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ヤバい量。カフェイン中毒で死んでしまうコーヒーの量は?

カフェイン中毒で死んでしまうコーヒーの量に関する雑学

コーヒーやエナジードリンクに含まれるカフェインに、眠気を飛ばしてくれる覚醒作用があることは誰もが周知するところだ。しかし覚醒するということは言い換えれば血流を速くする、つまり心臓に負担がかかるということでもある。

常識を超えた範囲で摂取すればめまいや嘔吐、過呼吸といった急性中毒の症状が現れ、最悪の場合は死に至るケースもあるというぞ! とはいえ、徹夜の仕事や試験勉強など、どうしてもカフェインに頼らざるを得ないシーンはあるものだ。

いったいどのぐらいの量なら問題がなくて、どれぐらい飲めば危険なのか? 実例も挙げながら迫っていこう。

【食べ物雑学】カフェイン中毒で死んでしまうコーヒーの量は?

成人男性の場合、1時間で1グラム摂れば中毒・5グラムで致死量に達する。コーヒーならマグカップ9杯で中毒・40杯で致死量。

【雑学解説】異常な摂取量がないと急性中毒にはならないが、実例は少なからずある

異常な摂取量がないと急性中毒にはならないが、実例は少なからずあるというトリビア

2017年に行われた日本中毒学会の調査によると、急性カフェイン中毒で搬送された患者の数は2011年からの5年間で101人、うち7人が心停止、3人は死亡という結果が出ている。

年間にして20人というと、コーヒーやエナジードリンクをがぶ飲みする人の量と比較して、やはり稀な症状だ。

具体例を見ても「短時間でエナジードリンク3本、栄養ドリンク1本を立て続けに飲んだ」など、発症にかなり極端な摂取量が必要なことがわかる。

死亡に至った例だと「自殺目的でカフェインの錠剤を200錠以上服用した」「エナジードリンクを立て続けに飲んでいて、死後の解剖ではカフェインの錠剤も見つかった」など、誰が見ても危険だとわかるレベルだ。

では具体的に中毒や死に至る摂取量はどのぐらいなのか? 体格なども関係してくる以上これも一概にはいえないが、成人男性の場合は以下のような説がある。

  • 中毒…1時間に1グラム以上の摂取
  • 死亡…1時間に5グラム以上の摂取

またカフェインを含む飲料の代表例を挙げると、以下のようになる。

  • コーヒー マグカップ1杯(200ml)…0.12グラム
  • エナジードリンク(モンスターエナジー)1本(355m)…0.14グラム
  • ウーロン茶 ペットボトル1本(500ml)…0.1グラム

つまりコーヒーなら1時間に9杯飲めば中毒、40杯以上飲めば致死量に達する計算になる。エナジードリンクなら7缶で中毒、35缶で致死量といった感じか。小柄な女性などの場合、さらに少ない量でも中毒や死に至る可能性がある。

いずれも異常な量に感じるが、調査結果にも出ているように実際にこの量を飲んでしまう人もいるのだ。ちなみに錠剤は1粒で0.1グラムほど。1時間で10粒飲めば中毒と、用法を守らないと危険なことは一目瞭然である。

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【追加雑学】常用すると効果が薄れることが異常な摂取量に繋がる

常用すると効果が薄れることが異常な摂取量に繋がるというトリビア

中毒になってしまうほどのカフェインを一度に摂取する人が少なからずいることには、カフェインを常用していると、徐々にその効果が薄れてくることが関係している。

そもそも人がリラックスしたり、眠くなったりするのは、脳からの「体が疲れている」というサインだ。カフェインの覚醒効果は、そのサインを促すアデノシンという脳内物質をブロックすることで得られるものである。

つまり一時的な誤魔化しにはなっても、それで体の疲れが取れるわけではない。常にその効果が得られては危険なので、常用していれば脳もアデノシンがより働きやすいよう対応してくる。

そうやってカフェインの効き目が薄くなることで、摂取量を増やしていった結果、中毒に至る人が出てくるのだ。

また急性中毒にこそ至らないにしても、過剰に常用していると、カフェインが脳内にあることが当たり前になるので、摂取しないとイライラするなどの禁断症状も現れる。よっぽどでなければ中毒にはならないといっても、やはり許容量はわきまえておくべきだ。

ちなみに食品安全委員会の資料によると、成人男性で1日0.4グラムが安全なカフェイン摂取量とされている。コーヒーならマグカップ3~4杯分だ。

飲み過ぎているかな? と感じる人はこれを基準に摂取量を見直してみてはいかがだろう。

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雑学まとめ

ヤバい量。カフェイン中毒で死んでしまうコーヒーの量についての雑学まとめ

急性中毒に至るカフェインの摂取量は、コーヒーでいえば1時間にマグカップ9杯分。死亡するケースだと40杯と、普通ならとても飲めるような量ではない。

しかし常用していると覚醒作用が効きにくくなることや、効率よく摂取できる錠剤が出回っていることが重なって、致死量に至ってしまうケースもたしかにある。

眠気覚ましで頼るにしても、飽くまで応急処置だと捉えておくことが大切だ。

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