みんな大好きなカニ。カニ缶は手軽に食べられ、お値段も手頃だ。そんなカニ缶だがあの白い紙は何だろうと気になったことはないだろうか? 汁漏れを防ぐため? それとも見栄えを良くするためなのか…。
一時期カニ缶にはまり、酒のあてに食べていたので、よく見たあの白い紙。今回の雑学ではそんなカニ缶の白い紙の謎に迫りたいと思う。
【食べ物雑学】カニ缶に入ってる紙の役割とは?
【雑学解説】カニ缶の紙がカニを守る!
カニの身は缶詰の鉄分に触れると、黒く変色する恐れがある。
なぜならカニの身には硫黄分が含まれており、硫化鉄になってしまうからだ。カニの身に硫黄分が含まれているというのは、少し意外な気がするかもしれないが、他にもエビやホタテなどでも同じような現象が起きるらしい。
【追加雑学①】カニ缶の紙で高級感
あの紙の正体は、「酸性パーチ」・「硫酸紙」といわれるもので、化学変化を防ぐ役割がある。
どう変化を防ぐのかというと、先ほど述べたとおりカニの変色を防いだり、ガラスが発生するのを防ぐ。実のところ、現在は技術の進歩によりカニの身は黒くならないらしいが、カニ缶の紙で高級感を演出している部分もある。
うーむ。たしかに、あの白い紙で包まれていると何だか特別なものをいただいている気分になってくる。ちょっとした贅沢気分を味わえる、それがカニ缶なのだ。
【追加雑学②】実はたくさんあるカニ缶の種類
ひとえにカニ缶といっても、様々な種類があることをご存知だろうか? 老舗中の老舗、マルハニチロを見てみよう。
- たらばがに
- まるずわいがに
- べにずわいがに
- カニみそ入りカニ肉
ざっと挙げるだけでもこれだけあるのだ。しかし「まるずわいがに」とは聞きなれない名前ではないか? あの「べにずわいがに」と何か違うのだろう。
「まるずわいがに」はアンゴラやナミビアなどの南アフリカで捕れるものでオオエンコウガニといい、いわゆるズワイガニとは別物なのだ。
ネットでもとても希少価値がある・美味しいと評判だ。フレーク状でそのまま料理に使えるので、ぜひ一度お試しあれ!
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【追加雑学③】カニ缶で炊き込みご飯【動画】
忙しい奥様必見! カニ缶を使った簡単炊き込みご飯をご紹介しよう。
使用するものはカニ缶とめんつゆ、塩ととてもお手軽に炊き込みご飯を作ることができる。これなら忙しくても簡単に作れるので、お料理が苦手な人でも簡単に炊き込みご飯が作れるぞ!
カニ缶の雑学まとめ
何となく紙が敷いてあるだけなのかと思っていたが、実はこのようなわけがあったのだ。私もあの紙を剥がすのが面倒だなとは思っていたが、カニちゃんを美味しくいただくためなら致し方あるまい。
ご紹介したカニ缶の炊き込みご飯もぜひ試してみてほしい。これなら簡単に作れるうえに、見た目も豪華だぞ!
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