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世界一パンを食べるのは!?パンの消費量・国別ランキング

パンの消費量・国別ランキングの雑学

あなたは日々、どのぐらいパンを食べているだろうか。朝食はトーストを食べるという人もいれば、お昼は手軽なパンで済ます人など、日本人にとっては、それこそサッと済ませたいときに食べるもののイメージが強いのでは?

なかには無類のパン好きで、「自分はそんなおまけ程度には思っていない!」という人もいるかもしれない。お気に入りのパン屋さんがあったり、自分でもパン作りをするようなこだわり派がいることもたしかだ。

しかしそういう人たちにしても、消費量トップクラスの国々の事情を見れば認識がまた変わるだろう。世界トップの消費量は、日本のパン好きは足元にも及ばないレベルだぞ!

【食べ物雑学】パンの消費量・国別ランキング

1位のトルコは3食をパンだけで済ませる勢い。3~5位の国々はパン生地を使った本場料理がある。

【雑学解説】1位のトルコは日本の10倍の消費量。

1位のトルコは日本の10倍の消費量についてのトリビア

年間、1人辺りのパン消費量をランキングにすると、以下のような国々が上位に食い込んでくる。

  • 1位・トルコ…168kg
  • 2位・チリ…86kg
  • 3位・フランス…58kg
  • 4位・ロシア…57kg
  • 5位・イタリア…55kg

トルコの圧倒的な消費量にまず驚かされるが、単純に重量で表されてもピンと来ない人が多いかもしれない。参考例を挙げておくと、日本で売られている食パン1斤がだいたい340~500gだ。

間をとって400gと考えると、1位のトルコでは1人が年間420斤…毎日1斤以上は食パンを食べている計算になる。それって3食を食パンだけで済ませる勢いではないか…?

また5位のイタリアで考えると年間138斤。だいたい2~3日で1斤を食べきる計算だ。これはパンを食べるのが習慣になっていればそれほどでもないような気もする。

ちなみに日本は世界10位の16.8kg。トルコの人たちは我々の10倍はパンを食べていると考えると、やはりとんでもない。

ところで、ランキングを眺めていて3~5位に関してはなんとなくイメージ通りという人が多いだろう。

フランスはフランスパンが有名だし、ロシアはなんといってもおふくろの味として、家庭料理のピロシキがある。そしてイタリアもピザやフォッカチャなど、パン生地を使った本場の食べ物が目白押しだ。

気になるのはやはり1位のトルコ、2位のチリだが…。

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チリではワインに合うアリューリャやマラケタが人気

チリではワインに合うアリューリャやマラケタが人気というトリビア

マラケタ

実はチリの人は朝も夜もおやつも、毎食のようにパンを食べる習慣がある。その成り立ちにはチリがワインの名産地ということが関係しているようだ。ワイン好きなら、チリ産に安くておいしいものがたくさんあることもよく知っているのでは?

チリではそのワインと相性バツグンのアリューリャや、マラケタというパンが主食のように食べられている。

ただ飽くまで「主食のように」というだけで、パンと同様に米やイモなどもよく食べるのがチリ人の性質。何が主食かなんて特に決まっていない…というのが実情らしい。

要は選り好みをせず、パンでも米でもなんでも食べるということ。それなら主食のように食べていても、トルコの半分ほどの量なことにも納得がいく。…それにしても多いのだが。

そういった文化のせいか、チリは中南米ではトップクラスの肥満率も誇っている。食べるのが好きな国民性は素敵だと思うが、ちょっと心配になってくるぞ…。

トルコではパンに「食事」という意味の名前が付いている。屋台を巡っての食べ歩きにも最適!

トルコではパンに「食事」という意味の名前が付いている。屋台を巡っての食べ歩きにも最適!というトリビア

エキメッキ

1位のトルコこそ、パンが主食として食べられている国である。代表的なエキメッキというパンにはそのまま「食事」という意味の名前が付けられているほど。フランスパンのようにサクッとした生地で、なかはしっとりと、なんにでも合う主食らしい味わいが特徴だ。

なるほど…正真正銘の主食というなら、米やパスタなども食べるその他の国と大差が付くことも当然である。そして主食がパンの国は案外トルコだけなのかも? というのも興味深い発見だ。

エキメッキのほかにも、ドーナツのような形でゴマをまぶしたシュミットというパンも人気が高い。トルコといえばケバブやトルコアイスの屋台が並んでいるイメージがあるが、同様にこのシュミットを売っている屋台も多いというぞ。

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以下の動画のサンドイッチに使われているパンがエキメッキである。これは食べ応えがありそう! パンなら食べ歩きもしやすいし、そういった点もトルコの屋台文化にピッタリな食材だといえる。

【追加雑学】19世紀~20世紀初頭はフランス・イタリアの消費量がトップクラス

今でこそ3位・5位という順位になっているが、19世紀~20世紀初頭のフランス・イタリアではトルコの比じゃないぐらいのパンが消費されていた。その量は現在の約5倍というから、それこそパンしか食べないぐらいのノリである。

消費量の減少はシリアルなどの登場により、その食文化が変化したことが原因なのだとか。

「ほぼパンしか食べていないのでは?」といって、16世紀のフランス女王、マリー・アントワネットの「パンがなければお菓子を食べればいいじゃない」というセリフを思い出した。このセリフも、当時はそれだけパンが重宝された食べ物だったということではないか。

なんし現代はそれだけ選択肢が増えたということで、これらの国々のパンの消費量の減少は、豊かになったことを表すものだといえる。

雑学まとめ

世界のパン事情を辿ると、圧倒的な消費量を誇るのは主食としてパンを食べるトルコ、それに次いで、名産のワインによく合うパンがおいしいチリ、その後にパン生地を使った本場料理が有名な国々が続く。

日本にもかなりパン文化が浸透しているとはいえ、食べられているパンは飽くまで日本流だ。現地の事情を知ると、なおさら本場の国々のパンを味わってみたくなる。

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