どうやら身近なものに危険は潜んでいたらしい。果物の種の中にはなんと、毒のあるものが存在するみたいだ。
毒といっても2、3個種を摂取しただけでは、ほとんど影響は出ないので安心して欲しい。とはいえ体に良くないものであることはたしかなので、なるべく食べないように気をつけたい所だ。種は出来るだけ、食べる前に取り除いておくことが望ましい。今回はそんな果物の種についての雑学を紹介していく。
【食べ物雑学】果物の種を食べるのは危険?
【雑学解説】果物の種の中には食べてはいけないものがある
果物の種の中で食べてはいけないものは、以下の2つだ。
- チェリー
- りんご
これらの食べ物の種は小さいので、間違えて飲み込んでしまう人も多いだろう。気をつけないといけない。
チェリーの種
チェリーの種の中には、実は青酸配糖体(極めて強い毒性のある化合物のこと)が含まれていることがあるらしい。
チェリーの種を食べると、お腹が痛くなる可能性もあるということだ。しかも青酸配糖体はビタミンCと一緒に摂取すると、毒性が強まる危険性もあるという。
もちろん大量に食べたら、健康に多大な被害を及ぼすことになるかもしれない。いずれにしても、食べない方が良いということである。
チェリーの種に関しては、間違えて食べてしまうことは少ないだろう。問題はりんごの種だ。
りんごの種
りんごの種にも同じく青酸配糖体が含まれている。りんごの種は小さいのでうっかり食べてしまう可能性はある。
りんごの種は間違えて食べないように、しっかりと取り除いておこう。りんごの丸かじりは種まで食べてしまう恐れがあるため、芯を残して食べるほうが無難だ……。
【追加雑学①】逆に食べても大丈夫な果物の種
では逆に、食べても大丈夫な果物の種とは一体なんだろう。食べても問題のない種は以下のものだ。
- メロン
- スイカ
- ぶどう
- キウイ
- レモン
- オレンジ
- ライム
- いちご
これらの種は食べても大丈夫とはされている。スイカの種などは1粒も食べないなんて無理にも程があるし、毒性があったら絶対に困る。
だがこれらの種も別に100%安全という訳でもなく、やはり食べないにこしたことはない。種だけをたくさん食べるとか、そういうことはしないで欲しい。
種に多量な栄養が含まれていると書かれているサイトもあるが、それらの中には根拠のないサイトもある。基本的に種は、そのまま食べると消化されずに排泄されてしまうようだ。
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【追加雑学②】他にもたくさん!?食べると毒になるもの
どうやら食べると毒になるものは、以外とたくさんあるようだ。果物の種以外にも下記のものは食べてはいけないとされている。
- ウナギの血
- プチトマトの葉
- ナスの実以外
ウナギの血
ウナギ血は、口に入ると炎症などが引き起こされることがある。ウナギの血にはイクシオヘモトキシンという毒が含まれているからだ。ウナギを食べるときはしっかりと血を取り除かないといけない。
プチトマトの葉
プチトマトの葉には、トマチンというアルカロイド(植物に備わっている塩基性化合物のこと)が含まれている。トマチンとは、トマト自身が虫に食われないために放出している成分のことだ。これは虫ではなく人間が食べても被害を及ぼす。
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ナスの実以外
ナスにいたっては、実の部分以外全て食べてはいけない。実以外は毒があり、食べた結果ろれつが回らなかったり、意識が朦朧とした例もあったらしい。
このように身近なものには、割と食べてはいけないものがたくさんある。自分でウナギを捌いたり、プチトマトやナスを栽培するときは、これらの毒に注意しなくてはいけない。
雑学まとめ
いかがだっただろうか。本雑学記事では、食べてはいけない果物の種について紹介した。
まさか食べてはいけない種がりんごやチェリーなど、スーパーに良く売られている身近なものだとは衝撃的だった。
そして他にも食べると毒になるものが存在するとは……。
みなさんも果物の種は食べないように注意して欲しい。基本的に種は食べたところで良いことはないのでしっかりと取り除こう。
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