーの健康効果とは?

コーヒーの健康効果についてのトリビア

ルクセンブルク人が愛してやまないコーヒーであるが、もちろん健康にも効果がある。コーヒーの健康効果について紹介しよう。

①覚醒作用

コーヒーに含まれるカフェインには、眠気を覚ます効果がある。

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②脂肪燃焼効果

またカフェインには、交感神経を刺激する作用もあるため、体脂肪を燃やす効果がある。運動前に飲むことでダイエットに利用できる。

ぷよぷよくん
え?コーヒーでやせられるの?じゃあボクこれからたくさん飲むよ!
ガリガリさん
運動しないと体脂肪燃えないぞ?

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③二日酔いの解消

さらにカフェインには、肝臓や腎臓の働きを促進する効果があり、二日酔いの原因物質アセトアルデヒドの分解を早めてくれる。

他にもカフェインには利尿作用もあるため、分解された老廃物を体外に排出する手助けもしてくれる。

④ガン予防

コーヒーに含まれるポリフェノールには、活性酸素による体内の酸化を防いでくれる効果があり、ガン予防に役立つ。

ぷよぷよくん
コーヒーって眠け覚ましのイメージが強かったけど、それ以外にもこんなにいろんな健康効果があったんだねぇ。

日頃愛用している覚醒作用に加え、ダイエットに使えるのはありがたい。コーヒーを飲むだけではダメだろうが、運動と組み合わせて健康的な体型を維持したい。ルクセンブルクの人たちに負けていられない。

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ブルーマウンテンの雑学まとめ

人気なのは日本だけ!"ブルーマウンテン"は有名コーヒー豆じゃない?という雑学まとめ

今回はコーヒーについての雑学をご紹介した。

「ブルーマウンテン」の80%以上を日本が輸入していることは意外であったが、それ以上に「ブルーマウンテン」が日本人向けに作られていたことの方が意外だった。と同時に、日本がほとんどを買い占めている理由にも納得できた。

最高級品「ブルーマウンテン」、なかなか愛飲する機会はないだろう。ただ、もしコーヒー豆「ブルーマウンテン」を飲む機会があれば、はるか中米のジャマイカから運ばれてきた豆たちをじっくりと堪能したい。

ガリガリさん
ブルーマウンテンは、苦み・酸味・甘み・コクのバランスがいいのが特徴なんだ。日本じゃ『コーヒーの王様』なんて呼ばれることもあるしな。
ぷよぷよくん
そうなんだ。今度お店で見つけたら飲んでみようっと。

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