健康

産後うつ対策にはこの食材!アミノ酸+抗酸化物質でメンタル改善へ

雑学カンパニー編集部

雑学カンパニーは「日常に楽しみを」をテーマに、様々なジャンルの雑学情報を発信しています。

アミノ酸と抗酸化物質でメンタルが強くなるかも!という雑学

皆さんは身体だけでなく、心も健康だろうか? 心の健康を意味する言葉で、メンタルヘルスという言葉がある。仕事に関する悩みやストレスを感じる人が増えており、このメンタルヘルスが非常に重要視されるようになった。

メンタルヘルスをキープするには、運動や睡眠などのいくつかの方法があるが、今回は、食事でメンタルが強くなる方法についての雑学を紹介しよう。身近な食品でメンタル強化ができるかもしれない。

【人体雑学】アミノ酸と抗酸化物質でメンタルが強くなる!

ダヴィンチさん
科学者くん、食品で心が健康になるかもしれないんだよ。
科学者くん
ええ~!そんなこと本当に可能なんですか?
ダヴィンチさん
アミノ酸と抗酸化物質でメンタルが改善するのではないかという研究が行われ、なんと実際に効果があったんだ。

【雑学解説】アミノ酸と抗酸化物質を一緒に摂ると精神的に強くなる

アミノ酸と抗酸化物質を一緒に摂ると打たれ強くなる可能性についてのトリビア

比較的簡単にメンタルの改善に役立つ方法がある。それは、アミノ酸と抗酸化物質を一緒に摂るというものだ。

トロント大学が、アミノ酸と抗酸化物質を同時に摂取した場合のメンタル改善効果を検証した研究がある。この実験では、産後のサプリメント摂取が抑うつに効果があるのか調べたものである。出産直後の18歳~45歳の健康な妊婦さん41名を対象にして、2つのグループに分けて行われた。

ちなみに、出産直後の妊婦さんを対象にしたのは、出産後に起こるホルモンバランスの変化で、気分が不安定になりやすいからである。

  1.  アミノ酸(トリプトファン2gとチロシン10g)抗酸化物質(アントシアニン12%含有のブルーベリーパウダー4g)を混ぜたものを飲むグループ
  2.  何も飲まないグループ

その結果、1.のアミノ酸と抗酸化物質を飲んだグループは、5日後にメンタルが打たれ強くなっていたのだ。

科学者くん
5日で効果が出たんですか?!それやすごいや!!

もちろん、何もない平常時は、どちらのグループも大差はなかったのだが、意図的に参加者が暗い気持ちになるように働きかけた場合、1.のアミノ酸と抗酸化物質を飲んだグループは、気持ちが沈まなかったようだ。

手軽にメンタル改善をするなら、アミノ酸と抗酸化物質を飲む方がおすすめかもしれない。サプリは苦手という人も、食べ物で摂取できるので安心してほしい。

  • トリプトファン ⇒ 卵・大豆製品・肉類・玄米・バナナ・ブロッコリー・大根など
  • チロシン ⇒ チーズ・ナッツ類・大豆製品・バナナなど
  • アントシアニン ⇒ ベリー類・ぶどう・いちご・なすびなど

なんと、トリプトファンとチロシンは、同じ大豆製品やバナナで摂れてしまうのだ。ありがたい。

つまり、毎日の食事に納豆や豆腐を加えて、デザートにブルーベリーやいちごを食べれば、簡単に必要なアミノ酸と抗酸化物質が摂れてしまう。

これは、かなりお手軽なメンタル改善方法といえるだろう。ぜひ試してみてほしい。

ダヴィンチさん
このほかにも、『SMILES』というストレスに強くなれる食事方法もあるよ。ストレスを抱えやすい人はぜひ下のページも参考にしてみてね。

おすすめ記事

ストレスに強くなる食事法に関する雑学
ストレスに強くなる食事法"SMILES"!強靭なメンタルを作れッ!

続きを見る

スポンサーリンク

【追加雑学①】トリプトファンは快眠にも役立つ

トリプトファンは快眠にも役立つというトリビア

トリプトファンは、睡眠の質を高めてくれるメラトニンというホルモンの原料となる。正確には、トリプトファンは神経伝達物質のセロトニンを作り、そのセロトニンがメラトニンを作ってくれるのだ。

トリプトファン ⇒ セロトニン ⇒ メラトニン

メラトニンは夜になると分泌量が増えていき、深部体温を下げるなどの働きをして、私たちを快眠に導いてくれる。そのため、質の良い睡眠ができるのだ。

この原料となるトリプトファンは、人間の体内で生成できない必須アミノ酸なので、食事で摂らなければならない。

また、トリプトファンが脳内に到達し、メラトニンが分泌されるまでにはある程度の時間が必要なので、朝食で摂る方が快眠には効果的である。朝食に卵焼き・納豆・バナナなどを加えると、摂りやすいだろう。

ちなみに、途中で作られるセロトニンは、メンタルを安定させる働き日中の覚醒を促す働きがある。

科学者くん
ボク、朝はトーストを食べることが多いけど、明日からはお母さんにバナナも準備してもらおうっと!

おすすめ記事

"甘いものを食べると元気が出る"理由とは?1日にどのくらい食べていい…?

続きを見る

【追加雑学②】チロシンはやる気アップにも効果的

チロシンは、ドーパミンやノルアドレナリンなどのやる気を上げてくれるホルモンの原料となる。そのため、チロシンを摂取するとやる気や集中力がアップし、仕事や勉強がはかどるようになるのだ。

最近、気分がモヤモヤしていてなんだかやる気が出ないと感じている人は、チーズ・納豆・バナナなどを食べて、チロシンを補充しよう。

ダヴィンチさん
私は研究中のおやつにチーズを食べているよ。

【追加雑学③】アントシアニンは脳の働きも良くなる

アントシアニンには、脳を守る作用があるだけでなく、脳の神経成長因子を増やして、脳の働きを良くしてくれる効果もある。

もちろん、食べてすぐに頭が良くなるわけではないが、継続的に摂取することで効果が期待できるので、デザートにブルーベリーを加えてみることをおすすめする。

ダヴィンチさん
アントシアニンは青紫色の天然色素だから、ブドウや紫キャベツなんかも食事に取り入れるといいね。

雑学まとめ

アミノ酸+抗酸化物質が効果アリの可能性!身近な食材でメンタル改善へ。についての雑学まとめ

今回は、アミノ酸と抗酸化物質の組み合わせでメンタルが強くなる雑学についてご紹介した。

身近な食品を意識的に組み合わせることで、メンタルが強化されることがわかった。最近、気分が落ち込んでいる・やる気が出ない・鬱気味かもと感じている人は、ぜひ試してみてほしい。

ちなみに私は、毎朝納豆とブルーベリーを食べるようにしている。特別自覚があるわけではないが、改めて振り返ってみると、昔に比べて気分が落ち込むことが減ったかもしれない。

そう考えると、継続的に摂取することが大切だと思うので、毎日の食事に取り入れやすいものを選んでみるのが良いだろう。

ダヴィンチさん
心の健康も体の健康も、日々の積み重ねが大事なんだ。それには、栄養バランスのとれた食事ももちろん重要だよ。
科学者くん
そうなんですね~。お母さんがいつもごはんの準備をしてくれているけど、自分でも体のことをしっかりと考えていきたいです!

いま読まれている記事

  • この記事を書いた人

雑学カンパニー編集部

雑学カンパニーは「日常に楽しみを」をテーマに、様々なジャンルの雑学情報を発信しています。