世代によってはとっても馴染みがあるスポーツ、ボウリング。流行はあるけれど、いつの時代も一定以上の人気があり、最近では女子のプロリーグである「Pリーグ」なんかも注目された。
そんな人気スポーツの1つであるボウリング、実際にボウリング場に遊びに行くと、ふとしたときに気になってしまうことがある。
貸し出し用のボウリングシューズだ。マイボールやマイシューズをもっていないライトユーザーからすると非常にありがたいものだが…レンタルシューズって派手すぎないか?
筆者の近所にあるボウリング場では1足300円で借りることができるが、水色をベースにピンクやホタル光の黄色が使われており、派手すぎて正直ダサいといつも思っていた。デートで履いていくとなるとかなり恥ずかしいレベルだ。
そこだけかと思っていたら、他のボウリング場に行っても、デザインは違えどやっぱり派手だ。派手でない所もあったが、かなりデザインがダサいものが多い気がする。ということは何か理由があるのか? 今回の雑学ではボウリング場のレンタルシューズの謎を調べてみた。
【スポーツ雑学】ボウリング場のレンタルシューズが派手な理由とは?
【雑学解説】ボウリングシューズがダサいのは盗難防止が理由!
調べてみてかなり驚いた。盗難防止が理由だったとは…。たしかにあのデザインの靴を盗もうとする人はあまりいないと思うが、そもそも普通のデザインだったとしてもボウリングシューズを盗もうとする人がいるのだろうか? 少し自意識過剰ではないかと疑ってしまう。
でも実際に、昔はけっこういたらしいぞ。そもそも日本にボウリングが渡ってきたのは意外と古く、文久元年(1861年)に日本初のボウリング場が長崎に開設されたが、爆発的なブームとなったのは1970年前後。
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筆者もまだ生まれていないが、このときの人気はかなりすごいものだったらしい。プロの試合にはTV中継が入り、ボウリングウェアは最先端のファッション、女子プロボウラーはアイドル並みの人気があった。
もちろんボウリング場は大人気となり、全国に3500か所以上(今の4倍以上)もあったそうだが、そうなるとレンタルシューズの盗難が全国で相次いだ。
そこで、盗難防止のためにレンタルシューズは派手でダサいものにした。なんかとっても悲しい理由だな…。
勘違いしてほしくないが、レンタルシューズすべてに当てはまるわけではない。普通のデザインのボウリング場ももちろんあるし、下の動画のようにレンタルでなければかっこいいデザインのシューズはたくさんあるぞ。
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【追加雑学】ボウリングシューズの底がツルツルな理由とは?
少し動画のなかでも説明されていたが、ボウリングシューズの靴底はなんであんなにツルツルしているのだろうか? 素人的な考えだと、滑らないほうが投げる力がしっかりボールに伝わる気がするが…
実は、投げるときに軸足を滑らせることでバランスを保ち、体に負担がかからないようになっているそうだ。あんなに重いボールを投げているのだから納得の理由だ。
しかし、これは軸足に対しての話となる。本来蹴り足の靴底はあまり滑らないようになっているのだが、レンタルシューズは左右どちらが軸足になってもいいように両方とも滑るようになっている。
レンタルシューズでよく転ぶのはこのためだったのか(えっ、筆者だけじゃないよね!?)
雑学まとめ
今回の雑学はいかがだっただろうか。ボウリングのレンタルシューズが派手なのは、少し悲しい理由だったが、逆にいえばそれくらい人気があるスポーツだったということだ。
それにしても、レンタルでなければボウリングシューズって意外と安いみたいだし、デザインもかっこいいな。動画のシューズなら10回くらいボウリング場に行けばもとがとれそうだから、購入を検討してみてもいいかもしれない。
でも、マイシューズをもってるのにスコアが低かったらめちゃめちゃカッコ悪いから注意しよう!
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