肉・魚

なぜ値段が違う?ウナギとアナゴの違いは?

雑学カンパニー編集部

雑学カンパニーは「日常に楽しみを」をテーマに、様々なジャンルの雑学情報を発信しています。

ウナギ不足の救世主のアナゴがどんな魚なのかに関する雑学

左:ウナギ 右:アナゴ

香ばしい煙に甘辛いタレの匂い…屋外でもよく焼かれているウナギ! 夏になると食べたくなる、土用丑の日の風物詩だ。日本人にとってウナギ神話は根強く、夏バテ予防にウナギを食べるという風習が昔からある。

しかし最近では、一部輸入品をのぞいて国産ウナギの値段はまさに「ウナギのぼり」。そんな中、ウナギのかわりに注目を集めているのが「アナゴ」だ。筆者は寿司のネタぐらいのイメージしかないが、アナゴがどんな魚か…みなさんはご存知だろうか? 

今回はそんなアナゴについての雑学を紹介していくぞ!

【食べ物雑学】ウナギ不足の救世主?アナゴってどんな魚なの?

ぷよぷよくん
ウナギとアナゴって見た目は似ているけど、味は違うよね。ほかにもなんか違いがあるの?
ガリガリさん
両方ともウナギ目の生き物で、素人が味や見た目でウナギと区別するのはむずかしいぜ。ただし、生態や栄養素には差があるんだ。

【雑学解説】実はウナギよりアナゴの方が種類が多い

ウナギはウナギ目ウナギ科、アナゴはウナギ目アナゴ科。分類上かなり近い魚類である。

ウナギは世界的に見て19種類が確認されており、そのうち食用とされるのは4種。対するアナゴは食用・観賞用あわせて、なんと150種類以上いるというから驚きである。ちなみに日本人が口にする食用アナゴは、主にマアナゴという種類だ。

ウナギもアナゴも深海で生まれて日本近海までやってくる。そこからウナギは産卵をひかえた雌だけが川をのぼってくるが、アナゴは一生海の中だ。こうした生態からも、川で採れる天然ウナギがいかに貴重か分かるだろう。

見た目の違いをあげると、ウナギは下あごが出ていてアナゴは上あごが出ている、またアナゴは体の側面に斑点がある…くらいなもの。体の色も生息地によって変わるので、色で明確に判断するのは難しいそうだ。

栄養価は断然ウナギの方に軍配が上がる。スタミナ源になるビタミンAはアナゴの5倍近く、さらに脂質も約2倍。当然カロリーもウナギの方が高く、その他各種栄養素もアナゴより高い。値段に見合うだけの価値はあるということだ。

ぷよぷよくん
栄養素にここまで違いがあるから値段にも差があるの?
ガリガリさん
値段の違いにはほかの理由があるんだぜ。

スポンサーリンク

【追加雑学①】値段が段違いなのはどうして?

ウナギもアナゴも生まれる場所は赤道に近い深海だ。そのため養殖がとても難しく、天然ものに頼らざるを得ない。特にウナギは、稚魚である「シラスウオ」の漁獲量が近年になって激減。国際自然保護連合の絶滅危惧種に指定されている。

日本人はとにかく「土用丑の日はぜったいウナギ!」といったウナギ神話が根強い。希少価値の高さ需要の高さが拍車をかけて、ウナギの値段は上がる一方なのだ。

アナゴはどうなのかというと、こちらも実は近年、漁獲量が激減しており、過去22年間のデータで換算すると74%減というとんでもない結果が出ている。ところが日本ではウナギほどの需要がないので、安く入手できるのである。

かば焼き1人前で比較してみると、ウナギは1000~3000円程度。対するアナゴは500~1000円程度だ。どちらも輸入物は値段が抑えられるとはいえ、アナゴの方がやはり安い。

栄養価などの違いはあっても、どちらも品薄であることは同じ。人気があるかないかでここまでの差が出るとは…。

ぷよぷよくん
両方とも希少価値がある魚なのに…なんだかアナゴがちょっと可哀想…

【追加雑学②】ここが肝心!もっとも気になる味の差はあるのか

ウナギとアナゴの料理方法を考えれば、味の差は一目瞭然だ。ウナギはうな丼やかば焼きなどの調理法が多い。逆に油っぽい天ぷらにすることはまずないだろう。対するアナゴは淡白な味を活かして、天ぷらや甘い煮切りしょう油などで食すことが多い。

脂質がアナゴの2倍もあるウナギの場合、そのコッテリした味わいを活かした料理が合う。そしてアナゴはあっさりしているので、油っぽい料理にもバッチリということだ!

ガリガリさん
アナゴの天ぷらはウナギのかば焼きに引けを取らないほど絶品だよな。
プロも間違えている…ウナギとアナゴの食べ比べ実験動画がおもしろすぎ

そんなウナギとアナゴの味の差を食べ比べた実験動画を発見した。食のプロでさえ、どちらが使われているかを間違えるのだ…。両者の味の違いは、味付けで十分にカバーできるといえる。

ぷよぷよくん
アナゴにはアナゴの良さがあるから、ウナギの代価品としてじゃなくってアナゴ自体も見直されたらいいのになぁ…

雑学まとめ

アナゴについての雑学、いかがだっただろうか。

値段絶滅危惧種であることを考慮して、丑の日はウナギばかりにとらわれず、アナゴを食べるのもいいだろう。筆者も先日スーパーで国産アナゴを買って天ぷらにしたところ、たいへん美味だった。

たしかに栄養価はウナギの方が高いが、アナゴにはウナギに負けないあっさりした味わいがある。ウナギの脂っこさが苦手な人にもまた、おすすめできる一品だ。

ガリガリさん
そういえば、宮島に行ったときに食べた『あなごめし』は美味かったな。
ぷよぷよくん
たしか、宮島って江戸時代からアナゴの名産地だよね。…あぁ、今日は久しぶりにアナゴを食べたくなってきたよ…じゅるり…

いま読まれている記事

  • この記事を書いた人

雑学カンパニー編集部

雑学カンパニーは「日常に楽しみを」をテーマに、様々なジャンルの雑学情報を発信しています。