皆さんは囲碁や将棋をたしなむことはあるだろうか。一見、ご年配の方が遊ぶような地味なゲームというイメージがあるが、近年ではコンピュータAIと人間が真剣勝負するなどして、ネット上では一躍ブームとなった。かくいう筆者も、将棋に関してはそれなりに自信がある程度には趣味にしている。
そんな囲碁や将棋を遊ぶための木製の台。いわゆる「碁盤」や「将棋盤」を見たことがあるだろうか。プロも使っている本格使用の品はかなり高値なので、そうはお目にかかれない。
筆者も実際に遊ぶときは安物の木の板を使っているので実物は見たことがないのだが、「碁盤」や「将棋盤」の裏には怖い言い伝えがある。
その血なまぐさい話は身の毛もよだつ話なので、皆さんにも知ってもらうべく今回の雑学に簡単にまとめてみた。ぜひ最後まで読んでほしい。
【歴史雑学】囲碁盤や将棋盤の裏には血なまぐさい言い伝えがある
【雑学解説】囲碁盤や将棋盤の裏には「血だまり」という凹みがある
本格的な囲碁盤や将棋盤というのは、分厚いブロック状の木にマス目が描かれたものが一般的だ。重たいその盤を裏返すと、そこには四角形の凹みがある。この凹みがなんのためにあるかというと、なんと生首を置くためにあるという言い伝えがあるのだ。
囲碁盤や将棋盤の裏にある凹みは通称「血だまり」、その由来は囲碁や将棋ならではの説がある。経験者の人はなんとなくわかると思うが、囲碁や将棋はいかに相手を追い詰めるかという思考ゲーム。はたから見ているとつい「もっとこうした方がいいのに」と口を出したくなってしまう。
しかし、これは現代においてもタブー。古くは勝負の最中に余計な口出しをした人の首を切り落としたという話がある。そしてその首をさらすために作られたのが「血だまり」というわけだ。
実際にそのようなことが行われたかは定かではないが、昔はそれだけ囲碁や将棋で真剣勝負をしていたというわけである。
ただ、現代でもしっかり作られている「血だまり」だが、技術的には盤のバランスを取るためだったり、コマを盤に置いたときの音の響きをよくするためだったり、と様々な説がある。この血なまぐさい言い伝えを信じるかどうかはあなた次第というわけだ。
もし、実際に囲碁や将棋をたしなんでいたり、これから始めようと考えている人はぜひ実物を確認してみてほしい。
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【追加雑学】囲碁盤や将棋盤の目は日本刀で作られている
さて、囲碁盤や将棋盤の裏にまつわる話を紹介したが、盤を製作する上では日本伝統の職人技が使われているのでぜひ紹介したい。なかでも囲碁盤や将棋盤のマス目がどのように作られているかを解説しよう。
一般的には安物でも高級品でも黒のラインで描かれているマス目だが、職人が作っている高級品はなんと日本刀でそのラインを引いているのだ。その様子が以下の動画でうかがえるので、ぜひ見てほしい。
うるしを日本刀につけてキレイな直線を引くとは驚きの技術である。そもそも日本刀が真っ直ぐなのだから、誰でもできるのでは? と思うかもしれないが、日本刀は切れ味を増すように背中が反るように角度がついている。素人が真似をしてもキレイに直線を引くことは難しいだろう。
日本の職人技はたびたび話題となるが、囲碁や将棋などの身近な趣味においてもその技術が生かされていることに感謝して遊びたいものである。
雑学まとめ
今回は囲碁盤や将棋盤にまつわる雑学を紹介した。身近な趣味として遊んでいるゲームにこんな怖い話があったとは驚きである。もしかしたら古い囲碁盤や将棋盤には、本当になにかの怨念やたたりがついているのかも…と考えたら夜も眠れないので、筆者が盤を購入するときは新品にしようと思う。
ちなみに囲碁も将棋もやってみるととても奥が深くて面白いゲームなので、今まで興味がなかった人もこの機会にルールを覚えてみてほしい。
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